「どのクレジットカードを選べばいいか分からない」「JCBカードってよく聞くけど、実際どうなの?」
キャッシュレス決済が当たり前になった現代において、自分に合ったクレジットカード選びは、日々の生活をより豊かで便利にするための重要な鍵となります。数あるカードブランドの中でも、日本で生まれ、国内で絶大な信頼と利便性を誇るのが「JCBカード」です。
この記事では、JCBカードの基本的な特徴から、プロパーカードと提携カードの違い、持つべきメリット・デメリットまでを徹底的に解説します。さらに、年会費、ポイント還元率、特典など、様々な角度から厳選した2024年最新のおすすめJCBカード20選を詳しくご紹介。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルに最適な一枚が必ず見つかるはずです。後悔しないカード選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
JCBカードとは?国際ブランドとしての特徴
まずはじめに、JCBがどのようなクレジットカードブランドなのか、その基本的な特徴と他のブランドとの違いについて理解を深めていきましょう。JCBは単なる決済手段ではなく、日本ならではのきめ細やかなサービスと信頼性を兼ね備えた、独自の魅力を持つ国際ブランドです。
日本で生まれた唯一の国際カードブランド
JCBは「Japan Credit Bureau(ジャパンクレジットビューロー)」の頭文字を取ったもので、1961年に日本で設立された、唯一の国際カードブランドです。アメリカ発祥のVisaやMastercard、American Expressなどが世界市場を席巻する中、JCBは日本国内での利用しやすさを武器に成長を遂げ、今や世界中で利用できる決済ネットワークを築いています。
日本発祥であることの最大の強みは、日本の文化や消費者ニーズを深く理解したサービス展開にあります。国内の加盟店網は非常に広く、スーパーやコンビニ、デパートといった日常的な買い物から、公共料金の支払いやオンラインショッピングまで、あらゆる場面で不自由なく利用できます。
また、海外でトラブルに遭った際に日本語でサポートを受けられる「JCBプラザ」の設置や、日本人観光客に人気のエリアでの加盟店開拓など、手厚いサポート体制は海外旅行の心強い味方です。国内ブランドならではの安心感と信頼性は、JCBが長年にわたって多くのユーザーに選ばれ続けている大きな理由と言えるでしょう。
VisaやMastercardとの違い
クレジットカードの国際ブランドといえば、VisaやMastercardを思い浮かべる人も多いでしょう。JCBはこれらのブランドと何が違うのでしょうか。主な違いを比較表で見てみましょう。
項目 | JCB | Visa | Mastercard |
---|---|---|---|
発祥国 | 日本 | アメリカ | アメリカ |
世界シェア | 約1% | 約60% | 約30% |
主な特徴 | ・日本国内の加盟店網が充実 ・ディズニー関連の特典・キャンペーン ・手厚い海外旅行サポート(JCBプラザ) ・独自のポイントプログラム |
・世界No.1の加盟店数とシェア ・世界中どこでも使いやすい汎用性 ・タッチ決済の普及率が高い |
・世界No.2のシェアでVisaに次ぐ汎用性 ・特にヨーロッパ圏に強い ・コストコで利用可能(提携による) |
運営形態 | 決済機能の提供とカード発行(イシュア業務)を両方行う | 主に決済機能のライセンス提供に特化 | 主に決済機能のライセンス提供に特化 |
参照:The Nilson Report(2023年3月号)
表からも分かる通り、世界的な加盟店数やシェアではVisaやMastercardに及ばないものの、JCBには明確な強みがあります。
最大の違いは、運営形態にあります。VisaやMastercardは、自社でクレジットカードを発行せず、世界中の金融機関やカード会社に決済ネットワークのライセンスを提供する「ライセンサー」としての役割が主です。一方、JCBは決済ネットワークを提供するだけでなく、自社でも直接クレジットカードを発行する「イシュア」としての機能も持っています。これにより、JCBは自社ブランドの価値を高めるための独自のサービスや特典を直接提供できるのです。
例えば、後述する「プロパーカード」では、利用実績に応じてカードのランクが上がっていく仕組みや、質の高い保険、優待サービスが提供されます。これは、JCBが発行元として直接顧客と向き合っているからこそ可能な戦略です。
まとめると、世界中どこでも使える汎用性を最優先するならVisaやMastercard、日本国内での利用がメインで、質の高い独自サービスや手厚いサポートを求めるならJCB、という棲み分けができます。海外旅行へ頻繁に行く方は、VisaやMastercardをサブカードとして持っておくと、より盤石な体制を築けるでしょう。
JCBカードは2種類!プロパーカードと提携カードの違い
JCBブランドのクレジットカードは、発行元の違いによって「プロパーカード」と「提携カード」の2種類に大別されます。この違いを理解することは、自分に合ったカードを選ぶ上で非常に重要です。それぞれの特徴、メリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
JCBが直接発行する「プロパーカード」
プロパーカードとは、国際ブランドであるJCBが自社で直接発行しているクレジットカードのことです。「JCBオリジナルシリーズ」とも呼ばれ、JCBの純粋なサービスやブランド価値が凝縮されたカードと言えます。具体的には、「JCBカード W」や「JCBゴールド」などがこれにあたります。
項目 | プロパーカード | 提携カード |
---|---|---|
発行元 | 株式会社ジェーシービー | JCBと提携するカード会社(楽天カード、イオン銀行など) |
ステータス性 | 高い | カードによる(一般的にはプロパーに劣る) |
年会費 | 有料なものが多い(一部無料あり) | 無料なものが多い |
ポイントプログラム | Oki Dokiポイント | 発行会社独自のポイント(楽天ポイント、Vポイントなど) |
特典・サービス | JCB独自の保険、優待、サポートが中心 | 提携先の店舗やサービスでの割引・優待が中心 |
おすすめな人 | ステータスや信頼性、手厚いサポートを求める人 | 特定の店舗やサービスで集中的にポイントを貯めたい人 |
プロパーカードのメリット
プロパーカードを持つ最大のメリットは、そのステータス性と信頼性にあります。JCBが直接発行しているため、カードを持つこと自体が社会的な信用の証となり得ます。特に、一般カードからゴールド、プラチナ、そして最上位の「JCBザ・クラス」へとステップアップしていく過程は、多くのユーザーにとって一つの目標であり、所有する喜びを感じさせてくれます。
また、付帯サービスが非常に手厚いのも魅力です。充実した内容の海外・国内旅行傷害保険やショッピングガード保険はもちろん、空港ラウンジの無料利用、有名レストランでの割引優待、24時間対応のコンシェルジュサービス(プラチナ以上)など、JCBが提供する質の高いサービスを存分に活用できます。トラブル発生時もJCBが直接サポートしてくれるため、安心感が違います。
プロパーカードのデメリット
一方で、デメリットも存在します。まず、多くのプロパーカードは年会費がかかります。「JCBカード S」や「JCBカード W」のように年会費無料のカードもありますが、ゴールド以上のステータスカードになると1万円以上の年会費が必要です。その年会費に見合うだけの特典を自分が利用するかどうか、ライフスタイルと照らし合わせて検討する必要があります。
もう一つのデメリットは、基本的なポイント還元率が提携カードに比べて見劣りする場合があることです。プロパーカードの基本還元率は0.5%(1,000円で1 Oki Dokiポイント)が標準ですが、提携カードには1.0%を超えるものも少なくありません。ただし、後述する「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」の利用や「JCB STAR MEMBERS」のランクアップにより、還元率を高めることは可能です。
カード会社と提携して発行する「提携カード」
提携カードとは、JCBが航空会社、百貨店、スーパー、IT企業など、様々な業種の企業と提携して発行するクレジットカードです。カードの表面にはJCBのロゴと共に、提携企業のロゴが入っているのが特徴です。例えば、「楽天カード(JCB)」や「ANA JCBカード」などがこれに該当します。決済システムとしてJCBのネットワークを利用しつつ、サービス内容は提携企業が主体となって提供します。
提携カードのメリット
提携カードの最大のメリットは、特定のシーンにおける圧倒的なポイント還元率の高さです。例えば、楽天カード(JCB)を楽天市場で使ったり、イオンカードセレクト(JCB)をイオングループの店舗で使ったりすることで、通常よりもはるかに多くのポイントを獲得できます。自分の消費行動が特定の企業やサービスに集中している場合、提携カードは非常に効率的な選択肢となります。
また、年会費永年無料のカードが豊富な点も大きな魅力です。初めてクレジットカードを持つ人や、コストをかけずにサブカードを持ちたい人にとって、提携カードは手軽に始められる選択肢と言えるでしょう。
さらに、提携企業独自の特典が受けられるのもメリットです。航空会社提携ならマイルが貯まりやすく、流通系提携なら特定の日のお客様感謝デーで割引が適用されるなど、その企業ならではのサービスが用意されています。
提携カードのデメリット
提携カードのデメリットとしては、まずプロパーカードほどのステータス性は期待できない点が挙げられます。あくまで日常的な利用に特化したカードが多いため、TPOによってはプロパーカードの方が相応しい場面もあるかもしれません。
また、特典が提携先のサービスに特化しているため、そのサービスを利用しない人にとってはメリットが薄れてしまいます。例えば、特定のスーパーの提携カードを持っていても、引っ越しなどでそのスーパーが近くになくなってしまうと、カードの価値は大きく下がってしまいます。汎用性という点では、プロパーカードに軍配が上がると言えるでしょう。
「ステータスと総合的なサービスを求めるならプロパーカード、特定の場所でのお得を追求するなら提携カード」という基準で、どちらが自分のライフスタイルに合っているかを考えてみてください。
JCBカードを持つ6つのメリット
プロパーカードと提携カードの違いを理解した上で、次は「JCBカード」全体に共通するメリットを6つのポイントに絞って詳しく解説します。これらのメリットを知ることで、なぜ多くの人がJCBを選ぶのかが明確になります。
① ポイントが貯まりやすく使い道も豊富
JCBプロパーカードで貯まる「Oki Dokiポイント」は、一見すると基本還元率0.5%(1,000円ごとに1ポイント)と標準的ですが、実は工夫次第でどんどんポイントが貯まる仕組みが用意されています。
まず、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」という優待店で利用すると、ポイントが大幅にアップします。代表的なパートナー店とポイント倍率は以下の通りです。(※倍率は変動する場合があります)
- スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ: 最大20倍
- Amazon.co.jp: 3倍
- セブン-イレブン: 3倍
- メルカリ: 2倍
- ビックカメラ: 2倍
これらの店舗を日常的に利用する人であれば、ポイントは驚くほど速く貯まっていきます。
さらに、年間の利用金額に応じて翌年のポイント付与率がアップする「JCB STAR MEMBERS(JCBスターメンバーズ)」という制度もあります。例えば、年間100万円以上利用すると、翌年のポイントが最大50%アップします。
貯まったOki Dokiポイントは、1ポイント=3~5円相当の価値で、その使い道が非常に豊富な点も大きなメリットです。
- キャッシュバック: 1ポイント=3円でカード利用額に充当
- 各種商品と交換: 家電やグルメ、ディズニー関連グッズなど多彩な商品と交換
- 提携ポイントへの移行: ANAマイル、JALマイル、楽天ポイント、dポイント、nanacoポイントなどへ交換
- 支払いへの充当: Amazon.co.jpでの買い物に1ポイント=3.5円分として利用可能
- スターバックス カードへのチャージ: 1ポイント=4円分としてチャージ可能
このように、ポイントを貯める楽しみと使う楽しみの両方が充実しているのがJCBカードの魅力です。
② 日本国内の加盟店が多くて使いやすい
前述の通り、JCBは日本発の国際ブランドであるため、日本国内の加盟店ネットワークは他のブランドに引けを取らないほど充実しています。北は北海道から南は沖縄まで、デパート、スーパー、コンビニ、飲食店、ホテル、交通機関、病院など、生活のあらゆるシーンで「JCBカードが使えなくて困った」という場面はほとんどありません。
これは、クレジットカードを日常のメイン決済手段として使いたいと考えている人にとって、非常に重要なポイントです。どんなに高還元率で魅力的な特典があっても、肝心な時に使えなければ意味がありません。その点、JCBカードは「いつでもどこでも使える」という安心感を提供してくれます。
公共料金(電気、ガス、水道)や税金、携帯電話料金などの固定費の支払いにも対応しているため、これらの支払いをカードにまとめることで、効率的にポイントを貯めることも可能です。
③ 旅行傷害保険や海外でのサポートが手厚い
JCBカードは、旅行好きにとって心強い味方です。多くのカードに海外・国内の旅行傷害保険が付帯しています。カードの種類によって補償額や適用条件(自動付帯か利用付帯か)は異なりますが、万が一の病気やケガ、携行品の盗難などに備えることができます。
- 自動付帯: カードを持っているだけで保険が適用される
- 利用付帯: 旅行代金などをそのカードで支払うことで保険が適用される
特に注目すべきは、海外でのサポート体制です。JCBは世界約60ヵ所に、日本語対応可能な海外サービス窓口「JCBプラザ」および「JCBプラザ ラウンジ」を設置しています。
- JCBプラザ: 現地の観光情報案内、ホテルやレストラン、オプショナルツアーの予約代行、カードの紛失・盗難時のサポートなど、旅のあらゆる相談に対応してくれます。
- JCBプラザ ラウンジ: JCBプラザの基本機能に加え、フリードリンクやWi-Fi、PC、日本語新聞・雑誌の閲覧、荷物の一時預かりなど、ラウンジならではのくつろぎの空間を提供しています。(※一部ゴールドカード以上の会員限定)
言葉の通じない海外で、日本語で親身にサポートしてもらえる存在は、何物にも代えがたい安心感をもたらします。この手厚いサポートこそ、JCBが多くの旅行者に選ばれる理由の一つです。
④ ディズニー関連の特典やキャンペーンが充実
ディズニーファンにとって、JCBカードは必携のアイテムと言っても過言ではありません。JCBは東京ディズニーリゾート®のオフィシャルスポンサーであり、他社にはない独自の特典やキャンペーンを数多く展開しています。
- JCBマジカル: 毎年恒例のキャンペーンで、期間中の利用金額に応じて抽選で東京ディズニーリゾート®のパークチケットや、閉園後のパークを貸し切って行われるプライベート・イブニング・パーティーへの招待券が当たります。
- 各種キャンペーン: 時期によって、ディズニーホテルの宿泊券やオリジナルグッズが当たるキャンペーンが開催されます。
- Oki Dokiポイントでチケット交換: 貯まったOki Dokiポイントを、東京ディズニーリゾート®のパークチケットに交換できます。
- ディズニー・デザイン・カード: カード券面にディズニーキャラクターが描かれた、ファンにはたまらないデザインのカードも発行されています。
これらの特典は、JCBならではの特別な体験を提供してくれます。ディズニーが好きなら、JCBカードを持つメリットは非常に大きいでしょう。
⑤ お得なキャンペーンが頻繁に開催される
JCBは、既存会員・新規入会者向けに、年間を通じて多種多様なキャンペーンを実施しています。これらのキャンペーンをうまく活用することで、通常よりもはるかにお得にカードライフを送ることが可能です。
- 新規入会キャンペーン: 新規でカードを発行し、一定期間内に一定金額を利用すると、数千円から一万円以上のキャッシュバックが受けられるキャンペーンが常時開催されています。
- 利用促進キャンペーン: 「JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバック」のような大規模な還元キャンペーンや、特定の店舗での利用でキャッシュバック、抽選で豪華賞品が当たるキャンペーンなどが不定期に行われます。
- チケットJCB: コンサート、演劇、スポーツなど、様々なジャンルのエンターテイメントチケットを会員向けに先行販売したり、割引価格で提供したりするサービスです。
これらのキャンペーン情報は、会員向けサイト「MyJCB」やアプリで随時チェックできます。積極的に情報をキャッチし活用することで、JCBカードのメリットを最大限に引き出すことができます。
⑥ 高いセキュリティで安心して利用できる
キャッシュレス決済において、セキュリティは最も重要な要素の一つです。JCBは、利用者が安心してカードを使えるよう、多層的なセキュリティ対策を講じています。
- 本人認証サービス「J/Secure™(ジェイセキュア)」: インターネットショッピングの際に、パスワードやワンタイムパスワードによる本人確認を行い、第三者によるなりすましを防ぎます。
- 不正使用検知システム: 24時間365日、カードの利用状況をモニタリングし、不審な取引を検知した際には利用を一時的に保留し、本人に連絡する体制が整っています。
- 紛失・盗難補償: 万が一カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合でも、届け出た日から60日前にさかのぼって不正利用による損害額を補償してくれます。
- ICチップとタッチ決済: 偽造が困難なICチップの搭載はもちろん、カードを手渡す必要のないJCBのタッチ決済(コンタクトレス決済)は、セキュリティリスクを低減します。
これらの強固なセキュリティ対策により、私たちは日々安心してJCBカードでの支払いを行うことができるのです。
JCBカードの知っておきたい2つのデメリット
多くのメリットがある一方で、JCBカードには知っておくべきデメリットも存在します。これらを事前に把握し、対策を考えておくことで、より賢くカードを使いこなすことができます。
① 海外では使えないお店がある
JCBカード最大のデメリットとして挙げられるのが、海外における加盟店数の少なさです。世界シェアNo.1のVisaやNo.2のMastercardと比較すると、特に欧米の個人経営の小さなレストランやお土産物屋などでは、JCBのステッカーがなく、利用できない場面に遭遇することがあります。
せっかくの海外旅行で「このカードが使えない」という事態は避けたいものです。このデメリットへの最も効果的な対策は、JCBカードをメインカードとしつつ、サブカードとしてVisaかMastercardブランドのクレジットカードを一枚持っておくことです。年会費無料のカードも多いため、万が一に備えて二枚持ちしておけば、海外での決済に困ることはほぼなくなるでしょう。
ただし、日本人観光客に人気のエリア、例えばハワイ、グアム、韓国、台湾、タイなどでは、JCBの加盟店は非常に多く、キャンペーンも頻繁に実施されているため、不便を感じることは少ないです。また、近年はAmerican ExpressやDiners Club、Discoverといった他の国際ブランドとの提携を進めており、JCBが利用できる場所は世界的に拡大しつつあります。
② ステータス性の高いカードは年会費がかかる
JCBカードのメリットである手厚い特典や高いステータス性は、主に「JCBゴールド」や「JCBプラチナ」といった年会費のかかるプロパーカードに付随するものです。
- JCBゴールド: 11,000円(税込)
- JCBプラチナ: 27,500円(税込)
- JCBザ・クラス: 55,000円(税込)※招待制
これらの年会費は、決して安い金額ではありません。そのため、「年会費を支払ってでも、その特典を十分に活用できるか」を冷静に判断する必要があります。例えば、空港ラウンジを年に数回以上利用する、付帯する旅行保険で他の保険加入が不要になる、グルメ優待で年間数万円分の割引が受けられるなど、具体的な利用シーンを想定し、年会費以上の価値があると感じられる場合にのみ、ステータスカードを検討するのが賢明です。
年会費をかけたくない場合は、「JCBカード W」や年会費無料の提携カードを選べば、コストを気にすることなくJCBの基本的なメリットを享受できます。
後悔しない!自分に合ったJCBカードの選び方4つのポイント
数あるJCBカードの中から、自分にとって最高の一枚を見つけ出すための4つの選び方のポイントをご紹介します。このフレームワークに沿って考えれば、カード選びで失敗するリスクを大幅に減らすことができます。
① 年会費で選ぶ(無料か有料か)
最も分かりやすく、基本的な選択基準が「年会費」です。クレジットカードは大きく分けて「年会費無料」と「年会費有料」の2つに分類できます。
- 年会費無料のカードがおすすめな人
- 初めてクレジットカードを持つ人: まずはコストをかけずにカードの利便性を体験してみましょう。
- カードの利用頻度が低い人: たまにしか使わないのであれば、年会費は負担になります。
- サブカードとして持ちたい人: メインカードを補完する目的であれば、年会費無料が基本です。
- とにかくコストを抑えたい人: ポイント還元や特典よりも、維持費ゼロを重視する人。
- 該当カード: JCBカード W、楽天カード、PayPayカードなど
- 年会費有料のカードがおすすめな人
- 手厚い旅行傷害保険が欲しい人: 有料カードは補償額が高く、家族特約が付くこともあります。
- 空港ラウンジを利用したい人: ゴールドカード以上の多くは、国内主要空港のラウンジを無料で利用できます。
- ステータスを重視する人: 会食や接待の場で、ゴールドやプラチナカードは信頼感を与えます。
- コンシェルジュサービスなど、質の高いサービスを求める人
- 該当カード: JCBゴールド、JCBプラチナ、ANA JCBカードなど
年会費有料カードを選ぶ際は、その金額以上の価値(ベネフィット)を得られるかどうかを必ずシミュレーションしてみましょう。
② ポイント還元率で選ぶ
日々の支払いでどれだけお得になるかを決めるのが「ポイント還元率」です。しかし、単純に基本還元率の数字だけを見るのは禁物です。
注目すべきは、「自分がよく利用する場所で、どれだけ還元率がアップするか」という点です。
- 自分の消費行動を振り返る:
- ネットショッピングはどこをよく使うか?(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)
- よく行くコンビニやスーパーはどこか?(セブン-イレブン、イオン、ドン・キホーテなど)
- 携帯電話のキャリアはどこか?(ドコモ、au、ソフトバンクなど)
- 交通費(電車、飛行機)はよく使うか?
- 消費行動に合ったカードを選ぶ:
- Amazonヘビーユーザーなら → Amazon Mastercard
- 楽天市場でよく買い物するなら → 楽天カード
- セブン-イレブンやスターバックスをよく利用するなら → JCBカード W
- とにかくどこで使っても高い還元率がいいなら → リクルートカード
このように、自分のライフスタイルとカードの得意分野をマッチングさせることが、効率よくポイントを貯める最大のコツです。基本還元率の高さだけでなく、ポイントアップの対象となる店舗やサービスをしっかりと確認しましょう。
③ 付帯する特典やサービスで選ぶ
ポイント還元以外にも、クレジットカードには様々な特典が付帯しています。自分の趣味やライフスタイルに合った特典で選ぶのも、満足度の高いカード選びにつながります。
- 旅行が好きな人:
- 旅行傷害保険: 補償額、自動付帯か利用付帯か、家族特約の有無をチェック。
- 空港ラウンジ: 利用できる空港の範囲、同伴者の料金を確認。
- マイル: どの航空会社のマイルが貯まるか、交換レートは良いか。
- おすすめ: JCBゴールド、ANA JCBカード、JALカード(JCB)
- エンタメ・グルメが好きな人:
- 優待サービス: 特定のレストランで割引が受けられるか(例:JCBゴールドのグルメ優待)。
- チケット先行予約: 「チケットJCB」などのサービスがあるか。
- ディズニー特典: ディズニー関連のキャンペーンや特典の有無。
- おすすめ: JCBプロパーカードシリーズ、エポスカード
- 特定の店舗をよく利用する人:
- 割引特典: イオンのお客様感謝デー5%OFF(イオンカード)など、直接的な割引があるか。
- 独自ポイント: その店舗グループ独自のポイントが貯まりやすいか。
- おすすめ: イオンカードセレクト、セブンカード・プラス、マジカドンペンカード
自分が「これがあるからこのカードを持ちたい」と思えるような、魅力的な特典があるかどうかが重要な判断基準となります。
④ カードのデザインで選ぶ
財布から出すたびに目にするクレジットカード。そのデザインも、意外と重要な選択基準の一つです。毎日使うものだからこそ、自分が気に入ったデザインのカードを持つと、愛着が湧き、気分も上がります。
JCBカードは、デザインのバリエーションも豊富です。
- シンプル・スタイリッシュ: JCBプロパーカードの洗練されたデザイン。
- キャラクターデザイン: ディズニーキャラクターが描かれたカード。
- ナンバーレスデザイン: カード表面に番号や氏名の記載がなく、スッキリしていてセキュリティも高いデザイン(JCBカード Sなど)。
機能やスペックが同等で迷った場合は、最終的にデザインの好みで決めるというのも、後悔しないための一つの有効な方法です。
【2024年最新】JCBのおすすめクレジットカード20選
ここからは、これまで解説してきた選び方のポイントを踏まえ、数あるJCBブランドのカードの中から特におすすめの20枚を厳選してご紹介します。プロパーカードから人気の提携カードまで、幅広くラインナップしました。
① JCBカード W
【39歳以下限定!ポイントが常に2倍以上貯まる、年会費無料の決定版】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
申込対象 | 18歳~39歳限定 |
基本還元率 | 1.0%~10.5%(常にOki Dokiポイント2倍) |
発行スピード | 最短5分(モバ即利用時) |
主な特典 | Amazon・セブン-イレブン・スターバックスなどでポイントアップ、海外旅行傷害保険(利用付帯) |
JCBカード Wは、年会費永年無料で、常にポイントが2倍(還元率1.0%)という非常にお得なプロパーカードです。さらにAmazonやセブン-イレブンなどのパートナー店では還元率が3倍(1.5%)以上にアップ。39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料で使い続けられるため、若いうちに作っておくべき一枚として絶大な人気を誇ります。
② JCBカード W plus L
【JCBカード Wの特典に、女性向けの嬉しいサービスをプラス】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
申込対象 | 18歳~39歳限定 |
基本還元率 | 1.0%~10.5% |
発行スピード | 最短5分(モバ即利用時) |
主な特典 | JCBカード Wの特典+女性疾病保険(有料オプション)、LINDAリーグの優待・プレゼント企画 |
JCBカード W plus Lは、JCBカード Wの基本性能はそのままに、女性向けの特典を追加したカードです。月々数百円の保険料で乳がんや子宮がんなどの女性疾病に備えられる保険に任意で加入できるほか、コスメなどが当たるプレゼント企画も充実。デザインも華やかで、女性に嬉しい選択肢です。
③ JCBカード S
【年齢制限なし!年会費無料で持てる、JCBの新スタンダードカード】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
申込対象 | 18歳以上 |
基本還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 最短5分(モバ即利用時) |
主な特典 | スマホ保険(利用付帯)、QUICPay9%還元(抽選)、国内外20万ヵ所以上の施設で最大80%OFFの優待「JCBカード S 優待 クラブオフ」 |
2024年に登場したJCBの新しいスタンダードカード。JCBカード Wのような年齢制限がなく、年会費永年無料で誰でも申し込めるのが最大の特徴です。ポイント還元率は標準ですが、スマホの画面割れなどを補償する保険や、レジャー施設・レストランなどでの豊富な割引優待が付帯しており、バランスの取れた一枚です。
④ JCBゴールド
【信頼とステータス。充実のサービスを誇るJCBの王道ゴールドカード】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 11,000円(税込)※初年度無料(オンライン入会) |
申込対象 | 20歳以上(学生不可)、安定継続収入のある方 |
基本還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 最短当日発行、翌日届け(※要確認) |
主な特典 | 空港ラウンジ無料、最高1億円の旅行傷害保険、グルメ優待サービス、人間ドックサービス |
JCBプロパーカードの代表格。国内主要空港とハワイの空港ラウンジが無料で利用できるほか、最高1億円の旅行傷害保険、有名レストランで1名分のコース料金が無料になるグルメ優待など、年会費以上の価値がある充実したサービスが魅力です。利用実績を積むことで、さらに上位の「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待も期待できます。
⑤ JCBプラチナ
【24時間365日対応のコンシェルジュ。最上級のサービスを求めるあなたへ】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 27,500円(税込) |
申込対象 | 25歳以上(学生不可)、安定継続収入のある方 |
基本還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 約1週間 |
主な特典 | プラチナ・コンシェルジュデスク、プライオリティ・パス、USJのJCBラウンジ利用、グルメ・ベネフィット |
JCBゴールドをさらに超える、極上のサービスを提供するカード。24時間365日対応のコンシェルジュデスクが、旅行の手配からレストラン予約、プレゼントの相談まであらゆる要望に応えてくれます。世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」も付帯。特別な体験を求める人におすすめです。
⑥ JCBカード THE CLASS
【JCBが発行する最上位カード。選ばれた人のみが手にできる究極のステータス】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 55,000円(税込) |
申込対象 | 招待制(インビテーション) |
基本還元率 | 0.5%~ |
発行スピード | – |
主な特典 | JCBプラチナの全特典+メンバーズ・セレクション(年1回)、東京ディズニーリゾート®の会員専用ラウンジ利用など |
原則として招待がなければ申し込めない、JCBのブラックカードです。プラチナの特典に加え、年に一度、厳選された商品から好きなものを選べる「メンバーズ・セレクション」や、東京ディズニーリゾート®内の会員専用ラウンジ利用権など、まさに”最上級”の名にふさわしい特典が用意されています。
⑦ リクルートカード
【いつでもどこでも1.2%還元!ポイント最強クラスの呼び声高い一枚】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 三菱UFJニコス株式会社 |
基本還元率 | 1.2% |
国際ブランド | JCB, Mastercard, Visa |
主な特典 | じゃらん・ホットペッパー利用で最大4.2%還元、最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) |
提携カードの中でも、特にポイント還元率で群を抜いているのがリクルートカードです。年会費無料で、公共料金の支払いも含め、どこで使っても1.2%という高還元率を誇ります。貯まるリクルートポイントはPontaポイントやdポイントに交換可能で、使い勝手も抜群です。
⑧ 楽天カード
【楽天市場で驚異のポイント還元!持たないと損する国民的カード】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | JCB, Mastercard, Visa, American Express |
主な特典 | 楽天市場での利用でポイント最大3倍以上(SPU)、楽天ポイントカード機能搭載、海外旅行傷害保険(利用付帯) |
言わずと知れた人気の提携カード。基本還元率1.0%と高く、楽天市場での利用や楽天グループのサービスを使えば使うほどポイントが貯まるSPU(スーパーポイントアッププログラム)が強力です。楽天経済圏で生活するなら必須の一枚です。
⑨ PayPayカード
【PayPayとの連携で超お得!Yahoo!ショッピングユーザーも必見】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行会社 | PayPayカード株式会社 |
基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | JCB, Mastercard, Visa |
主な特典 | PayPay残高に直接チャージできる唯一のカード、Yahoo!ショッピング・LOHACOで毎日最大5%還元 |
スマホ決済のPayPayをよく使うなら、PayPayカードが最適です。PayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカードであり、「PayPayステップ」の条件達成にも有利です。Yahoo!ショッピングでの高還元も魅力で、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはさらに特典が上乗せされます。
⑩ dカード
【ドコモユーザーなら絶対お得!街のお店でもポイントが貯まる】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 株式会社NTTドコモ |
基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | JCB (※新規発行は要確認), Mastercard, Visa |
主な特典 | dカード特約店(マツモトキヨシ、ENEOSなど)でポイントアップ、dポイントカード機能搭載、ケータイ補償 |
ドコモユーザーはもちろん、そうでない人にもメリットがあるカードです。マツモトキヨシや高島屋などのdカード特約店で利用すると、通常の決済ポイントに加えて特約店ポイントが貯まります。dポイントを貯めている人におすすめです。
⑪ Amazon Mastercard
【Amazonでの買い物がいつでもお得になる、Amazonユーザーのためのカード】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
基本還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Mastercard (※JCBブランドは「Amazon Prime Mastercard」で選択可能) |
主な特典 | Amazonプライム会員はAmazonで2.0%還元、プライム会員以外は1.5%還元。コンビニ3社で1.5%還元。 |
Amazonでの買い物が多いならこのカード一択。プライム会員なら常時2.0%、非会員でも1.5%のAmazonポイントが還元されます。貯まったポイントは1ポイント=1円としてAmazonでの支払いに自動で使えるため、交換の手間もありません。(※JCBブランドはプライム会員向けのカードでのみ選択可能です)
⑫ イオンカードセレクト
【イオングループでのお得が満載!主婦(主夫)の強い味方】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
発行会社 | イオン銀行 |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB, Mastercard, Visa |
主な特典 | イオングループ対象店舗でいつでもポイント2倍、毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」で5%OFF |
イオン、マックスバリュ、まいばすけっとなどをよく利用する人には必須のカード。お客さま感謝デーの5%OFFは非常に強力です。イオン銀行のキャッシュカード機能と電子マネーWAONも一体となっており、この一枚で買い物が完結します。
⑬ エポスカード
【マルイでのお得はもちろん、全国10,000店舗の優待が魅力】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 株式会社エポスカード |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa (※JCBブランドの取り扱いはなし) |
主な特典 | 年4回「マルコとマルオの7日間」で10%OFF、飲食店・レジャー施設など全国10,000店舗での優待、海外旅行傷害保険(自動付帯) |
(※注:エポスカードは現在Visaブランドのみの発行ですが、JCBブランドを検討しているユーザーにも比較対象として有益なため掲載します。)
マルイでの割引はもちろん、飲食店やカラオケ、遊園地など、幅広いジャンルでの優待サービスが最大の魅力です。年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯する点も貴重で、多くの人に支持されています。
⑭ ANA JCB 一般カード
【日々の支払いで効率よくANAマイルを貯める、マイラー入門カード】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料 |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー |
基本還元率 | 0.5%(マイル換算) |
国際ブランド | JCB |
主な特典 | 入会・継続で1,000ボーナスマイル、ANA便搭乗でボーナスマイル10%プラス、ANAカードマイルプラス提携店でマイル二重取り |
ANAマイルを貯めたい人のためのスタンダードな一枚。日々のショッピングでマイルが貯まるのはもちろん、ANA便への搭乗や提携店の利用でさらにマイルが貯まります。貯まったマイルで特典航空券に交換することを目指す、陸マイラー活動の第一歩として最適です。
⑮ JALカード(JCB)
【JAL便をよく利用するならこれ!ショッピングでもフライトでもマイルが貯まる】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料 |
発行会社 | 株式会社ジャルカード |
基本還元率 | 0.5%(マイル換算) |
国際ブランド | JCB |
主な特典 | 入会・毎年初回搭乗でボーナスマイル、JAL便搭乗でフライトマイル10%プラス、JALカード特約店でマイル2倍 |
こちらはJALマイルを貯めたい人向けのカードです。基本的な仕組みはANAカードと同様で、日々の利用やJAL便への搭乗で効率的にマイルを貯められます。JALカードショッピングマイル・プレミアム(有料)に加入すれば、還元率が1.0%にアップします。
⑯ マジカドンペンカード
【ドン・キホーテでのお得を極める!驚安の殿堂ヘビーユーザー必携】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 株式会社UCS |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB, Mastercard |
主な特典 | ドン・キホーテ、アピタ、ピアゴでポイント最大3倍、majicaへのクレジットチャージで0.5%ポイント付与 |
ドン・キホーテを頻繁に利用するなら持っておきたいカード。電子マネーmajicaへのクレジットチャージでポイントが貯まり、チャージしたmajicaで支払うとさらにポイントが貯まるため、ポイントの二重取りが可能です。
⑰ ビックカメラSuicaカード(JCB)
【Suicaチャージとビックカメラで高還元!電車通勤・通学者におすすめ】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 524円(税込)※年1回の利用で翌年度無料 |
発行会社 | 株式会社ビューカード |
基本還元率 | 1.0%(JRE POINT 0.5% + ビックポイント 0.5%) |
国際ブランド | JCB, Visa |
主な特典 | Suicaへのオートチャージ・クレジットチャージでJRE POINTが1.5%還元、ビックカメラで最大11.5%還元 |
Suicaへのチャージで1.5%という高還元率を誇るカード。オートチャージも可能で、改札で残高不足になる心配がありません。ビックカメラでの利用では、現金払いと同率の10%のビックポイントが付与され、さらにクレジット利用分のポイントも貯まるため非常にお得です。
⑱ セブンカード・プラス
【セブン&アイグループでのお買い物が多いならこの一枚】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
発行会社 | 株式会社セブン・カードサービス |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB, Visa |
主な特典 | セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどでいつでもポイント2倍、毎月8のつく日はイトーヨーカドーで5%OFF |
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズなどをよく利用する人におすすめ。対象店舗では常にポイントが2倍(還元率1.0%)になり、イトーヨーカドーの「ハッピーデー」での5%割引も魅力的です。nanacoへのオートチャージも可能です。
⑲ 三菱UFJカード
【対象のコンビニ・飲食店で最大19%還元!ピンポイントで超お得】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 実質無料(※年1回の利用で翌年度無料) |
発行会社 | 三菱UFJニコス株式会社 |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB, Mastercard, Visa, American Express |
主な特典 | セブン-イレブン、ローソン、コカ・コーラ自販機、ピザハットオンライン等で最大19%還元(※条件あり) |
特定の店舗での利用に特化した高還元カード。セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で、利用金額や登録条件に応じてポイントが大幅にアップします。これらの店舗を日常的に利用する人にとっては、驚異的な還元率を実現できる可能性があります。
⑳MileagePlus JCBカード
【有効期限なしのユナイテッド航空マイルが貯まる!特典航空券の使い勝手も◎】
項目 | 詳細 |
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年会費 | 1,650円(税込)~ |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン |
基本還元率 | 0.5%~1.5%(マイル換算) |
国際ブランド | JCB |
主な特典 | マイルアップメンバーズ(有料)加入でマイル還元率アップ、貯めたマイルは有効期限なし、ANA国内線にも利用可能 |
ユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」のマイルが貯まるカード。最大の魅力は、貯めたマイルに有効期限がないこと。さらに、スターアライアンスに加盟しているため、ANAの国内線特典航空券にも交換でき、使い勝手が非常に良いのが特徴です。
【目的別】あなたにぴったりのJCBカードはこれ!
20枚のカードを紹介しましたが、「数が多すぎてまだ迷う…」という方のために、目的別に最適なカードをまとめました。あなた自身のニーズに最も近い項目をチェックしてみてください。
年会費永年無料でお得に持ちたい人におすすめのカード
コストを一切かけずにクレジットカードの利便性を享受したい方には、以下のカードがおすすめです。
- JCBカード W / W plus L: 39歳以下ならまず検討したい、高還元プロパーカード。
- JCBカード S: 年齢を問わず持てる、優待が充実した新定番プロパーカード。
- 楽天カード: 楽天市場をよく使うなら必須。汎用性も高い。
- PayPayカード: PayPay・Yahoo!ショッピングユーザーのベストパートナー。
- リクルートカード: とにかく還元率を重視するならこれ。どこで使っても1.2%。
ポイントを効率よく貯めたい高還元率重視の人におすすめのカード
日々の支払いをできるだけお得にしたい、ポイ活に力を入れたい方には、以下のカードが最適です。
- リクルートカード: 基本還元率1.2%は業界最高水準。
- JCBカード W: 基本1.0%に加え、Amazonやセブン-イレブン、スタバでポイントアップ。
- 楽天カード: 楽天市場でのSPUを攻略すれば、他の追随を許さない還元率に。
- ビックカメラSuicaカード: Suicaチャージで1.5%は交通系カードとして最強クラス。
空港ラウンジなど豪華特典がほしいステータス重視の人におすすめのカード
旅行や出張が多く、ワンランク上のサービスを求める方には、年会費有料のステータスカードがおすすめです。
- JCBゴールド: 年会費11,000円で国内主要空港ラウンジ無料、グルメ優待、手厚い保険とコスパ抜群。
- JCBプラチナ: 24時間対応のコンシェルジュやプライオリティ・パスで、特別な体験を。
- JCBカード THE CLASS: 招待制の最上位カード。究極のステータスとサービスをその手に。
デザインや女性向け特典で選びたい人におすすめのカード
毎日使うものだから、デザインにもこだわりたい。また、女性ならではの特典を重視したい方へ。
- JCBカード W plus L: 選べる3種類の華やかなデザインと、女性疾病保険が魅力。
- JCBカード(ディズニー・デザイン): ディズニーファンにはたまらない、可愛いデザイン。
- JCBカード S: カード番号裏面記載で、すっきりとした見た目と高いセキュリティを両立。
すぐにカードが欲しい発行スピード重視の人におすすめのカード
「明日からの旅行で使いたい」「今すぐネットショッピングしたい」という方には、即時発行に対応したカードが便利です。
- JCBカード W / S: 「モバ即(モバイル即時入会サービス)」なら最短5分でカード番号が発行され、すぐにオンライン決済やスマホ決済に利用可能。
- PayPayカード: 審査完了後、カード本体の到着を待たずにPayPayアプリに登録して利用開始できます。
法人・個人事業主におすすめのカード
ビジネスでの経費管理を効率化したい経営者や個人事業主の方には、法人・ビジネスカードがおすすめです。
- JCB法人カード: 企業の経費精算を効率化。出張サポートや福利厚生サービスも充実。
- JCB CARD Biz: 個人事業主やスタートアップ企業向け。個人の与信で審査可能で、年会費も手頃。
JCBカードの申し込みから発行までの簡単4ステップ
自分に合うカードが決まったら、いよいよ申し込みです。オンラインでの申し込みは非常に簡単で、以下の4ステップで完了します。
① 申し込みたいカードを決めて公式サイトへアクセス
まずは、この記事などを参考に申し込みたいカードを決めます。決まったら、そのカードの公式サイトにアクセスし、「お申し込みはこちら」といったボタンをクリックします。キャンペーンなどを確実に適用するためにも、公式サイトからの申し込みがおすすめです。
② 規約に同意し、必要情報を入力
申し込み画面に進むと、まず会員規約などが表示されます。内容をよく確認して同意しましょう。その後、氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先情報(会社名、年収、勤続年数など)、希望するキャッシング枠などを画面の指示に従って入力していきます。
このとき、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、引き落とし口座に設定したい銀行の口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカード)を手元に用意しておくとスムーズです。
③ 入会審査
必要情報の入力が終わると、カード会社による入会審査が行われます。審査は、入力された情報と、信用情報機関に登録されているあなたのクレジットヒストリー(過去のカードやローンの利用履歴)を基に行われます。
「モバ即」対応カードの場合、この審査が最短5分で完了し、すぐにアプリ上でカード番号が確認できます。通常の申し込みの場合は、数日から1週間程度の審査期間がかかることが一般的です。審査結果はメールなどで通知されます。
④ カードの受け取り
審査に無事通過すると、約1~2週間でクレジットカード本体が郵送されてきます。多くの場合、「本人限定受取郵便」など、本人確認が必要な方法で届きます。受け取りの際に運転免許証などの本人確認書類が必要になるので、準備しておきましょう。カードを受け取ったら、裏面に署名をして、利用開始です。
JCBカードの審査は厳しい?審査基準と通過のコツ
「自分は審査に通るだろうか…」と不安に思う方もいるかもしれません。ここでは、JCBカードの審査基準と、審査に通過しやすくなるためのポイントを解説します。
JCBカードの主な審査基準
クレジットカードの審査で重視されるのは、主に以下の2点です。
- 申込者の属性情報(支払い能力):
- 年収: 金額の多さよりも、安定して継続的な収入があるかが重要視されます。
- 職業・勤務形態: 公務員や正社員は評価が高く、パート・アルバイトや個人事業主はやや慎重に判断される傾向があります。
- 勤続年数: 長いほど安定していると見なされ、有利になります。
- 居住形態・居住年数: 持ち家や社宅、居住年数が長い方が評価は高くなります。
- 個人の信用情報(クレジットヒストリー):
- これが最も重要な項目です。過去にクレジットカードやローンの支払いを長期間延滞した、債務整理(自己破産など)をしたといった金融事故の情報が信用情報機関に記録されていると、審査通過は非常に困難になります。
- 逆に、これまでカードなどをきちんと期日通りに利用してきた実績は、良好なクレジットヒストリー(クレヒス)として評価されます。
審査に通過するためのポイント
審査通過の可能性を少しでも高めるために、以下の点を心がけましょう。
- キャッシング枠は「0円」で申し込む: キャッシング枠を希望すると、貸金業法に基づく審査が加わり、審査がより慎重になります。必要なければ希望しない方が審査には通りやすくなります。
- 申し込み情報は正確に入力する: 年収を多めに申告するなど、虚偽の情報を入力するのは絶対にやめましょう。発覚すれば審査落ちの直接的な原因になります。入力ミスにも注意が必要です。
- 短期間に複数のカードを申し込まない(多重申し込みを避ける): 1ヶ月以内に3枚以上のカードを申し込むと、「お金に困っているのでは?」と見なされ、審査に通りにくくなる「申し込みブラック」という状態になる可能性があります。申し込みは1〜2社に絞りましょう。
- まずは申し込みやすいカードから挑戦する: いきなりゴールドやプラチナに申し込むのではなく、まずは年会費無料の「JCBカード W」や「JCBカード S」、提携カードなど、審査基準が比較的緩やかとされるカードから実績を積むのがおすすめです。
JCBカードに関するよくある質問
最後に、JCBカードに関して多くの人が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
JCBカードの締め日と支払日はいつ?
JCBカードの利用代金の締め日と支払日(引き落とし日)は、原則として「毎月15日締め、翌月10日払い」です。
例えば、5月16日から6月15日までの利用分が、7月10日に指定の口座から引き落とされます。10日が土日祝日の場合は、翌営業日に引き落とされます。
学生や主婦でも申し込める?
はい、学生や主婦(主夫)の方でも申し込めるJCBカードはたくさんあります。
- 学生の方: 「JCBカード W」など、多くのカードで18歳以上であれば申し込み可能です(高校生は除く)。申し込みの際は、親権者の同意が必要な場合があります。アルバイト収入がなくても申し込めるカードもあります。
- 主婦(主夫)の方: ご自身に収入がなくても、配偶者に安定した収入があれば、世帯年収を基に審査されるため、申し込み可能です。「JCBカード S」や各種提携カードなどがおすすめです。
ETCカードは無料で発行できる?
はい、JCBカードの多くはETCカードを発行手数料・年会費ともに無料で発行できます。
JCBプロパーカードの場合、ETCカード(JCB ETCスルーカード)は年会費・発行手数料ともに無料です。ただし、一部の提携カードでは年会費などがかかる場合もあるため、申し込みたいカードの公式サイトで詳細を確認することをおすすめします。
タッチ決済やスマホ決済(Apple Pay・Google Pay)は使える?
はい、使えます。
JCBは「JCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)」という非接触決済に対応しています。カード表面に波のようなマーク(リップルマーク)があれば、対応のレジ端末にかざすだけで支払いが完了します。
また、iPhoneのApple PayやAndroidスマートフォンのGoogle PayにJCBカードを登録することも可能です。登録すると、全国のQUICPay(クイックペイ)加盟店でスマホをかざして支払いができ、非常に便利です。
Oki Dokiポイントとは?貯め方や使い方を教えて
Oki Dokiポイントは、JCBプロパーカードの利用で貯まるポイントプログラムです。
- 貯め方:
- 基本: 月間の利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイント貯まります。
- ポイントアップ: 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」(Amazon、セブン-イレブンなど)で利用すると、ポイントが2倍~20倍になります。
- ランクアップ: 年間の利用金額に応じて翌年のポイント付与率が上がる「JCB STAR MEMBERS」制度があります。
- 使い方:
- 貯まったポイントは、1ポイント=3円~5円相当の価値があり、使い道も多彩です。
- カード利用額に充当するキャッシュバック、商品との交換、ANAやJALのマイル、楽天ポイントやnanacoポイントへの移行、Amazonでの支払いやスターバックスカードへのチャージなど、自分の好きな方法で利用できます。