エポスカードのメリット8選 デメリットやお得な使い方まで解説

エポスカードのメリット・デメリット、お得な使い方まで解説

エポスカードは、丸井グループが発行するクレジットカードとして、多くの人々に利用されています。年会費が永年無料でありながら、充実した特典やサービスが魅力です。特に、マルイでの割引や豊富な優待、海外旅行傷害保険など、ライフスタイルを豊かにするメリットが数多くあります。

しかし、一方で「ポイント還元率が低い」「家族カードがない」といったデメリットも存在します。クレジットカードを選ぶ際には、メリットとデメリットの両方を正しく理解し、自分の使い方に合っているかを見極めることが重要です。

この記事では、エポスカードの基本情報から、具体的なメリット・デメリット、そしてカードの魅力を最大限に引き出すお得な使い方まで、網羅的に解説します。これからエポスカードを作ろうか迷っている方、すでに持っているけれど活用しきれていないと感じる方は、ぜひ参考にしてください。

エポスカードとは?基本情報を解説

エポスカードは、ファッションビルの「マルイ」や「モディ」を運営する丸井グループの子会社、株式会社エポスカードが発行するクレジットカードです。年会費が永年無料でありながら、海外旅行傷害保険や全国約10,000店舗で利用できる優待サービスが付帯しているなど、コストパフォーマンスの高さで人気を集めています。

まずは、エポスカードを理解する上で欠かせない基本的なスペックを表で確認しましょう。

項目 内容
年会費 永年無料
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%(税込200円につき1ポイント)
ポイント名称 エポスポイント
ポイント有効期限 ポイント加算日から2年間
主な付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
申し込み資格 日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く)
スマホ決済 Apple Pay、Google Payに対応
ETCカード 発行無料、年会費無料
発行日数 最短即日発行

これらの基本情報を基に、それぞれの項目をさらに詳しく見ていきましょう。

年会費

エポスカードの最大の特長の一つが、年会費が永年無料である点です。初年度だけでなく、2年目以降も一切コストがかかりません。クレジットカードの中には、初年度のみ無料であったり、「年に1回以上の利用で翌年度無料」といった条件が付くものも少なくありません。その点、エポスカードは無条件で年会費が無料なので、利用頻度を気にすることなく気軽に持ち続けられます。

「クレジットカードは欲しいけれど、年会費は払いたくない」「とりあえず一枚持っておきたい」という初心者の方にとって、最適な選択肢と言えるでしょう。また、メインカードを別に持っている方が、マルイでの買い物用や海外旅行保険用のサブカードとして発行するケースも非常に多いです。維持コストがゼロであるため、使わなくても損をすることがないのは大きな安心材料です。

ポイント還元率

エポスカードの基本的なポイント還元率は0.5%です。これは、カード利用額200円(税込)ごとに1エポスポイントが貯まる計算になります。1ポイントは1円相当の価値があるため、還元率は0.5%となります。

正直に言うと、この0.5%という還元率は、他の多くのクレジットカードと比較して標準的、あるいはやや低めです。年会費無料で還元率1.0%を誇るカードも存在するため、単純な還元率だけを見ると物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、エポスカードの真価は、この基本還元率だけでは測れません。後述する「エポスポイントUPサイト」の利用や、提携店での優待、マルイでの割引などを組み合わせることで、実際の還元率を大幅に高めることが可能です。例えば、「エポスポイントUPサイト」を経由して楽天市場やAmazonで買い物をすると、ポイントが2倍以上になります。つまり、これらのサイトでは還元率が1.0%以上に跳ね上がるのです。

このように、エポスカードは使い方次第で非常にお得になるカードであり、基本還元率の低さをカバーする仕組みが豊富に用意されています。

国際ブランド

エポスカードで選択できる国際ブランドは「Visa」のみです。JCBやMastercardなどを選ぶことはできません。

「Visaしか選べないのは不便では?」と感じるかもしれませんが、Visaは世界トップクラスのシェアを誇る国際ブランドです。国内外を問わず、クレジットカードが使えるお店であれば、Visaが使えないというケースはほとんどありません。日本国内はもちろん、海外旅行や海外のネットショッピングでも決済に困ることはまずないでしょう。

むしろ、一つのブランドに絞られていることで、カード選びに迷う必要がないというメリットと捉えることもできます。初めてクレジットカードを持つ方にとっても、決済の汎用性が非常に高いVisaブランドであることは、安心できるポイントです。

付帯保険

エポスカードには、年会費無料でありながら海外旅行傷害保険が付帯しています。これはエポスカードが多くの人に選ばれる大きな理由の一つです。ただし、ここで非常に重要な注意点があります。

※2023年10月1日より、保険の適用条件が「自動付帯」から「利用付帯」に変更されました。

以前は、エポスカードを持っているだけで自動的に保険が適用されましたが、現在は、その旅行に関する代金(ツアー料金や公共交通機関の乗車券など)をエポスカードで支払うことが保険適用の条件となっています。

この変更は知っておくべき重要なポイントですが、利用付帯になったとしても、年会費無料カードに付帯する保険としては補償内容が充実していることに変わりはありません。具体的な補償内容は以下の通りです。(参照:株式会社エポスカード公式サイト)

補償項目 補償金額
傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 270万円
賠償責任(免責なし) 3,000万円
救援者費用 100万円
携行品損害(免責3,000円) 20万円(1旅行あたり、1個あたり10万円限度)

特に注目すべきは、海外で治療費が高額になりがちな「疾病治療費用」が最高270万円と手厚い点です。また、誤って他人にケガをさせたり、お店の物を壊してしまったりした際に適用される「賠償責任」も最高3,000万円と高額です。これらの補償が年会費無料で受けられるのは、大きな魅力と言えるでしょう。

エポスカードのメリット8選

ここからは、エポスカードが持つ数々のメリットの中から、特に魅力的な8つのポイントを深掘りして解説します。なぜ多くの人にエポスカードが選ばれているのか、その理由が具体的に見えてくるはずです。

① 年会費が永年無料

繰り返しになりますが、エポスカード最大のメリットは年会費が永年無料であることです。多くのクレジットカードが年会費や、年会費を無料にするための条件を設けている中で、無条件でコストがかからない点は非常に大きなアドバンテージです。

これにより、以下のような様々なニーズに応えることができます。

  • 初めてのクレジットカードとして: 「まずは一枚作ってみたい」という学生や新社会人にとって、維持費を気にせず持てるため、入門カードとして最適です。
  • サブカードとして: メインカードではカバーできない特典(マルイでの割引や特定の優待など)を利用するために持つ場合でも、コストは一切かかりません。海外旅行保険を上乗せする目的で持つ方も多いです。
  • 利用頻度が低い方でも安心: 「年に数回しか使わないかもしれない」という場合でも、持っているだけで損をすることはありません。必要な時だけ使うというスマートな使い方が可能です。

この「コストゼロ」という手軽さが、エポスカードのあらゆるメリットの土台となっています。もしカードが自分のライフスタイルに合わなかったとしても、解約せずに持ち続けても金銭的なデメリットはないため、安心して申し込むことができます。

② 海外旅行傷害保険が自動付帯

【重要】このメリットは、2023年10月1日より「利用付帯」に変更されています。見出しは一般的な認知に基づき「自動付帯」としていますが、現在の正しい適用条件は「利用付帯」です。

先述の通り、エポスカードには充実した海外旅行傷害保険が付帯します。年会費無料のカードでこれだけの補償が受けられるものは多くなく、非常に価値の高い特典です。

「利用付帯」とは、日本を出国する前に、公共交通乗用具(航空券、電車、バス、タクシーなど)の料金や、募集型企画旅行(パッケージツアー)の料金をエポスカードで支払った場合に保険が適用されるという条件です。例えば、空港までのリムジンバスの代金をエポスカードで支払うだけでも条件を満たします。

補償の中でも特に重要なのが、最も利用頻度が高いとされる「疾病治療費用(最高270万円)」と「傷害治療費用(最高200万円)」です。海外では日本の健康保険が適用されず、医療費が非常に高額になることがあります。例えば、アメリカで盲腸の手術を受けると数百万円かかるケースも珍しくありません。そんな万が一の事態に、年会費無料のカードで備えられるのは大きな安心材料です。

また、ホテルのカーペットを汚してしまった、お店の備品を壊してしまったといったトラブルに備える「賠償責任(最高3,000万円)」や、カメラやスーツケースが盗難・破損に遭った際の「携行品損害(最高20万円)」も付帯しており、海外旅行で起こりうる様々なリスクを幅広くカバーしてくれます。

海外旅行に行く予定がある方は、お守り代わりとしてエポスカードを発行しておくだけでも価値があると言えるでしょう。

③ 最短でカードを即日発行できる

「急な海外出張が決まった」「明日からの旅行で使えるカードが欲しい」「すぐにネットショッピングで使いたい」といったニーズに応えられるのが、最短即日発行に対応しているというメリットです。

一般的なクレジットカードは、申し込みから手元に届くまで1週間から2週間程度かかるのが普通です。しかし、エポスカードは以下の手順で申し込むことで、申し込み当日にカードを受け取ることができます。

  1. Web(パソコン・スマホ)で申し込み: 申し込みフォームに必要な情報を入力します。この際、カードの受け取り方法で「マルイ店舗で受け取り」を選択します。
  2. 審査: 申し込み情報をもとに審査が行われます。審査は最短数分で完了し、結果がメールで届きます。
  3. 店舗で受け取り: 審査通過のメールが届いたら、指定したマルイ店舗内にある「エポスカードセンター」へ向かいます。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)と審査結果メールを提示すれば、その場でカードが発行されます。

このスピード感は、他の多くのカードにはない大きな強みです。全国のマルイ店舗にエポスカードセンターが設置されているため、都市部を中心に多くの方がこのサービスを利用できます。急いでクレジットカードが必要になった際には、エポスカードが非常に頼りになる存在です。

④ マルイ・モディのセールで10%オフになる

エポスカードを持つ最大の特典の一つが、マルイ・モディで年4回開催される会員限定セール「マルコとマルオの7日間」の期間中、何度でも10%オフで買い物ができることです。

このセールは、通常、春(3月)、夏(5月)、秋(9月)、冬(11月)の年4回、それぞれ7日間にわたって開催されます。期間中、マルイやモディの店舗、そしてマルイの公式ネット通販「マルイウェブチャネル」での買い物が、エポスカードで支払うだけで10%オフになります。

一部のブランドや商品、レストランなど対象外はありますが、ファッション、コスメ、雑貨、家具など多くの商品が割引対象となります。普段はセールにかからないような商品も10%オフになることがあるため、非常にお得です。

例えば、5万円のコートを購入した場合、10%オフで5,000円も安くなります。この割引額は、一般的なポイント還元ではなかなか得られない大きなメリットです。高額な買い物をする予定がある方は、この「マルコとマルオの7日間」のタイミングを狙うのが賢い使い方と言えます。マルイやモディを頻繁に利用する方にとっては、エポスカードは必携のカードと言っても過言ではないでしょう。

⑤ 全国の店舗や施設で優待を受けられる

エポスカードの魅力は、マルイでの割引だけにとどまりません。全国約10,000の店舗や施設で、割引やポイントアップなどの様々な優待を受けられます。 この優待ネットワークは「エポトクプラザ」というサイトで簡単に検索でき、その内容は多岐にわたります。

  • 飲食店: ファミリーレストラン、居酒屋、カフェなどで飲食代が割引になったり、ドリンクが1杯無料になったりします。
  • レジャー・エンタメ: 遊園地、水族館、映画館、美術館などの入場料が割引になります。カラオケの室料割引も人気です。
  • 旅行・宿泊: 大手旅行会社のパッケージツアーが割引になったり、ホテルの宿泊料金が優待価格になったりします。レンタカーの割引もあります。
  • 美容・リラクゼーション: 美容室、ネイルサロン、スパ、マッサージなどで割引が受けられます。
  • ショッピング: 特定の店舗での買い物が割引になるなど、様々な特典があります。

これらの優待は、カードを提示するだけで受けられるものや、エポスカードで支払うことで適用されるものなど、条件は様々です。日常生活のあらゆるシーンで「エポスカードの優待はないかな?」とチェックする習慣をつけるだけで、年間を通じてかなりの節約が期待できます。マルイを全く利用しない人でも、この優待サービスのためだけにエポスカードを持つ価値は十分にあると言えるでしょう。

⑥ ゴールドカードへの招待が届く可能性がある

エポスカードを継続的に利用していると、ワンランク上の「エポスゴールドカード」への招待(インビテーション)が届くことがあります。

エポスゴールドカードの通常年会費は5,000円(税込)ですが、このインビテーション経由でアップグレードした場合、なんと年会費が永年無料になります。 これはエポスカードを持つ上で非常に大きな目標となるメリットです。

インビテーションが届く明確な条件は公式には発表されていませんが、一般的には「エポスカードを年間50万円以上利用する」ことが一つの目安とされています。毎月の固定費(家賃、光熱費、通信費など)の支払いをエポスカードにまとめることで、この条件をクリアしやすくなります。

年会費無料のゴールドカードには、通常カードにはない以下のような魅力的な特典が付帯します。

  • ポイント有効期限が無期限に: 通常2年の有効期限がなくなるため、ポイント失効の心配がなくなります。
  • 年間利用ボーナスポイント: 年間利用額に応じて、最大10,000ポイントのボーナスポイントがもらえます。
  • 選べるポイントアップショップ: よく利用するショップを3つまで登録でき、そのショップでの利用はポイントが最大3倍(還元率1.5%)になります。
  • 国内主要空港のラウンジが無料: 国内の主要空港と一部海外の空港ラウンジを無料で利用できます。

通常のエポスカードを使い始めることは、将来的にこれらの豪華な特典を無料で手に入れるための第一歩とも言えるのです。

⑦ 70種類以上の豊富なカードデザインから選べる

クレジットカードは常に財布に入れて持ち歩くものだからこそ、デザインにこだわりたいという方も多いでしょう。エポスカードは、そんなニーズに応える70種類以上の豊富なデザインラインナップを誇ります。

シンプルなシルバーの券面に「EPOS」のロゴが入ったスタンダードなデザインはもちろん、アニメ、ゲーム、漫画、キャラクター、アーティストなどとのコラボレーションデザインが多数用意されています。(※一部デザインは発行料がかかる場合があります)

自分の「好き」を表現できるカードを持つことで、日々の買い物が少し楽しくなるかもしれません。これほど多様なデザインから選べるクレジットカードは珍しく、特に若い世代から高い支持を集めています。定期的に新しいデザインも登場するため、公式サイトをチェックしてみるのも楽しいでしょう。このデザイン性の高さも、エポスカードが持つユニークな魅力の一つです。

⑧ 「エポスポイントUPサイト」経由でポイントが貯まりやすい

基本還元率0.5%というエポスカードの弱点をカバーする強力な武器が、会員専用のポイントモール「エポスポイントUPサイト」です。

これは、エポスカード会員が利用できるオンラインショッピングサイトで、このサイトを経由して提携先のネットショップで買い物をすると、エポスポイントが通常の2倍から最大30倍も貯まります。

提携しているショップは400以上あり、以下のような大手ECサイトも含まれています。(※ポイント倍率は変動する可能性があります)

  • Amazon.co.jp: ポイント2倍
  • 楽天市場: ポイント2倍
  • Yahoo!ショッピング: ポイント2倍
  • じゃらんnet: ポイント2倍
  • エクスペディア: ポイント最大6倍
  • ベルメゾンネット: ポイント最大9倍

普段利用しているネットショッピングを、このサイトを経由する一手間加えるだけで、ポイント還元率が1.0%以上にアップします。例えば、楽天市場で10,000円の買い物をした場合、通常なら50ポイント(0.5%)しかもらえませんが、「エポスポイントUPサイト」を経由すれば100ポイント(1.0%)が貯まります。

ネットショッピングを頻繁に利用する方であれば、このサイトを積極的に活用することで、年間で獲得できるポイントに大きな差が生まれます。エポスカードをお得に使うためには、この「エポスポイントUPサイト」の存在は絶対に欠かせません。

知っておきたいエポスカードのデメリット

基本のポイント還元率が0.5%と低い、家族カードを発行できない、国内旅行の傷害保険は付帯しない、ポイントの有効期限が2年間と比較的短い

多くのメリットがある一方で、エポスカードにはいくつかのデメリットや注意点も存在します。これらを事前に理解しておくことで、契約後に「思っていたのと違った」という事態を防ぐことができます。

基本のポイント還元率が0.5%と低い

これまでも触れてきた通り、エポスカードの基本ポイント還元率は0.5%です。これは、年会費無料のクレジットカードの中には還元率1.0%を超えるものも存在する現状を考えると、決して高い水準とは言えません。

どこで使っても常に高い還元率を求める「ポイント重視派」の方にとっては、メインカードとして使うには物足りなさを感じる可能性があります。公共料金の支払いや日常の細かな買い物など、特典が適用されない場面では、コツコツと0.5%でポイントを貯めていくことになります。

ただし、このデメリットは、これまで紹介したような解決策によって十分にカバー可能です。

  • 「マルコとマルオの7日間」で10%オフを利用する
  • 「エポスポイントUPサイト」経由でネットショッピングする
  • 全国の優待店を積極的に利用する
  • ゴールドカードのインビテーションを目指し、「選べるポイントアップショップ」で還元率1.5%を狙う

これらの方法を駆使すれば、トータルで見たときの実質的な還元率は0.5%を大きく上回ります。エポスカードは、ただ使うだけでなく、賢く使うことで真価を発揮するカードと言えるでしょう。何も考えずにどこでも使いたいというよりは、少し工夫してお得さを追求したいという方に向いています。

家族カードを発行できない

エポスカードには、本会員のカードに紐づけて発行できる「家族カード」の制度がありません。

家族カードには、一般的に以下のようなメリットがあります。

  • 本会員と同様のサービスを、より安い(あるいは無料の)年会費で家族も受けられる。
  • 利用明細や引き落とし口座を一つにまとめられるため、家計管理がしやすい。
  • 家族全員の利用分でポイントが合算されるため、ポイントが貯まりやすい。

エポスカードではこれらのメリットを享受できないため、例えば配偶者や子供にもカードを持たせたい場合は、それぞれが本人会員として新規に申し込む必要があります。その場合、利用明細や支払いも別々になり、獲得したエポスポイントも個人のものとなります。

家計を一元管理したいと考えている家庭にとっては、この点は明確なデメリットと感じられるでしょう。もし家族カードの発行を必須条件とするならば、他のクレジットカードを検討する必要があります。ただし、エポスカードは年会費が永年無料なので、家族がそれぞれ本人会員として持っても金銭的な負担はありません。

国内旅行の傷害保険は付帯しない

エポスカードの付帯保険は、手厚い海外旅行傷害保険が大きな魅力ですが、その一方で国内旅行における傷害保険は付帯していません。

国内旅行中にケガをして入院・手術した場合や、後遺障害が残った場合、あるいは死亡した場合の補償はありません。また、他人の物を壊してしまった場合の賠償責任保険や、手荷物の盗難・破損に対する携行品損害保険も、国内旅行では適用対象外です。

海外旅行には頻繁に行くけれど、国内旅行にはあまり行かないという方にとっては大きな問題にはなりませんが、出張や旅行で国内を飛び回ることが多い方にとっては、この点は物足りなく感じるかもしれません。

国内旅行での万が一に備えたい場合は、

  • 国内旅行傷害保険が付帯している別のクレジットカードを併用する。
  • 旅行の都度、個別に旅行保険に加入する。
    といった対策が必要になります。エポスカードの保険は「海外特化型」であると認識しておくと良いでしょう。

ポイントの有効期限が2年間と比較的短い

エポスポイントの有効期限は、ポイントを獲得した日(加算日)から2年間です。例えば、2024年7月10日に獲得したポイントは、2026年7月9日までが有効期限となります。

ポイントの有効期限としては標準的ですが、無期限のポイント制度を持つカードも存在する中で、「2年」という期間を短いと感じる方もいるかもしれません。特に、あまりカードを利用しない方や、大きな目標(高価な商品との交換など)のためにじっくりポイントを貯めたいと考えている方は、うっかりポイントを失効させてしまうリスクがあります。

しかし、エポスカードにはポイント失効を防ぐための救済策が用意されています。

  • 有効期限延長の申し込み: エポスNet(会員サイト)から手続きをすれば、保有している全ポイントの有効期限を、手続き完了後から24ヶ月後まで延長することができます。 これにより、実質的に有効期限を最大で約4年まで延ばすことが可能です。
  • ゴールド・プラチナカードへのアップグレード: 前述の通り、エポスゴールドカードまたはエポスプラチナカードにアップグレードすると、ポイントの有効期限が無期限になります。 ポイント失効の心配から完全に解放されたいのであれば、ゴールドカードを目指すのが最も確実な方法です。

このように、対策を知っていればポイント失効のリスクは大幅に軽減できます。定期的にエポスNetでポイント残高と有効期限を確認する習慣をつけておくと安心です。

エポスカードのお得な使い方とポイントの貯め方

マルイの「マルコとマルオの7日間」で買い物する、「エポスポイントUPサイト」を経由してネットショッピングする、固定費の支払いに利用する、提携店や施設の優待を積極的に活用する

エポスカードのメリットを最大限に引き出し、デメリットをカバーするためには、計画的な使い方が鍵となります。ここでは、誰でも実践できるお得な使い方とポイントの貯め方を4つご紹介します。

マルイの「マルコとマルオの7日間」で買い物する

エポスカードユーザーにとって最大のイベントが、年4回開催される「マルコとマルオの7日間」です。この期間中は、マルイ・モディの店舗およびネット通販「マルイウェブチャネル」での買い物が、エポスカード決済で10%オフになります。

この特典を最大限に活用するためには、計画的な買い物が重要です。

  • 高額な買い物をセールの時期に合わせる: 洋服やバッグ、靴、時計、家具、家電など、価格が高いものほど割引額も大きくなります。欲しいものができた場合、すぐに買わずに次の「マルコとマルオ」まで待つ、というのも賢い選択です。
  • 普段セールにならないブランドを狙う: プロパー価格(定価)で販売されていることが多いブランドや商品も、この期間中は10%オフの対象になることがあります。憧れのブランドのアイテムを手に入れる絶好のチャンスです。
  • まとめ買いをする: コスメや日用品など、消耗品をこの機会にまとめ買いしておくのもおすすめです。

この10%オフは、ポイント還元とは比較にならないほど直接的で大きなメリットです。年間50万円の買い物をマルイでする場合、このセール期間に集中させれば5万円もお得になります。マルイを利用するなら、このセールを活用しない手はありません。

「エポスポイントUPサイト」を経由してネットショッピングする

ネットショッピングが日常的になっている現代において、「エポスポイントUPサイト」の活用は、エポスポイントを効率的に貯めるための必須テクニックです。

使い方は非常に簡単です。

  1. エポスカードの会員サイト「エポスNet」にログインします。
  2. メニューから「エポスポイントUPサイト」へアクセスします。
  3. 利用したいショップ(Amazon、楽天市場など)を選んで、「ショップへ行く」ボタンをクリックします。
  4. あとはいつも通り買い物をするだけです。

この一手間だけで、ポイントが通常の2倍〜最大30倍になります。基本還元率0.5%のエポスカードが、これらのサイトでは実質1.0%以上の高還元率カードに生まれ変わります。

旅行の予約(じゃらんnet、エクスペディア)、ふるさと納税サイト、家電量販店のオンラインストアなど、様々なジャンルのショップが揃っています。何かオンラインで買いたいものや予約したいものができた際には、まず「エポスポイントUPサイト」に対象ショップがないか確認する癖をつけることを強くおすすめします。

固定費の支払いに利用する

毎月必ず発生する固定費の支払いをエポスカードに設定することは、安定的かつ効率的にポイントを貯めるための基本戦略です。

  • 公共料金: 電気、ガス、水道
  • 通信費: 携帯電話料金、インターネットプロバイダー料金
  • 保険料: 生命保険、損害保険
  • その他: 新聞購読料、動画配信サービス、国民年金保険料など

これらの支払いは、一度カード情報を登録してしまえば、あとは自動的に毎月ポイントが貯まっていきます。例えば、毎月の固定費が合計5万円だった場合、年間で60万円の利用になります。これだけで3,000ポイント(0.5%)が貯まり、さらにゴールドカードへのインビテーションの条件である「年間50万円利用」をクリアすることができます。

目に見える節約効果は小さいかもしれませんが、長期的に見れば確実にポイントが貯まり、さらに年会費無料のゴールドカードへの道も開ける、非常に効果的な方法です。

提携店や施設の優待を積極的に活用する

ポイントを貯めるだけでなく、直接的な割引を受けられる「優待」を使いこなすことも、エポスカードの価値を最大限に高める方法です。

全国約10,000の優待ネットワークは、日常生活のあらゆる場面で役立ちます。

  • 休日のレジャー: 家族や友人と遊園地や水族館に行く前に、エポトクプラザで割引がないかチェック。入場料が数百円安くなるだけでも、人数が多ければ大きな節約になります。
  • 外食: ランチやディナーでレストランを探す際に、優待が使えるお店を候補に入れる。飲食代10%オフやドリンクバー無料などの特典があります。
  • 自分へのご褒美: 美容室やマッサージ、スパなどで優待を利用する。いつもより少し贅沢な時間を、お得に楽しむことができます。

これらの優待は、使わなければゼロですが、意識して使うことで生活の満足度を下げずに支出を抑えることができます。エポスカードの公式サイトやアプリで簡単に優待を検索できるので、お出かけ前やお店選びの際にチェックする習慣をつけましょう。ポイント獲得と割引優待の二刀流で、エポスカードを賢く使いこなしてください。

貯まったエポスポイントの便利な使い道

マルイでの支払いに1ポイント=1円で使う、商品券やギフト券に交換する、エポスVisaプリペイドカードにチャージする、ANAマイルやJALマイルに交換する

貯めたエポスポイントには、現金同様に使える便利な出口が豊富に用意されています。せっかく貯めたポイントを無駄にしないよう、自分に合った使い道を見つけましょう。

マルイでの支払いに1ポイント=1円で使う

最も手軽で分かりやすい使い道が、マルイの店舗およびネット通販「マルイウェブチャネル」での支払いに、1ポイント=1円として利用する方法です。

店舗での利用方法は簡単で、レジで会計をする際に「ポイントを使います」と伝えるだけです。1ポイント単位で利用できるため、端数のポイントも無駄なく使い切ることができます。例えば、3,280円の買い物の際に280ポイントを使えば、支払いは現金やカードで3,000円ちょうどにするといった使い方も可能です。

ネット通販「マルイウェブチャネル」でも、支払い方法の選択画面で利用するポイント数を入力するだけで簡単に割引が適用されます。貯まったポイントをすぐに次の買い物で使える、非常に利便性の高い交換先です。

商品券やギフト券に交換する

エポスポイントは、様々な商品券や他社のギフト券、ポイントに交換することもできます。マルイをあまり利用しない方でも、ポイントを有効活用できる選択肢が豊富です。

交換先 交換レート(例)
マルイの商品券 1,000ポイント → 1,000円分の商品券
VJAギフトカード 1,000ポイント → 1,000円分のギフトカード
Amazonギフト券 500ポイント → 500円分のギフト券
App Store & iTunes ギフトカード 500ポイント → 500円分のギフト券
dポイント 1,000ポイント → 1,000 dポイント
Pontaポイント 1,000ポイント → 1,000 Pontaポイント

(参照:株式会社エポスカード公式サイト ※交換レートや対象は変更される場合があります)

これらの交換は、エポスNetから24時間いつでも申し込めます。Amazonギフト券などデジタルギフトはその場で発行されるため、すぐに利用できて便利です。自分のよく利用するサービスに合わせて交換先を選べるのが魅力です。

エポスVisaプリペイドカードにチャージする

もう一つの便利な使い道が、「エポスVisaプリペイドカード」にチャージして利用する方法です。

エポスVisaプリペイドカードは、審査不要で発行できるチャージ式のカードです。貯まったエポスポイントを1ポイント=1円として、このプリペイドカードに移行(チャージ)できます。チャージした分は、国内外のVisa加盟店での支払いに利用可能です。

この方法には、以下のようなメリットがあります。

  • 使いすぎ防止: チャージした金額分しか使えないため、予算管理がしやすいです。
  • 利用先の拡大: マルイだけでなく、コンビニやスーパー、ネットショッピングなど、Visaが使えるお店ならどこでもポイントを現金同様に使えます。
  • キャッシュバック特典: プリペイドカードを利用すると、利用額の0.5%(200円ごとに1円)がキャッシュバックされるため、さらにお得です。

ポイントの使い道に迷ったら、とりあえずプリペイドカードにチャージしておく、というのも良い選択肢です。

ANAマイルやJALマイルに交換する

旅行好きの方や、マイルを貯めている「マイラー」にとって見逃せないのが、ANAマイルやJALマイルへの交換です。

交換レートは以下の通りです。

  • ANAマイル: エポスポイント 1,000ポイント → 600マイル
  • JALマイル: エポスポイント 1,000ポイント → 500マイル

(参照:株式会社エポスカード公式サイト)

他のポイントサービスと比較しても、特にANAマイルへの交換レートは比較的高めに設定されています。マイルの価値は使い方によって変動しますが、特典航空券に交換すれば1マイルが2円以上の価値になることも珍しくありません。

エポスカードの利用で貯めたポイントをマイルに集約させることで、無料で旅行に行くという目標もぐっと近づきます。ゴールドカード会員になりポイントが無期限になれば、じっくりとマイル交換に必要なポイントを貯めることも可能です。

エポスカードはこんな人におすすめ

これまで解説してきたメリット・デメリットを踏まえ、エポスカードが特にどのような人におすすめなのかをまとめます。

マルイやモディでよく買い物をする人

これは最も分かりやすいおすすめのタイプです。年に数回でもマルイやモディ、または「マルイウェブチャネル」を利用する機会がある人にとって、エポスカードは必須アイテムと言えます。

年4回の「マルコとマルオの7日間」で10%オフになる特典は、他のどのクレジットカードにもない強力なメリットです。一度の買い物で年会費無料カードの恩恵を大きく超える割引を受けられる可能性があります。ファッションや雑貨が好きで、マルイの品揃えに魅力を感じている方なら、持たない理由はないでしょう。

年会費無料で海外旅行保険付きのカードが欲しい人

「クレジットカードの年会費は払いたくない。でも、海外旅行に行くときのために保険は欲しい」という、コストパフォーマンスを重視する旅行好きの方にエポスカードは最適です。

2023年10月から利用付帯に変更されましたが、旅行代金の一部を決済するという簡単な条件を満たすだけで、疾病・傷害治療費用の補償が手厚い保険が適用されます。他のカードの保険と補償を上乗せする目的で持つサブカードとしても非常に優秀です。年に1回でも海外に行く可能性があるなら、お守りとして発行しておくことをおすすめします。

急いでクレジットカードを発行したい人

「急な出張でカードが必要になった」「明日からの旅行に間に合わせたい」「どうしても今日中に欲しい商品がある」など、とにかくスピードを求めている人にとって、エポスカードの最短即日発行サービスは非常に魅力的です。

Webで申し込んで審査を通過すれば、その日のうちにマルイのエポスカードセンターで受け取ることができます。この発行スピードは他のカードではなかなか実現できません。いざという時に頼りになる一枚です。

おしゃれなデザインのカードを持ちたい人

クレジットカードもファッションの一部と考える、デザイン性を重視する人にもエポスカードはおすすめです。

70種類を超える豊富なデザインの中から、自分の好きなキャラクターやアーティストのカードを選ぶことができます。支払いをするたびに少し気分が上がるような、お気に入りの一枚を見つけられるでしょう。機能性だけでなく、持つこと自体の楽しさを提供してくれる点もエポスカードのユニークな魅力です。

エポスカードの上位カード

エポスカードを使いこなしていくと、さらに特典が充実した上位カードへのアップグレードが見えてきます。ここでは、エポスゴールドカードとエポスプラチナカードについて解説します。

エポスカード エポスゴールドカード エポスプラチナカード
年会費(税込) 永年無料 5,000円
(インビテーション or 年間50万円利用で永年無料)
30,000円
(インビテーション or 年間100万円利用で20,000円)
ポイント有効期限 2年間 無期限 無期限
年間利用ボーナス なし 2,500~10,000ポイント
(年間50万円~)
20,000~100,000ポイント
(年間100万円~)
ポイントアップ特典 エポスポイントUPサイト 選べるポイントアップショップ(最大3倍) 選べるポイントアップショップ(最大3倍)
空港ラウンジ なし 国内主要空港+一部海外 プライオリティ・パス(同伴者1名無料)
海外旅行保険 利用付帯(最高3,000万円) 利用付帯(最高5,000万円) 自動付帯(最高1億円)
その他特典 各種優待 コンシェルジュサービス、グルメクーポンなど

(参照:株式会社エポスカード公式サイト)

エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは、通常のエポスカードの特典に加えて、さらに利便性とお得さを高めたカードです。最大の特長は、エポスカードからのインビテーション(招待)で申し込むか、年間50万円以上利用することで、通常5,000円(税込)の年会費が永年無料になる点です。

ゴールドカードの主なメリットは以下の通りです。

  • ポイント有効期限が無期限: ポイント失効の心配がなくなります。
  • 年間ボーナスポイント: 年間50万円利用で2,500ポイント、100万円利用で10,000ポイントが付与されます。100万円利用した場合、基本ポイント5,000ptと合わせて合計15,000ptとなり、実質還元率は1.5%になります。
  • 選べるポイントアップショップ: スーパー、コンビニ、公共料金など対象ショップからよく利用する3つを選ぶと、そこでのポイントが最大3倍(還元率1.5%)になります。
  • 空港ラウンジサービス: 国内の主要空港とハワイ、韓国の空港ラウンジを無料で利用できます。

多くのユーザーが、まず通常のエポスカードで利用実績を積み、この年会費無料のゴールドカードを目指すことを目標にしています。

エポスプラチナカード

エポスプラチナカードは、エポスカードシリーズの最上位に位置するカードです。年会費は30,000円(税込)ですが、年間100万円以上利用すると翌年以降は20,000円(税込)に優遇されます。

ゴールドカードの特典に加えて、以下のようなさらに豪華なサービスが付帯します。

  • プライオリティ・パス: 世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員(通常年会費469米ドル)に無料で登録できます。
  • プラチナコンシェルジュ: 24時間365日、レストランの予約や旅行プランの相談などを専門のスタッフが代行してくれるコンシェルジュサービスが利用できます。
  • プラチナグルメクーポン: 対象のレストランで2名以上で利用すると、1名分のコース料金が無料になります。
  • 手厚い年間ボーナスポイント: 年間利用額に応じて最大100,000ポイントのボーナスがもらえます。

海外出張が多い方や、上質なサービスを求める方にとって、年会費以上の価値がある特典が揃っています。

エポスカードの申し込みから受け取りまでの流れ

Webで申し込む、審査結果の確認、カードの受け取り(店舗または郵送)

エポスカードを作りたいと思ったら、申し込みは非常に簡単です。特に即日発行を希望する場合は、Webでの事前申し込みがスムーズです。

Webで申し込む

まずは、エポスカードの公式サイトにアクセスし、「カードを申し込む」ボタンから手続きを開始します。パソコン、スマートフォンのどちらからでも申し込み可能です。

画面の指示に従い、氏名、住所、生年月日、勤務先情報、年収などの必要事項を入力していきます。ここで重要なのが、カードの受け取り方法を選択する項目です。

  • すぐにカードが必要な場合: 「マルイ店舗で受け取り」を選択します。
  • 急いでいない場合: 「郵送で受け取り」を選択します。

入力内容に間違いがないかを確認し、申し込みを完了させます。

審査結果の確認

申し込みが完了すると、入力された情報に基づいて入会審査が行われます。審査にかかる時間は非常にスピーディーで、最短で数分後には、登録したメールアドレスに審査結果が届きます。

迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうこともあるため、メールが届かない場合はそちらも確認しましょう。無事に審査通過のメールが届けば、カード発行の準備は完了です。

カードの受け取り(店舗または郵送)

最後にカードを受け取ります。受け取り方法は申し込み時に選択した方法によって異なります。

店舗で受け取る場合(最短即日)

審査通過メールと、以下の本人確認書類を持って、指定したマルイ店舗のエポスカードセンターへ行きます。

  • 運転免許証または運転経歴証明書
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 在留カード など

(※顔写真付きの公的な証明書が必要です。詳細は公式サイトで確認してください。)

カウンターで手続きを行えば、その場でエポスカードが発行され、すぐに利用を開始できます。

郵送で受け取る場合

審査完了後、約1週間から10日程度で、本人限定受取郵便または簡易書留でカードが自宅に届きます。受け取りの際に本人確認が必要な場合があります。急いでいない場合は、店舗に行く手間が省けるこちらの方法が便利です。

エポスカードに関するよくある質問

最後に、エポスカードに関して多くの人が抱く疑問点について、Q&A形式で回答します。

審査の難易度は?学生や主婦でも作れる?

エポスカードの申し込み資格は「日本国内在住の満18歳以上の方(高校生は除く)」です。

クレジットカードの審査基準は公表されていませんが、一般的にエポスカードは「流通系カード」に分類され、銀行系カードなどと比較して審査のハードルは比較的低いと言われています。

そのため、アルバイト収入のある学生や、配偶者に安定した収入のある専業主婦(主夫)の方でも申し込むことが可能で、実際に多くの方がカードを発行しています。過去に支払いの延滞など信用情報に問題がなければ、審査に通る可能性は十分にあるでしょう。ただし、誰でも必ず審査に通るわけではない点は理解しておく必要があります。

カードの締め日と支払日はいつ?

エポスカードの支払いサイクルは、利用者の都合に合わせて以下の2つから選ぶことができます。

締め日 支払日
毎月27日 翌月27日
毎月4日 翌月4日

(参照:株式会社エポスカード公式サイト Q&A)

例えば「27日払い」を選択した場合、前月の28日から当月の27日までの利用分が、翌月の27日に指定の口座から引き落とされます。自分の給料日などに合わせて支払い日を選べるのは便利な点です。支払い方法は口座振替が基本ですが、コンビニやペイジーでの支払いも可能です。

ETCカードは発行できる?

はい、エポスカードの付帯カードとしてETCカードを発行できます。
ETCカードの発行手数料は無料で、年会費も永年無料です。これは他のクレジットカード会社では年会費がかかる場合もある中で、嬉しいポイントです。

申し込みは、エポスカードを受け取った後に会員サイト「エポスNet」から行えます。申し込み後、約2週間で郵送にて届きます。有料道路を頻繁に利用するドライバーにとっては必須のアイテムです。

Apple PayやGoogle Payは使える?

はい、エポスカードはApple PayとGoogle Payの両方に対応しています。
手持ちのスマートフォンにエポスカードを登録することで、QUICPay(クイックペイ)加盟店でスマホをかざすだけのスピーディーな決済が可能になります。

コンビニやスーパー、ドラッグストアなど全国の多くのお店で利用でき、サインや暗証番号の入力も不要なため非常に便利です。もちろん、スマホ決済で支払った分もエポスポイントの付与対象となります。カード本体を持ち歩かなくても買い物ができる、スマートなキャッシュレスライフを実現できます。