Pontaポイントは、日常生活のさまざまなシーンで貯めて使える、非常に便利な共通ポイントサービスです。提携先の多さやauの各種サービスとの連携により、意識して活用することで驚くほど効率的にポイントを貯めることが可能です。しかし、「どうすればもっとお得に貯められるのか」「貯めたポイントの最適な使い道は何か」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。
この記事では、Pontaポイントの基本から、今日から実践できるお得な貯め方12選、さらにポイントの価値を最大化する使い方まで、網羅的に解説します。auユーザーはもちろん、そうでない方も必見の情報を凝縮しましたので、ぜひ最後までご覧いただき、あなたのポイ活(ポイント活動)を一段と充実させてください。
目次
Pontaポイントとは
まずはじめに、Pontaポイントの基本的な仕組みや特徴について理解を深めましょう。Pontaポイントがどのようなポイントサービスなのかを知ることで、この後の貯め方や使い方の解説がよりスムーズに頭に入ってきます。
1ポイント=1円から使える共通ポイント
Pontaポイントは、株式会社ロイヤリティ マーケティングが運営する共通ポイントプログラムです。「共通ポイント」とは、特定の企業や店舗だけでなく、提携しているさまざまなジャンルのお店やサービスで、共通して貯めたり使ったりできるポイントのことを指します。
この仕組みの最大のメリットは、ポイントが分散せず、一つに集約しやすい点にあります。例えば、コンビニで貯めたポイントを、後日カフェで使ったり、ネットショッピングの支払いに充当したりできます。日常生活のあらゆる消費活動が、Pentaポイントという一つの資産に集約されていくイメージです。
Pontaポイントの基本的な価値は「1ポイント=1円」です。提携店での支払いの際に「Pontaポイントでお願いします」と伝えれば、1ポイントを1円として、まるで現金のように利用できます。この分かりやすさが、初心者でも気軽にポイ活を始められる理由の一つです。
ローソンをはじめとするコンビニ、ケンタッキー・フライド・チキンなどの飲食店、ゲオのようなエンタメ系店舗、さらには電力やガス、通信といった生活インフラに至るまで、Pontaポイントが利用できるシーンは非常に多岐にわたります。この幅広い提携ネットワークこそが、Pontaポイントの大きな強みと言えるでしょう。
ポイントの有効期限は最終利用日から1年間
ポイントを貯める上で最も気になるのが「有効期限」です。せっかく貯めたポイントも、気づかないうちに失効してしまっては元も子もありません。
Pontaポイントの有効期限のルールは非常にシンプルでユーザーフレンドリーです。通常ポイントの有効期限は、「最終のポイント加算日」または「最終のポイント利用日」から1年間と定められています。
これはつまり、年に1回でもPontaポイントを貯めるか、使うかのアクションを起こせば、その時点から有効期限が1年間延長され、保有している全てのポイントの期限が更新されることを意味します。日常的にPonta提携店やauのサービスを利用している方であれば、実質的に有効期限を気にすることなくポイントを貯め続けられます。
この「最終利用日」に含まれるアクションは以下の通りです。
- 提携店でPontaカードを提示してポイントを貯める
- 提携店でポイントを使って支払いをする
- au PAYなどの決済でPontaポイントを貯める
- Pontaポイントを他のサービス(JALマイルなど)に交換する
- Ponta PLAYなどのコンテンツでポイントを獲得する
このように、ポイントを失効させないためのハードルは非常に低いと言えます。ただし、長期間利用がない場合や、ポイントを貯める専門で全く使わないといった場合には注意が必要です。定期的にポイント残高と有効期限を確認する習慣をつけておくと、より安心です。なお、キャンペーンなどで付与される「期間限定ポイント」は、このルールの対象外となり、個別に設定された有効期限が適用されるため、別途確認が必要です。
Pontaカードの入手・登録方法
Pontaポイントを貯めたり使ったりするためには、まず会員になる必要があります。会員になるための方法は大きく分けて2つ、「プラスチックカード」を入手する方法と、「デジタルPontaカード」を発行する方法があります。
1. プラスチック製のPontaカードを入手する
従来からある物理的なカードです。以下の提携店の店頭で、店員に「Pontaカードを作りたい」と伝えることで、その場で無料発行してもらえます。
- ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100
- ゲオ
- 昭和シェル石油
- ヒマラヤスポーツ
- B&Dドラッグストア
- など
カードを受け取ったら、必ず「PontaWeb」での会員情報登録を行いましょう。カードを入手しただけでは、ポイントを貯めることはできても、使うことができません。紛失時の再発行手続きのためにも、情報登録は必須です。登録はスマートフォンやパソコンから簡単に行えます。
2. デジタルPontaカードを発行する
スマートフォンアプリ上で表示・利用できるバーコード式の会員証です。財布からカードを出す手間が省け、スマホ一つで完結するため非常に便利です。以下のアプリから簡単に発行できます。
- Pontaカード(公式)アプリ: Pontaポイントの残高確認やキャンペーン情報のチェックなど、Ponta関連機能が集約されています。
- au PAY アプリ: auユーザーでなくても利用できる決済アプリ。au PAYでの支払いやポイント確認がスムーズに行えます。Pontaポイントを貯める上で中心的な役割を果たすため、インストールを強くおすすめします。
アプリをダウンロードし、画面の指示に従って必要情報を入力すれば、すぐにデジタルPontaカードが発行されます。すでにプラスチックカードを持っている場合は、その情報をアプリに連携させることも可能です。
どちらの方法で始めても問題ありませんが、Pontaポイントのポテンシャルを最大限に引き出すためには、auの各種サービスとの連携が鍵となります。そのため、特にこだわりがなければ、au PAYアプリからデジタルPentaカードを発行し、そのままau IDとの連携を済ませてしまうのが最も効率的なスタート方法と言えるでしょう。
Pontaポイントのお得な貯め方12選
ここからは、いよいよ本題であるPontaポイントのお得な貯め方を具体的に12種類、ご紹介します。基本的な方法から、少し応用的なテクニックまで幅広く解説するので、ご自身のライフスタイルに合ったものから取り入れてみてください。
① 提携しているお店やサービスで貯める
最も基本的で分かりやすい貯め方が、Ponta提携店での会計時にPontaカード(またはアプリのデジタルPontaカード)を提示する方法です。
これは「ポイントカードの提示で貯める」という、ポイ活の王道パターンです。特別な準備は必要なく、ただ会計時にカードを見せるだけでポイントが貯まります。
基本的な還元率は、多くの店舗で100円(税抜)または200円(税抜)ごとに1 Pontaポイントです。例えば、ローソンでは時間帯によって還元率が異なり、0:00~15:59は200円(税抜)ごとに1ポイント、16:00~23:59は200円(税抜)ごとに2ポイントが付与されます。(参照:ローソン公式サイト)
主な提携店には以下のような場所があります。
- コンビニ: ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100
- 飲食店: ケンタッキー・フライド・チキン、すき家、はま寿司
- エンタメ: ゲオ
- ガソリンスタンド: 昭和シェル石油
- 家電量販店: ジョーシン
- 百貨店: 高島屋
これらの店舗を日常的に利用する方は、会計時のPontaカード提示を習慣化するだけで、着実にポイントを積み重ねられます。
② au PAYでの支払いで貯める
Pontaポイントを効率的に貯める上で欠かせないのが、KDDIが提供するスマホ決済サービス「au PAY」の活用です。
au PAY(コード支払い)を使って支払いをすると、支払い金額200円(税込)ごとに1 Pontaポイントが貯まります。これはPontaカードの提示で貯まるポイントとは別に加算されるため、大きなメリットがあります。
例えば、Ponta提携店であるローソンでau PAYを使って支払った場合、
- Pontaカード提示: 200円(税抜)ごとに1~2ポイント
- au PAY決済: 200円(税込)ごとに1ポイント
となり、ポイントの二重取りが可能になります。
さらに重要なのは、au PAYはPonta提携店でなくても、スーパーやドラッグストア、飲食店、ネットショッピングなど、非常に多くのお店で利用できる点です。つまり、au PAYを使うことで、Pontaポイントが貯まる場所が飛躍的に広がるのです。auユーザーでなくてもau PAYは利用できるため、Pontaポイントを貯めたいすべての人におすすめの決済方法です。
③ au PAY カードやau PAY ゴールドカードで貯める
au PAYの利便性をさらに高めるのが、クレジットカードである「au PAY カード」と「au PAY ゴールドカード」です。
カード種類 | 年会費 | 基本還元率 | 主な特典 |
---|---|---|---|
au PAY カード | 実質無料※ | 100円(税込)で1ポイント(1.0%) | au PAYへのチャージで1.0%還元、au PAYマーケットで最大7%還元など |
au PAY ゴールドカード | 11,000円(税込) | 100円(税込)で1ポイント(1.0%) | au携帯料金の最大10%還元、au PAYへのチャージで2.0%還元、空港ラウンジ無料など |
※au PAY カードの年会費は1,375円(税込)ですが、年に1回以上のカード利用(au PAYへのチャージ含む)があれば翌年度無料となります。(参照:auフィナンシャルサービス公式サイト)
これらのカードの最大の強みは、au PAYへのチャージと組み合わせることで、ポイントの三重取りが実現できる点にあります。
【ポイント三重取りの具体例(au PAY カードの場合)】
ローソンで400円(税抜)の買い物をした場合
- au PAY カードからau PAYへチャージ: 400円チャージで 4ポイント (1.0%還元)
- Pontaカードを提示して会計: 2~4ポイント (時間帯による)
- au PAYで支払い: 400円支払いで 2ポイント (0.5%還元)
この場合、合計で8~10ポイントを獲得でき、還元率は2.0%~2.5%にも達します。
特にau PAY ゴールドカードは、年会費がかかるものの、auの携帯電話料金の支払いで最大10%(通信料金1,000円(税抜)ごとに100ポイント)が還元されるなど、auのサービスを多用するユーザーにとっては年会費を上回るメリットがあります。自分のライフスタイルやauサービスの利用状況に合わせて、最適なカードを選ぶことがポイント最大化の鍵です。
④ au PAY マーケットでの買い物で貯める
「au PAY マーケット」は、KDDIグループが運営する総合ショッピングモールです。食料品や日用品から、ファッション、家電まで幅広い商品を取り扱っています。
このau PAY マーケットでの買い物は、Pontaポイントを大量に獲得する絶好の機会です。通常の買い物でもポイントは貯まりますが、「買い得メンバーズ」というプログラムを活用することで、還元率を大幅にアップさせられます。
「買い得メンバーズ」は、au PAY マーケットでの前月の購入金額や、特定のサービス(au PAY カード利用、auスマートパスプレミアム加入など)の利用状況に応じて還元率が変動する仕組みです。条件をクリアしていくことで、最大で15%以上の還元も目指せます。
また、貯まったPontaポイントを「Pontaポイント(au PAY マーケット限定)」に交換すると、ポイントが1.1倍や1.5倍に増量されるキャンペーンが定期的に開催されます。この増量したポイントを使って買い物をすれば、実質的により少ないポイントで商品を手に入れられるため、非常にお得です。日用品などをau PAY マーケットに集約することで、ザクザクとポイントが貯まっていくでしょう。
⑤ ポイントサイト経由で貯める
「ポイントサイト」とは、そのサイトを経由してネットショッピングをしたり、クレジットカードを発行したり、アンケートに答えたりすることで、独自のポイントがもらえるサービスです。そして、その貯めたポイントをPontaポイントに交換できます。
一手間かかりますが、特に高額な買い物やサービスの申し込みをする際には、ポイントサイトを経由するだけで数千~数万ポイントを獲得できることもあるため、見逃せない方法です。
モッピー
株式会社セレスが運営する、会員数1,000万人を超える国内最大級のポイントサイトです。案件数が非常に豊富で、ショッピング、旅行予約、資料請求、無料会員登録など、あらゆるジャンルが揃っています。1ポイント=1円の分かりやすいレートで、Pontaポイントへも手数料無料で交換可能です。初心者がまず登録するべきポイントサイトの一つと言えます。
ハピタス
株式会社オズビジョンが運営するポイントサイトで、特にネットショッピングの還元率が高いことで人気があります。独自の「お買い物あんしん保証」があり、万が一ポイントが付与されなかった場合でも保証してくれる制度が整っているため、安心して利用できます。「ポレット」というプリペイドカードにチャージして利用することも可能です。
Powl
株式会社テスティーが運営する、スマートフォンアプリを中心としたポイ活サービスです。簡単な二択アンケートやチャット形式のアンケート、歩数計機能など、スキマ時間で手軽にコツコツとポイントを貯められるのが特徴です。高額案件よりも、日々の積み重ねでポイントを貯めたい方に向いています。
これらのポイントサイトで貯めたポイントをPontaポイントに集約することで、さらにポイントの貯まるスピードを加速させることができます。
⑥ auの公共料金や通信サービスで貯める
毎月必ず発生する固定費の支払いでPontaポイントが貯まるのは、非常に大きなメリットです。auは電力、ガス、通信といった生活インフラサービスを提供しており、これらの利用料金に応じてポイントが貯まります。
auでんき・都市ガス for au
現在契約している電力会社やガス会社から「auでんき」「都市ガス for au」に切り替えることで、毎月の利用料金に応じてPontaポイントが貯まります。還元率は料金プランによって異なりますが、例えば「auでんki」の場合、電気料金に応じて最大5.0%のポイントが還元されます。(参照:au公式サイト)
手続きはオンラインで完結し、工事なども不要な場合がほとんどです。一度切り替えてしまえば、あとは何もしなくても毎月自動でポイントが貯まり続けるため、非常に効率的な貯め方です。
auの携帯電話利用料金
auのスマートフォンや携帯電話を利用している場合、その月額利用料金1,000円(税抜)ごとに10 Pontaポイントが貯まります。
さらに、この支払いを「au PAY ゴールドカード」に設定すると、通常のカード決済ポイント1%に加えて、特典として9%が上乗せされ、合計で最大10%のPontaポイントが還元されます。(ゴールドカード特典の還元上限などの条件は公式サイトでご確認ください)auユーザーであれば、この組み合わせは最強のポイント獲得方法の一つと言えるでしょう。
⑦ Ponta PLAYのゲームやクイズで貯める
「Ponta PLAY」は、Pontaの公式サイト「PontaWeb」内で提供されている、無料で遊べるゲームやコンテンツの総称です。
- Pontaクイズ: 毎日出題されるクイズに正解するとポイントがもらえます。
- Pontaドリル: 計算問題や英単語クイズなどをクリアするとポイントが貯まります。
- Pontaゲームファーム: 作物を育てて収穫するとポイントに交換できます。
- 各種ミニゲーム: 簡単なゲームをプレイすることで、スタンプやポイントがもらえます。
一つ一つの獲得ポイントは1ポイント程度と少額ですが、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を使って、楽しみながらコツコツとポイントを貯められるのが魅力です。これらのコンテンツを毎日こなすことで、ポイントの有効期限を延長させる効果もあります。
⑧ Pontaリサーチのアンケート回答で貯める
「Pontaリサーチ」は、Ponta会員向けに提供されているアンケートサービスです。簡単なアンケートから、少し長めの本格的なアンケートまでさまざまあり、回答することでPontaポイントを獲得できます。
最初に性別、年齢、職業などの属性情報を詳しく登録しておくと、自分に合ったアンケートが届きやすくなります。獲得できるポイントはアンケートのボリュームによって数ポイントから数百ポイントと幅がありますが、自分の意見や経験が社会の役に立ち、同時にお小遣い稼ぎにもなる一石二鳥のサービスです。
⑨ 他社のポイントから交換して貯める
普段の生活でPontaポイント以外のポイントを貯めている場合、それらのポイントをPontaポイントに交換して一つにまとめることができます。ポイントが分散して使い道に困っている場合に有効な手段です。
交換可能な主要なポイントプログラムには以下のようなものがあります。
交換元ポイント | 交換レート | 備考 |
---|---|---|
リクルートポイント | 100P → 100P | リクルートカード利用者におすすめ |
dポイント | 5,000P → 5,000P | ドコモユーザー向け(手数料250P必要) |
Oki Dokiポイント(JCB) | 200P → 800P | JCBカードのポイント |
永久不滅ポイント(セゾン) | 200P → 900P | セゾンカードのポイント |
※交換レートや手数料、最低交換ポイント数は変更される可能性があるため、各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
このように、複数のサービスで貯まったポイントをPontaに集約することで、大きな買い物や特典交換に使いやすくなります。
⑩ auカブコム証券の投資信託で貯める
資産運用をしながらPontaポイントを貯める方法もあります。「auカブコム証券」では、投資信託の月間平均保有残高に応じて、毎月Pontaポイントが付与されるプログラムがあります。
付与されるポイント数は保有している投資信託の種類や残高によって決まります。例えば、auカフコム証券が指定する特定のファンドであれば、より高いポイント付与率が設定されています。
投資には元本割れのリスクが伴いますが、どうせ投資をするのであれば、ポイントも一緒に貯まるサービスを選ぶのが賢い選択です。長期的な資産形成を目指しながら、毎月コツコツとポイントが貯まっていくのは嬉しい特典と言えるでしょう。
⑪ auじぶん銀行の利用で貯める
「auじぶん銀行」の利用もPontaポイントを貯める有効な手段です。「じぶんプラス」という優遇プログラムがあり、取引内容に応じて5段階のステージが設定されています。
給与の受け取り、口座振替、キャッシュレス決済、外貨預金などの取引を行うことでスタンプが貯まり、ステージが上がっていきます。ステージが上がると、ATM利用手数料や他行への振込手数料が無料になる回数が増えるだけでなく、ステージに応じて毎月Pontaポイントがプレゼントされます。
銀行取引は生活に必須の行為なので、メインバンクの一つとしてauじぶん銀行を活用することで、手数料を節約しつつ、自動的にポイントを貯めることが可能です。
⑫ ふるさと納税サイトで貯める
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで、自己負担額2,000円を除いた全額が所得税や住民税から控除され、さらに返礼品がもらえるお得な制度ですが、このふるさと納税でもPontaポイントを貯めることができます。
「au PAY ふるさと納税」という専門サイトを利用すれば、寄付額に応じてPontaポイントが還元されます。さらに、支払いにau PAYを利用したり、キャンペーンを活用したりすることで、還元率を上乗せすることも可能です。
税金の控除、魅力的な返礼品、そしてPontaポイントの獲得と、三重にお得な制度なので、まだ利用したことがない方はぜひ検討してみてください。
Pontaポイントをさらに効率的に貯めるコツ
ここまで12種類の貯め方を紹介してきましたが、これらの方法をより効果的に活用し、ポイント獲得を最大化するための「コツ」が存在します。以下の3つのポイントを意識するだけで、Pontaポイントの貯まり方が劇的に変わる可能性があります。
au IDとPonta会員IDを連携する
Pontaポイントを効率的に貯める上で、最も重要かつ必須の作業が「au IDとPonta会員IDの連携」です。これを済ませていないと、au関連サービスで得られるはずの多くのメリットを享受できません。
au IDとは、auの各種サービスを利用するために必要なIDで、auユーザーでなくても無料で作成できます。このau IDと、お持ちのPonta会員ID(Pontaカードの番号)を紐付けることで、初めて「au経済圏」の恩恵を受けられるようになります。
【ID連携による主なメリット】
- ポイントの合算: auの各種サービスで貯まるポイントがPontaポイントとして一本化され、管理しやすくなる。
- au PAYでの利用: au PAYの支払いでPontaポイントが貯まるようになり、また貯めたポイントをau PAY残高へチャージして使えるようになる。
- au PAY マーケットでの特典: ポイント増量交換など、au PAY マーケットのお得なプログラムが利用可能になる。
- auでんき・ガス等でのポイント付与: 生活インフラサービスの支払いでポイントが貯まるようになる。
ID連携は、PontaWebまたはMy auアプリから数分で完了します。まだ連携していない方は、今すぐにでも手続きを済ませることを強くおすすめします。この連携こそが、Pontaポイントを本格的に貯めるためのスタートラインです。
お得なキャンペーン情報をこまめにチェックする
Pontaポイントおよびau PAYは、他のポイントサービスと比較しても、非常に頻繁にお得なキャンペーンを実施しています。これらのキャンペーン情報を逃さずキャッチし、活用することがポイントを爆発的に増やすための鍵となります。
【主なキャンペーンの種類】
- 特定加盟店での還元率アップ: 「期間中、〇〇ドラッグストアでau PAYを使うとポイント最大20%還元!」といったキャンペーン。
- ポイント交換増量: Pontaポイントをau PAY マーケット限定ポイントに交換すると1.5倍になるなど。
- クーポン配布: ローソンなどで使える割引クーポンがau PAYアプリやauスマートパスプレミアム会員向けに配布される。
- 新規入会・利用キャンペーン: au PAY カードやauじぶん銀行などのサービスに新規で申し込むと、大量のポイントがもらえる。
これらの貴重な情報は、待っているだけでは手に入りません。以下の方法で、能動的に情報をチェックする習慣をつけましょう。
- PontaWeb公式サイト: 定期的にキャンペーンページを確認する。
- au PAY アプリ: アプリ内にキャンペーン情報の一覧があり、プッシュ通知をONにしておくと見逃しを防げる。
- 公式メールマガジン: Pontaやauから送られてくるメールマガジンに登録しておく。
買い物の直前に「何かキャンペーンはやっていないか?」とアプリを確認する一手間が、数ヶ月後、数年後のポイント残高に大きな差を生み出します。
auスマートパスプレミアム会員の特典を活用する
「auスマートパスプレミアム」は、月額548円(税込)でさまざまな特典が受けられるサブスクリプションサービスです。auユーザーでなくても加入できます。
エンタメ系の特典(映像見放題、音楽聴き放題、雑誌読み放題など)が有名ですが、実はPontaポイントを貯める・使う上でも非常に強力な特典が揃っています。
【auスマートパスプレミアムの主なポイント関連特典】
- 三太郎の日(毎月3日、13日、23日): au PAYでの支払いで特典があったり、特別なクーポンがもらえたりする。
- au PAY マーケットでの送料無料: 特定の店舗でのお買い物が送料無料になる。
- ローソンで使えるクーポン: 毎週のように、人気商品(コーヒー、スイーツなど)の割引クーポンがもらえる。
- 会員限定のポイント増量キャンペーン: 一般会員よりもお得な条件でキャンペーンに参加できることがある。
月額料金はかかりますが、これらの特典を頻繁に利用する方であれば、月額料金をはるかに上回るメリットを得られます。特に、au PAY マーケットをよく利用する方や、毎週ローソンに行く方、映画館で割引を受けたい方などは、加入を検討する価値が十分にあります。auスマートパスプレミアムは、Pontaポイント生活をより豊かに、よりお得にするためのブースターと考えることができるでしょう。
Pontaポイントのおすすめな使い方
効率的に貯めたポイントは、賢く使ってこそ価値があります。Pontaポイントには多様な使い道がありますが、中でもお得感の高いおすすめの使い方を7つ厳選してご紹介します。
提携店での支払いに使う
最もシンプルで分かりやすい使い方が、Ponta提携店での支払いに充当することです。「1ポイント=1円」として、1ポイント単位で利用できるため、端数の支払いや少額の買い物に気軽に使えるのが魅力です。
レジで「ポイントで支払います」と伝え、Pontaカードまたはアプリのバーコードを提示するだけで利用できます。現金を使わずに買い物ができ、財布の中の小銭を減らすのにも役立ちます。日々の小さな節約を積み重ねたい方におすすめの基本的な使い方です。
au PAY残高にチャージする
貯めたPontaポイントを「au PAY残高」にチャージする方法は、汎用性が非常に高く、おすすめの使い方です。
1ポイント=1円として、100ポイント単位でチャージが可能です。この方法の最大のメリットは、Pontaポイントの利用範囲を、Ponta提携店からau PAY加盟店全体へと大幅に拡大できる点にあります。
Pontaポイントのままでは使えないスーパーやドラッグストア、飲食店、オンラインストアなどでも、au PAYの支払いを通じて間接的にPontaポイントを使えるようになります。ポイントの使い道に困ることがなくなり、現金同様の利便性を手に入れられます。
ローソンのお試し引換券に交換する
Pontaポイントの価値を最大限に高めたいなら、ローソンの「お試し引換券」への交換が最もおすすめです。これは、少ないポイントで特定の商品(新商品のお菓子やドリンク、アルコール類など)と交換できる、非常にお得な制度です。
例えば、定価160円のドリンクが70ポイントで、定価250円のお菓子が120ポイントで交換できるなど、1ポイントの価値が1.5倍から、時には3倍以上になることも珍しくありません。
引換券は、ローソン店内に設置されている「Loppi(ロッピー)」端末、またはローソン公式アプリから発行できます。人気商品はすぐに発券上限に達してしまうため、引換券の発行が開始される日時(公式サイトやアプリで告知されます)をチェックし、早めに交換するのがコツです。この使い方をマスターすれば、Pontaポイントの真の力を実感できるでしょう。
JALのマイルに交換する
旅行が好きな方にとっては、Pontaポイントを「JAL(日本航空)のマイル」に交換するのも魅力的な選択肢です。
基本的な交換レートは 1 Pontaポイント → 0.5 JALマイル です。つまり、2 Pontaポイントで1マイルに交換できます。(参照:PontaWeb公式サイト)
一見するとポイントの価値が半減するように見えますが、マイルの価値は使い方によって大きく変わります。特に、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換する場合、1マイルあたりの価値が数円から10円以上になることもあります。少ないポイントで豪華な旅行を実現できる可能性があるため、夢のある使い方と言えるでしょう。
Ponta特典交換で商品やギフト券に交換する
PontaWebの「特典交換」ページでは、貯めたポイントをさまざまな商品やギフト券、他社ポイントなどに交換できます。
- 商品: 家電、キッチン用品、グルメ、日用品など、カタログギフトのように豊富なラインナップから選べます。
- ギフト券: 高島屋商品券やケンタッキーフライドチキンのKFCカードなど、特定の店舗で使えるギフト券に交換できます。
- 体験チケット: レジャー施設の入場券や食事券など、コト消費に使えるチケットもあります。
ただし、商品によっては市場価格と比較して交換レートが割高な場合もあるため、交換前によく確認することが大切です。現金では買いにくい特別な商品を手に入れたい場合や、プレゼントを選びたい場合に活用するのがおすすめです。
auカブコム証券でポイント投資に使う
貯めたポイントを使って、将来のための資産形成を始めることもできます。「auカブコム証券」では、Pontaポイントを1ポイント=1円として、投資信託やプチ株®(単元未満株)の購入代金に充当できます。
現金を使わずに投資を始められるため、「投資に興味はあるけれど、自分のお金を使うのは少し怖い」と感じている投資初心者にとって、最初の第一歩を踏み出す絶好の機会となります。ポイントで購入した投資信託や株式が値上がりすれば、利益は現金として引き出すことも可能です。眠っているポイントを「働かせる」ことで、新たな資産を生み出す可能性がある、非常に賢い使い方です。
auの利用料金の支払いに充当する
auのスマートフォンやインターネット回線などを契約している場合、貯めたPontaポイントを毎月の利用料金の支払いに充当できます。
1ポイント=1円として、1ポイント単位で利用でき、My auから簡単に手続きが可能です。毎月必ず発生する固定費をポイントで支払うことで、家計の負担を直接的に、かつ確実に軽減できます。特に大きな買い物の予定がなく、ポイントの使い道に迷った場合には、この方法で通信費を節約するのが堅実で間違いのない選択と言えるでしょう。
Pontaポイントが貯まる・使える提携店の一例
Pontaポイントの魅力は、なんといってもその提携ネットワークの広さにあります。ここでは、日常生活のさまざまなシーンでPontaポイントが貯まる・使える提携店の一部をカテゴリ別にご紹介します。ここに挙げた以外にも多くの提携店がありますので、詳しくはPontaWeb公式サイトでご確認ください。
コンビニ・スーパー
毎日のように利用するコンビニやスーパーでポイントが貯まるのは非常に便利です。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
ローソン | ○ | ○ |
ナチュラルローソン | ○ | ○ |
ローソンストア100 | ○ | ○ |
ライフ | ○ | ○ |
成城石井 | ○ | ○ |
飲食店・カフェ
ランチやディナー、カフェでの休憩時間にもPontaポイントを活用できます。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
ケンタッキー・フライド・チキン | ○ | ○ |
すき家 | ○ | ○ |
はま寿司 | ○ | ○ |
ピザハット | ○ | ○ |
ドトールコーヒーショップ | ○ | ○ |
エクセルシオール カフェ | ○ | ○ |
ドラッグストア・家電量販店
日用品や化粧品、高額な家電製品の購入でもポイントが貯まります。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
トモズ | ○ | ○ |
ココカラファイン | ○ | ○ |
ジョーシン | ○ | ○ |
ビックカメラ | ○ | ○ |
ソフマップ | ○ | ○ |
コジマ | ○ | ○ |
百貨店・ショッピングセンター
特別な日の買い物やファッションアイテムの購入にもPontaポイントが役立ちます。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
高島屋 | ○ | ○ |
AOKI | ○ | ○ |
ORIHICA | ○ | ○ |
レジャー・旅行サービス
休日のお出かけや旅行先でも、Pontaポイントの存在を忘れないようにしましょう。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
ゲオ | ○ | ○ |
ルートインホテルズ | ○ | ○ |
じゃらんnet | ○ | × |
ネットショッピング・サービス
オンラインでのサービス利用でもPontaポイントが貯まります。
提携店名 | ポイント付与 | ポイント利用 |
---|---|---|
au PAY マーケット | ○ | ○ |
ホットペッパーグルメ | ○ | ○ |
ホットペッパービューティー | ○ | ○ |
これらの店舗でau PAYを使って支払えば、さらにポイントが貯まることを覚えておきましょう。
Pontaポイントの注意点と残高確認方法
Pontaポイントを賢く活用するためには、いくつかの注意点を理解し、定期的に自分のポイント状況を把握することが重要です。
ポイントには有効期限があることを忘れない
前述の通り、Pontaの通常ポイントの有効期限は「最終のポイント加算または利用日から1年間」です。このルールのおかげで、定期的に利用していれば実質無期限で貯められますが、逆に言えば、1年間まったく利用がないと、貯めたポイントがすべて失効してしまいます。
特に、メインのポイントを他に持っていて、Pontaはたまにしか使わないという方は注意が必要です。忘れた頃に失効していた、という事態を避けるために、年に一度は少額でもポイントを使ったり、Ponta PLAYのゲームで1ポイントでも獲得したりといったアクションを意識的に行いましょう。
また、キャンペーンなどで付与される「期間限定ポイント」は、通常のポイントとは別に短い有効期限が設定されています。これらのポイントは有効期限が来ると自動的に失効してしまうため、優先的に使うように心がけましょう。
提携店によってポイント還元率が異なる
Ponta提携店であればどこでも同じようにポイントが貯まるわけではありません。ポイントの還元率は、提携店ごとに独自に定められています。
- 200円(税抜)で1ポイントの店舗(例:ローソン 0:00~15:59)
- 100円(税抜)で1ポイントの店舗
- 購入金額にかかわらず、1回の利用で〇ポイントといった固定制の店舗
など、さまざまです。また、税抜価格に対して付与されるか、税込価格に対して付与されるかも店舗によって異なります。
より効率的に貯めるためには、よく利用する店舗の還元率を把握しておくことが望ましいです。特に高額な買い物をする際は、どの店舗で購入するのが最もお得か、事前に比較検討する価値があります。
ポイント残高の確認方法
自分のPontaポイントが今どれくらい貯まっているのか、有効期限はいつまでなのかを把握するために、以下の方法で定期的に残高を確認しましょう。
PontaWeb(公式サイト)で確認する
Pontaの公式ウェブサイト「PontaWeb」にログインすると、現在のポイント残高を最も詳しく確認できます。
- 総保有ポイント
- 通常ポイント と 期間限定ポイント の内訳
- それぞれの有効期限
- ポイントの獲得・利用履歴
これらの情報を一覧で確認できるため、ポイント管理の基本となります。
au PAY アプリで確認する
au IDとPonta会員IDを連携させていれば、au PAY アプリのトップ画面で現在のポイント残高がすぐに表示されます。日常的にau PAYを利用している方にとっては、支払いのついでに手軽に残高をチェックできるため、最も便利な方法と言えるでしょう。
店頭のレシートで確認する
Ponta提携店でポイントを貯めたり使ったりした際に受け取るレシートにも、多くの場合、会計後のポイント残高が印字されています。買い物の直後にすぐに確認できる手軽さがありますが、期間限定ポイントの内訳など、詳細な情報は記載されていないことがほとんどです。あくまで簡易的な確認方法と捉えましょう。
Pontaポイントに関するよくある質問
最後に、Pontaポイントに関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。
Pontaカードはどこで作れますか?
Pontaカードを入手する方法は、主に2つあります。
- 提携店の店頭で受け取る: ローソン、ゲオ、昭和シェル石油などの提携店のレジで「Pontaカードを作りたいです」と申し出れば、その場で手数料無料でプラスチック製のカードを発行してもらえます。
- スマートフォンアプリで発行する: 「Pontaカード(公式)アプリ」または「au PAY アプリ」をダウンロードし、アプリ内で会員登録を行うと、すぐに使えるデジタルPontaカードが発行されます。お財布がかさばらず、スマホ一つで管理できるため、現在はこちらが主流の方法となっています。
どちらの方法でも、カードやデジタル会員証を入手した後に、必ずPontaWebで詳細な会員情報を登録することを忘れないでください。
Pontaポイントの基本的な還元率はどれくらいですか?
Pontaポイントの還元率は、ポイントを貯める方法によって異なります。
- 提携店でのカード提示: 多くの店舗で0.5%~1.0%です。具体的には「200円(税抜)につき1ポイント」または「100円(税抜)につき1ポイント」が一般的です。
- au PAY(コード支払い): 0.5%です。「200円(税込)につき1ポイント」が貯まります。
- au PAY カード(クレジットカード): 1.0%です。「100円(税込)につき1ポイント」が貯まります。
これらの方法は組み合わせることが可能です。例えば、Ponta提携店でau PAY カードからチャージしたau PAYで支払うと、「提示ポイント」+「決済ポイント」+「チャージポイント(カードによる)」のポイント三重取りが実現でき、合計の還元率を大幅に高めることができます。
Pontaポイントが使えない場合の原因は何ですか?
レジでPontaポイントを使おうとした際に「利用できません」と言われた場合、以下のような原因が考えられます。
- Ponta会員情報が未登録: カードを入手しただけで、PontaWebでの会員情報登録が完了していない状態です。この状態ではポイントを貯めることはできますが、使うことはできません。すぐにPontaWebで登録手続きを行いましょう。
- ポイントの有効期限切れ: 最終利用日から1年以上が経過し、ポイントが失効してしまっている可能性があります。PontaWebで有効期限を確認してみてください。
- au関連サービスでのID未連携: au PAY残高へのチャージやauの料金支払いなど、au関連サービスでポイントを使おうとしているが、au IDとPonta会員IDの連携が済んでいない場合です。My auなどから連携手続きが必要です。
- システムメンテナンス: まれに、Pontaや提携店のシステムがメンテナンス中で、一時的にポイント利用ができないことがあります。時間を置いて再度試すか、公式のお知らせを確認しましょう。
- 利用上限額の超過: 店舗によっては、1回の会計で利用できるポイントの上限や、1ヶ月に利用できるポイントの上限が定められている場合があります。
まずはPontaWebやau PAYアプリでご自身の登録状況やポイント残高を確認することが、問題解決の第一歩となります。