ANAカードおすすめ15選 マイル還元率や年会費で徹底比較

ANAカードおすすめ15選、マイル還元率や年会費で徹底比較

「旅行が好きで、もっとお得に飛行機に乗りたい」「出張が多く、移動費を有効活用したい」と考えている方にとって、ANAマイルを効率的に貯められるANAカードは非常に魅力的な選択肢です。しかし、ANAカードには年会費無料のものから、ステータス性の高いプレミアムカードまで数多くの種類があり、どのカードが自分に最適なのか迷ってしまう方も少なくありません。

カードのランク、国際ブランド、提携する交通系ICカードなど、選択肢は多岐にわたります。年会費、マイルの貯まりやすさ、付帯する保険やサービスなど、比較すべき項目も多く、それぞれのライフスタイルやカード利用目的に応じて最適な一枚は異なります。

この記事では、数あるANAカードの中から厳選した15枚を、年会費やマイル還元率、付帯サービスなどの観点から徹底的に比較・解説します。 年会費を抑えたい方、とにかくマイルをたくさん貯めたい方、旅行での手厚いサポートを求める方など、目的別の選び方も詳しく紹介。さらに、ANAカードの基本的な知識から、メリット・デメリット、JALカードとの違いまで、ANAカード選びに必要な情報を網羅しています。

この記事を読めば、あなたのライフスタイルにぴったり合った、最もお得で便利なANAカードが見つかるはずです。ぜひ、あなただけの最強の一枚を見つけるための参考にしてください。

ANAカードおすすめ15選を徹底比較

ANAカードは、提携するカード会社やカードのランクによって、年会費や特典が大きく異なります。ここでは、代表的なANAカード15種類のスペックを一覧で比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。ご自身の使い方に合ったカードを見つけるための参考にしてください。

カード名 年会費(税込) 国際ブランド 通常還元率(マイル) 入会・継続ボーナス 搭乗ボーナス
ANA JCBカード ZERO 無料(入会後5年間) JCB 0.5% なし なし
ANA VISA Suicaカード 2,200円(初年度無料) VISA 0.5%~1.0% 1,000マイル +10%
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) 2,200円(初年度無料) JCB 0.5%~1.0% 1,000マイル +10%
ANA JCB一般カード 2,200円(初年度無料) JCB 0.5%~1.0% 1,000マイル +10%
ANA VISA/Mastercard 一般カード 2,200円(初年度無料) VISA, Mastercard 0.5%~1.0% 1,000マイル +10%
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 7,700円 American Express 1.0% 1,000マイル +10%
ANA JCBワイドゴールドカード 15,400円 JCB 1.0% 2,000マイル +25%
ANA VISA/Mastercard ワイドゴールドカード 15,400円 VISA, Mastercard 1.0% 2,000マイル +25%
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 34,100円 American Express 1.0% 2,000マイル +25%
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールド) 15,400円 JCB 1.0% 2,000マイル +25%
ANAダイナースカード 29,700円 Diners Club 1.0% 2,000マイル +25%
ANA JCBカードプレミアム 77,000円 JCB 1.0% 10,000マイル +50%
ANA VISAプラチナ プレミアムカード 88,000円 VISA 1.0%~1.5% 10,000マイル +50%
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 165,000円 American Express 1.0% 10,000マイル +50%
ANAダイナース プレミアムカード 170,500円 Diners Club 1.0%~2.0% 10,000マイル +50%

※通常還元率は、ポイントをマイルに交換する際のレートに基づきます。0.5%は5マイルコース、1.0%は10マイルコース(一部カードは手数料別途必要、または自動適用)の場合です。
※年会費は割引適用前の金額です。カード会社によってはWEB明細サービスの利用などで割引が適用される場合があります。
※情報は変更される可能性があるため、詳細は各カード会社の公式サイトをご確認ください。

① ANA JCBカード ZERO

18歳以上29歳以下の方限定で、年会費が5年間無料という、若年層向けの画期的なANAカードです。初めてクレジットカードを作る学生や、社会人になったばかりでコストを抑えたい方にとって、ANAマイルを貯める第一歩として最適な一枚と言えます。

年会費が無料であるため、入会・継続時のボーナスマイルや搭乗ボーナスマイルはありません。また、ショッピング利用で貯まるOki Dokiポイントをマイルに交換する際も、1ポイント=3マイル(還元率0.3%相当)のコースのみとなり、有料の10マイルコースは選択できません。マイルを本格的に貯めるというよりは、「ANAカードとはどんなものか」を体験するための入門カードと位置づけるのが良いでしょう。

カード利用で貯めたポイントはANAマイル以外にも交換できるため、マイルの有効期限を気にせず、まずはポイントを貯めることに集中できます。29歳までという年齢制限はありますが、5年間じっくり使ってみて、自分のライフスタイルにANAカードが必要かどうかを見極めるのに十分な期間です。30歳になって最初のカード更新時に、自動的に「ANA JCB一般カード」に切り替わります(所定の審査あり)。そのタイミングで、よりマイルが貯まるカードへのステップアップを検討するのがおすすめです。

② ANA VISA Suicaカード

Suica機能が一体となった、通勤・通学や日常の移動でマイルを貯めやすいANAカードです。年会費は2,200円(税込)ですが、初年度は無料。さらに、年に一度でも利用すれば次年度の年会費が割引になる制度もあり、実質的な負担を抑えながら保有できます。

最大の特長は、SuicaへのオートチャージやモバイルSuicaへのチャージでも、Vポイントが貯まる点です。貯まったVポイントはANAマイルに交換可能で、普段の電車移動がマイル獲得に直結します。
ポイントをマイルに交換するコースは、年会費無料の「5マイルコース(1ポイント=0.5マイル)」と、年間6,600円(税込)の移行手数料がかかる「10マイルコース(1ポイント=1マイル)」から選べます。年間決済額が多い方は、10マイルコースを選ぶことで効率的にマイルを貯められます。

もちろん、ANAカードとしての基本機能も備えており、ANA便搭乗で10%のボーナスマイル、毎年のカード継続で1,000マイルのボーナスが付与されます。首都圏在住でJRを頻繁に利用し、フライトもたまに利用するという方には、利便性とマイルの貯めやすさを両立したバランスの良い一枚です。

③ ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

「ソラチカカード」の愛称で知られ、特に「陸マイラー(飛行機に乗らずにマイルを貯める人)」から絶大な支持を集めるカードです。その理由は、ANAマイル、JCBのOki Dokiポイント、そして東京メトロのメトロポイントという3つのポイントを相互に交換できる独自の仕組みにあります。

年会費は2,200円(税込)で初年度は無料。ANAカードとしての基本性能(搭乗ボーナス+10%、継続ボーナス1,000マイル)に加え、PASMOオートチャージ機能も搭載しています。東京メトロに乗車するだけで平日5ポイント、土休日15ポイントの「メトロポイント」が貯まる「メトロポイントPlus」サービスも魅力です。

このカードの真価は、各種ポイントサイトで貯めたポイントを、高い交換レートでANAマイルに集約できる点にありました。しかし、2024年現在はポイント交換ルートの変更により、かつてほどの優位性は薄れています。それでもなお、東京メトロの利用で直接メトロポイントが貯まり、それをANAマイルに交換できる(100ポイント→90マイル)という点は、通勤・通学で東京メトロを利用する方にとっては大きなメリットです。Oki Dokiポイントをマイルに交換する際も、5マイルコースと、年間5,500円(税込)の10マイルコースが選択可能です。

④ ANA JCB一般カード

ANAカードの中でも最もスタンダードな一枚であり、初めてANAカードを持つ方の選択肢として非常に人気があります。 年会費は2,200円(税込)で初年度は無料。JCBブランドのため、日本国内での加盟店が多く、使い勝手の良いカードです。

ショッピングでは1,000円(税込)ごとにOki Dokiポイントが1ポイント貯まります。マイルへの交換は、手数料無料の「5マイルコース(1ポイント=5マイル)」か、年間5,500円(税込)の移行手数料でレートが2倍になる「10マイルコース(1ポイント=10マイル)」を選べます。年間でまとまった金額を決済するなら、10マイルコースに登録することでマイル還元率が1.0%となり、効率的にマイルを貯めることが可能です。

もちろん、ANA便搭乗で区間基本マイルの+10%のボーナスマイル、毎年のカード継続で1,000マイルがプレゼントされるなど、ANAカードの基本特典はしっかり付帯しています。旅行傷害保険も付帯しており、年会費を抑えつつも、基本的な機能とマイルの貯めやすさを両立させたい方におすすめの一枚です。

⑤ ANA VISA/Mastercard 一般カード

JCB一般カードとほぼ同等のスペックを持つ、国際ブランドがVISAまたはMastercardのスタンダードなANAカードです。年会費は2,200円(税込、初年度無料)で、WEB明細サービスの利用とマイ・ペイすリボへの登録・利用で、翌年度以降の年会費が最大824円(税込)まで割引されるのが大きな特徴です。

ショッピング利用では三井住友カードのVポイントが貯まり、これをANAマイルに交換します。交換コースは、年間移行手数料無料の「通常コース(1ポイント=0.5マイル)」と、年間6,600円(税込)の「2倍コース(1ポイント=1マイル)」があります。こちらも、決済額に応じて2倍コースを選択することで、マイル還元率を1.0%に高められます。

VISAやMastercardは世界中で加盟店が多いため、海外旅行や海外のネットショッピングを頻繁に利用する方にとっては、JCBブランドよりも利便性が高い場合があります。年会費を可能な限り抑えつつ、世界中で使えるANAカードを持ちたいという方に最適な選択肢です。

⑥ ANAアメリカン・エキスプレス・カード

「アメックス」ブランドの信頼性と充実した旅行特典が魅力の、ワンランク上のANAカードです。年会費は7,700円(税込)と一般カードよりは高めですが、その分、特典が手厚くなっています。

最大のメリットは、ポイントをマイルに移行する際の年間手数料が不要な点です。通常、他の一般カードでマイル還元率1.0%を実現するには年間5,000円~6,000円程度の移行手数料がかかりますが、このカードは年会費だけで1.0%の還元率を維持できます。ポイントの有効期限もない(「ポイント・プログラム」に一度登録すれば無期限)ため、じっくりとマイルを貯めたい方にも向いています。

また、アメックスならではの特典として、国内外の空港ラウンジが同伴者1名まで無料で利用できるサービスや、手荷物無料宅配サービス、最高3,000万円の海外旅行傷害保険など、旅行をサポートするサービスが充実しています。年会費はかかっても、マイル移行手数料を気にせず、空港でのサービスを重視したい方におすすめです。

⑦ ANA JCBワイドゴールドカード

一般カードから特典内容が大幅にアップグレードされたゴールドカードです。年会費は15,400円(税込)ですが、マイル還元率1.0%の10マイルコースへの移行手数料が無料になり、マイルを効率的に貯めたい方にとってコストパフォーマンスの高い一枚です。

搭乗ボーナスマイルも一般カードの+10%から+25%へと大幅にアップ。出張や旅行で頻繁に飛行機に乗る方であれば、マイルが驚くほど早く貯まります。継続ボーナスも2,000マイルに増額されます。

さらに、国内の主要空港ラウンジが無料で利用できるほか、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険(利用付帯)が付帯。JCBのゴールドカード特典として、グルメ優待や各種サポートも利用できます。飛行機に乗る機会が多く、空港ラウンジを利用しながら、効率よくマイルを貯めたいと考える方にとって、最初のゴールドカードとして非常に有力な候補となるでしょう。

⑧ ANA VISA/Mastercard ワイドゴールドカード

JCBワイドゴールドカードのVISA/Mastercard版で、基本的なスペックや特典はほぼ同等です。年会費は15,400円(税込)で、マイル還元率1.0%のコースが手数料無料で自動適用されます。こちらも搭乗ボーナスは+25%、継続ボーナスは2,000マイルです。

特筆すべきは、WEB明細とマイ・ペイすリボの活用で、年会費が最大11,550円(税込)まで割引される点です。条件を満たせば、JCBのワイドゴールドよりも低いコストで保有できる可能性があります。

国内主要空港のラウンジ無料利用や、最高5,000万円の旅行傷害保険といったゴールドカードならではの特典も完備。VISA、Mastercardブランドの安心感から、海外での利用が多い方にも人気があります。コストを抑えつつゴールドカードの特典を享受し、世界中でマイルを貯めたい方に最適な一枚です。

⑨ ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

ステータス性と豪華な特典を兼ね備えた、アメックスブランドのANAゴールドカードです。年会費は34,100円(税込)と高額ですが、他社のゴールドカードを凌駕する手厚いサービスが付帯します。

マイル還元率は常に1.0%(移行手数料無料)で、搭乗ボーナスも+25%。アメックス独自の「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用でポイントが1.5~2倍になる特典もあり、日常の買い物でもマイルが貯まりやすい設計です。

このカードの真価は、旅行関連の特典にあります。国内・海外の空港ラウンジが同伴者1名まで無料になるほか、プライオリティ・パスのスタンダード会員に無料登録(年2回まで利用無料)、手荷物無料宅配サービス(往復)、航空便遅延費用補償など、旅のあらゆるシーンを快適にするサービスが満載です。年会費を払ってでも、最高クラスの旅行体験とステータスを求める方に選ばれています。

⑩ ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)

ソラチカカードの上位版にあたるゴールドカードです。年会費は15,400円(税込)で、通常のANA JCBワイドゴールドカードの特典に加えて、ソラチカカード独自のメリットを享受できます。

ANA JCBワイドゴールドカードと同様に、マイル還元率1.0%(移行手数料無料)、搭乗ボーナス+25%、継続ボーナス2,000マイル、空港ラウンジ無料利用といった特典を備えています。

それに加え、ソラチカカードの特典である東京メトロ乗車でのメトロポイント付与(平日20ポイント、土休日40ポイント)も適用されます。貯まったメトロポイントは100ポイント=90マイルのレートでANAマイルに交換可能です。通勤などで毎日東京メトロを利用する方であれば、日常の移動だけで相当数のマイルを貯めることができます。都心部で生活・勤務し、飛行機も頻繁に利用するヘビーユーザーにとって、これ以上ないほど相性の良いカードと言えるでしょう。

⑪ ANAダイナースカード

富裕層向けのカードとして知られるダイナースクラブが発行するANAカードです。年会費は29,700円(税込)と高額ですが、ダイナースならではの唯一無二の特典が魅力です。

マイル還元率は1.0%で、ポイントの有効期限がないため、自分のペースでマイルを貯められます。搭乗ボーナスは+25%、継続ボーナスは2,000マイルです。

特筆すべきは、国内外1,300ヶ所以上の空港ラウンジが無料で利用可能な点です。同伴者料金も他のカードに比べて安価な場合が多く、家族や友人と旅行する際に重宝します。また、ダイナースクラブの代名詞とも言える「エグゼクティブ・ダイニング」では、対象の高級レストランでコース料理を2名以上で予約すると1名分の料金が無料になります。グルメや旅行において、質の高いサービスを求める方に最適なステータスカードです。

⑫ ANA JCBカードプレミアム

ANAカードの中でも最高峰に位置づけられるプレミアムカードの一枚です。年会費は77,000円(税込)と高額ですが、マイルの貯まりやすさと特典の豪華さは他のカードを圧倒します。

最大の魅力は、搭乗ボーナスマイルが+50%という驚異的な加算率です。出張などで長距離路線に乗る機会が多い方なら、一度のフライトで数万マイルを獲得することも可能です。継続ボーナスも10,000マイルと破格です。

ショッピングでのマイル還元率も、カード利用で貯まるポイントとは別に、ANAカードマイルプラス加盟店での利用で100円につき1マイルが自動加算されるなど、優遇されています。さらに、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員(通常年会費469米ドル)に無料で登録できるほか、24時間365日対応のプレミアム・コンシェルジュデスク、最高1億円の旅行傷害保険など、至れり尽くせりのサービスが付帯します。とにかくマイルを最速で貯めたい、最高のサービスを受けたいというエグゼクティブ向けのカードです。

⑬ ANA VISAプラチナ プレミアムカード

VISAブランドの最上位カードとANAカードが融合した、ステータスと実用性を兼ね備えた一枚です。年会費は88,000円(税込)。

搭乗ボーナス+50%、継続ボーナス10,000マイルというプレミアムカードの基本性能に加え、このカード独自の特典として、ANA航空券や機内販売などをカード決済すると、通常のポイントに加えて100円につき1.5マイルが直接貯まります。 これにより、ANA関連の利用では驚異的なマイル還元率を実現します。

プライオリティ・パス(プレステージ会員)やプラチナ・コンシェルジュ・センターはもちろん、食の特典「プラチナグルメクーポン」など、VISAプラチナカードとしての特典も充実。世界No.1シェアを誇るVISAブランドのため、どこでも安心して利用できます。フライト利用が多く、かつ世界中でカード決済の機会が多いビジネスパーソンに最適です。

⑭ ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

ANAカードの頂点に君臨する、究極のステータスカードです。年会費は165,000円(税込)と群を抜いて高額ですが、その内容はまさに圧巻の一言。

搭乗ボーナス+50%、継続ボーナス10,000マイルに加え、ANAグループでの利用でポイントが2.5倍になるなど、マイルの貯まりやすさは最高レベルです。

特筆すべきは、アメックスのプレミアムカード会員限定の特典の数々です。24時間対応のコンシェルジュサービスはもちろん、世界中の空港ラウンジが利用できる「センチュリオン・ラウンジ」へのアクセス、有名ホテルの上級会員資格、国内線ANAラウンジの無料利用(本人のみ)など、他のカードにはない特別なサービスが用意されています。まさに、旅とライフスタイルのすべてにおいて最高品質を求める人のためのカードと言えるでしょう。

⑮ ANAダイナース プレミアムカード

ダイナースクラブの最上位カードであり、ANAカードとしても最高峰に位置する招待制(インビテーション)のカードです。ANAダイナースカードの利用実績を積むことで、インビテーションが届く可能性があります。年会費は170,500円(税込)。

搭乗ボーナス+50%、継続ボーナス10,000マイル。ショッピング利用では100円で1.5ポイントが貯まり、これを1.5マイルに交換可能。さらにANAグループでの利用なら100円で2.5ポイント=2.5マイルと、驚異的なレートでマイルが貯まります。

ダイナースクラブ プレミアムカードとしての特典は他の追随を許しません。24時間対応のコンシェルジュ、銀座のプレミアムラウンジ利用、最高1億円の旅行傷害保険、プライベートジェットやヘリコプターの手配など、まさに至れり尽くせりのサービスが提供されます。選ばれた人のみが手にできる、究極のホスピタリティとステータスを象徴する一枚です。

【目的・属性別】あなたに合ったANAカードの選び方

年会費を抑えたい人、マイルを効率よく貯めたい人、旅行での特典やステータスを重視する人、初めてANAカードを作る人、学生・20代の人

数多くの種類があるANAカードの中から、自分に最適な一枚を見つけるためには、「何を最も重視するか」を明確にすることが重要です。ここでは、目的や属性別におすすめのANAカードの選び方を解説します。

年会費を抑えたい人

クレジットカードにあまりコストをかけたくない、まずは気軽にANAマイルを貯め始めたいという方には、年会費が無料または実質無料で持てるカードがおすすめです。

  • ANA JCBカード ZERO: 18歳以上29歳以下の方限定ですが、5年間年会費が完全無料です。マイル還元率は高くありませんが、コストゼロでANAカードを体験できる入門カードとして最適です。
  • ANA VISA/Mastercard 一般カード: 通常年会費は2,200円(税込)ですが、初年度無料で、WEB明細の利用などの条件を満たせば次年度以降の年会費も大幅に割引されます。使い方次第では数百円の負担で保有でき、国際ブランドも選べるため非常に実用的です。
  • ANA VISA Suicaカード: こちらも年会費2,200円(税込、初年度無料)ですが、Suicaチャージでもマイルが貯まるため、普段の交通費で年会費の元を取りやすいのが特徴です。

これらのカードは、マイル還元率を最大化する「10マイルコース」が有料オプション(年間5,500円~6,600円)になっています。そのため、年間のカード利用額が少ないうちは無料の「5マイルコース」で運用し、利用額が増えてきたら有料コースへの切り替えや、ゴールドカードへのステップアップを検討するのが賢い選択です。

マイルを効率よく貯めたい人

フライトや日常のショッピングで、とにかくたくさんのマイルを貯めたい「本気のマイラー」を目指すなら、ゴールドカード以上のランクが必須となります。

  • ANA VISA/Mastercard ワイドゴールドカード: 年会費15,400円(税込)でマイル還元率1.0%が自動適用され、搭乗ボーナスも+25%と、マイルを貯めるための基本性能が非常に高いカードです。年会費割引の条件を満たせばさらにコストパフォーマンスが向上し、ANAマイラーの定番カードとして絶大な人気を誇ります。
  • ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード): 上記のワイドゴールドカードの性能に加え、東京メトロの利用でもマイルが貯まります。首都圏在住でメトロを頻繁に利用する方であれば、他のどのカードよりもマイルが貯まる可能性があります。
  • ANAカードプレミアム各種: 年会費は高額ですが、搭乗ボーナス+50%は圧巻です。年間のフライト利用が多い方、特にビジネスクラスやファーストクラスを利用する機会がある方にとっては、年会費をはるかに上回るマイルを獲得できます。決済額が多い経営者や個人事業主の方にもおすすめです。

マイルを効率よく貯めるには、年会費とマイル還元率、そして自身のフライト頻度や決済額のバランスを考えることが最も重要です。年間200万円以上決済する、あるいは年に数回は飛行機に乗る、という方はゴールドカードを検討する価値が十分にあります。

旅行での特典やステータスを重視する人

マイルを貯めるだけでなく、旅そのものを快適に、そして豊かにしたいという方には、付帯サービスが充実したカードがおすすめです。

  • ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード: 同伴者1名も無料になる空港ラウンジサービスや、手荷物無料宅配サービス(往復)、航空便遅延補償など、旅行をサポートする特典が非常に手厚いのが特徴です。アメックスブランドのステータス性も高く、旅先での満足度を高めてくれます。
  • ANAダイナースカード: 国内外1,300ヶ所以上の空港ラウンジが利用可能で、世界中どこへ行ってもラウンジでくつろげます。また、高級レストランでの1名分無料サービス「エグゼクティブ・ダイニング」は、旅先での食事を特別なものにしてくれます。
  • ANAカードプレミアム各種: 世界中の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」の最上級会員資格が付帯し、24時間対応のコンシェルジュサービスが旅のあらゆる手配をサポートしてくれます。まさにVIP待遇で旅行を楽しみたい方に最適なカードです。

これらのカードは、年会費が高額になる傾向がありますが、提供されるサービスの価値を考えれば、決して高くはありません。特に海外旅行に頻繁に行く方にとっては、付帯する旅行傷害保険の補償額も大きく、安心感という面でも大きなメリットがあります。

初めてANAカードを作る人

これまでANAカードを持ったことがなく、「まずは一枚作ってみたい」と考えている方は、スタンダードな一般カードから始めるのが良いでしょう。

  • ANA JCB一般カード / ANA VISA/Mastercard 一般カード: 年会費2,200円(税込、初年度無料)と手頃なコストで、ANAカードの基本的な機能(搭乗ボーナス+10%、継続ボーナス1,000マイルなど)をすべて体験できます。まずはこれらのカードでマイルを貯める感覚を掴み、自分の利用状況に合わせて上位カードへの切り替えを検討するのが王道のステップです。
  • ANA VISA Suicaカード / ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード): 普段利用する交通系ICカードがSuicaかPASMOかによって選ぶのがおすすめです。日常の移動でマイルが貯まるため、マイルが貯まっていく実感を得やすいというメリットがあります。

初めてのカード選びで重要なのは、背伸びをしすぎないことです。いきなり高額な年会費のカードを選ぶのではなく、自分のライフスタイルに合った、無理なく持ち続けられるカードを選ぶことが、長くマイルと付き合っていくための秘訣です。

学生・20代の人

収入がまだ安定しない学生や20代の若い世代には、年会費の負担が少ない、あるいは特典が豊富なカードが用意されています。

  • ANA JCBカード ZERO: 18歳以上29歳以下の方なら、5年間も年会費無料でANAカードを持てます。マイルは貯まりにくいですが、まずはクレジットカードに慣れ、将来のステップアップに備えるためのカードとして最適です。
  • 学生向けカード(ANAカード<学生用>): ANAカードには、在学期間中の年会費が無料になる学生専用カードも用意されています(VISA/Mastercard、JCB)。一般カードと同等の機能に加え、卒業後には継続ボーナスマイルとは別に「卒業マイル」として2,000マイルがプレゼントされるなど、学生にとって非常にお得な特典が付いています。卒業後は自動的に一般カードに切り替わるため、社会人になってもスムーズに使い続けられます。

若いうちからクレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)を積み重ねておくことは、将来的にゴールドカードやプレミアムカードの審査に通るためにも重要です。お得な制度を活用して、賢くANAマイラーとしてのキャリアをスタートさせましょう。

ANAカードの基本知識

ANAカードを選ぶ前に、その基本的な仕組みや種類について理解を深めておきましょう。一般のクレジットカードとの違いや、カードランクによる特典の差を知ることで、より自分に合ったカード選びができます。

ANAカードとは?一般カードとの違い

ANAカードとは、全日本空輸(ANA)とクレジットカード会社が提携して発行する、ANAマイレージクラブ(AMC)の機能が一体となったクレジットカードです。一見すると普通のクレジットカードと同じように見えますが、ANAマイラーにとって嬉しい様々な特典が付帯している点が大きく異なります。

項目 ANAカード 一般的なクレジットカード
基本機能 クレジットカード決済機能 + AMCお客様番号 クレジットカード決済機能
マイル獲得 フライト、ショッピング、各種ボーナスで貯まる 基本的に貯まらない(一部例外あり)
フライト特典 搭乗ボーナスマイル(区間マイルの10%~50%増) なし
継続特典 毎年の継続でボーナスマイル(1,000~10,000マイル) なし(年会費無料が多い)
ポイント制度 カード会社のポイントをANAマイルに高レートで交換可能 ポイントをマイルに交換できるが、レートが低い場合が多い
ANA関連特典 機内販売・空港免税店での割引、提携店でのマイル増量 なし

最大の違いは、あらゆる場面でANAマイルが貯まりやすい仕組みが整っていることです。通常のフライトマイルに加えて、ANAカード会員限定の「搭乗ボーナスマイル」が加算されるため、飛行機に乗れば乗るほどマイルが加速度的に貯まります。

また、日常のショッピングで貯まるクレジットカード会社のポイント(Vポイント、Oki Dokiポイントなど)を、有利なレートでANAマイルに交換できるのも大きなメリットです。一般のクレジットカードでもポイントをANAマイルに交換できるものはありますが、交換レートが低かったり、年間の交換上限が設けられていたりすることがほとんどです。ANAカードなら、効率的にショッピング利用分をマイルに変えることができます。

さらに、カードを毎年継続して利用するだけで「継続ボーナスマイル」がもらえるのもANAカードならではの特典です。これらの仕組みにより、ANAカードは「ANAマイルを貯める」という目的に特化した、非常に強力なツールとなっています。

ANAカードの4つのランク

ANAカードは、主に「一般カード」「ワイドカード」「ゴールドカード」「プレミアムカード」の4つのランクに分かれています。ランクが上がるにつれて年会費も高くなりますが、その分マイルの貯まりやすさや付帯サービスが格段に向上します。

一般カード

  • 年会費目安: 2,200円(税込)程度(初年度無料や割引制度あり)
  • 搭乗ボーナスマイル: +10%
  • 継続ボーナスマイル: 1,000マイル
  • 特徴: 最もベーシックで、コストを抑えてANAカードを持ちたい方向けのランクです。初めてANAカードを作る方や、たまにしか飛行機に乗らない方におすすめ。ショッピングでのマイル還元率を1.0%にするには、別途年間5,500円~6,600円(税込)の移行手数料が必要です。付帯保険やサービスは最低限ですが、ANAカードとしての基本的なメリットは十分に享受できます。

ワイドカード

  • 年会費目安: 7,975円(税込)程度 ※JCBのみ
  • 搭乗ボーナスマイル: +25%
  • 継続ボーナスマイル: 2,000マイル
  • 特徴: 一般カードとゴールドカードの中間に位置づけられるランクです(現在はJCBブランドのみ)。一般カードよりも搭乗ボーナスマイルの加算率が高く設定されており、フライト利用が多い方にとってマイルが貯まりやすいのが魅力です。付帯する海外旅行傷害保険の補償額も一般カードより手厚くなっています。ゴールドカードほどの年会費は払えないけれど、一般カードよりは効率よくマイルを貯めたい、というニーズに応えるカードです。

ゴールドカード

  • 年会費目安: 15,400円~34,100円(税込)
  • 搭乗ボーナスマイル: +25%
  • 継続ボーナスマイル: 2,000マイル
  • 特徴: マイルの貯めやすさと特典のバランスが最も良い、ANAマイラーの主戦力となるランクです。最大のメリットは、ほとんどのカードでマイル還元率1.0%コースへの移行手数料が無料になること。年会費はかかりますが、年間のカード利用額が多い方なら、移行手数料を払う一般カードよりもトータルコストが安くなる逆転現象も起こります。国内主要空港のラウンジが無料で利用できるほか、旅行傷害保険も充実しており、旅の質を一段階引き上げてくれます。

プレミアムカード

  • 年会費目安: 77,000円~170,500円(税込)
  • 搭乗ボーナスマイル: +50%
  • 継続ボーナスマイル: 10,000マイル
  • 特徴: ANAカードの最高峰ランクで、マイル獲得効率と付帯サービスが他のランクを圧倒します。搭乗ボーナス+50%は絶大で、国際線の長距離フライトなら一度で数万マイルが貯まります。継続ボーナスだけで国内線の特典航空券に交換できるほどのマイル数がもらえます。世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」や、24時間対応のコンシェルジュサービスなど、まさにVIP待遇のサービスが付帯。年会費は非常に高額ですが、出張が多い経営者や、旅に最高のクオリティを求める方にとっては、それ以上の価値があるカードです。

ANAカードを持つ7つのメリット

飛行機の搭乗でボーナスマイルが貯まる、入会・継続でボーナスマイルがもらえる、日常の買い物でマイルが貯まる、ANA関連の店舗やサービスで割引が受けられる、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスが付帯する、ANA SKYコインに交換できる、チケットレスで搭乗できるサービスが利用可能

ANAカードを保有すると、マイルが貯まりやすくなるだけでなく、旅行や日常の様々なシーンで恩恵を受けられます。ここでは、ANAカードを持つ具体的なメリットを7つ紹介します。

① 飛行機の搭乗でボーナスマイルが貯まる

ANAカード最大のメリットは、通常のフライトマイルに加えて、カード会員限定の「搭乗ボーナスマイル」が加算されることです。このボーナスマイルは、搭乗区間の基本マイルに、カードのランクに応じた積算率を掛けて算出されます。

  • 一般カード、ワイドカード: +10%
  • ゴールドカード、ダイナースカード: +25%
  • プレミアムカード: +50%

例えば、東京-沖縄間(片道984マイル)をANA便で利用した場合、通常のフライトマイルは984マイルですが、ANAカード会員ならこれにボーナスが上乗せされます。

  • 一般カード会員: 984マイル × 10% = 98マイルのボーナス
  • ゴールドカード会員: 984マイル × 25% = 246マイルのボーナス
  • プレミアムカード会員: 984マイル × 50% = 492マイルのボーナス

往復で利用すればこの2倍、出張や旅行で年に何度も搭乗する方であれば、この差は非常に大きくなります。飛行機に乗れば乗るほど、一般のマイレージ会員との差が開き、マイルが加速度的に貯まっていくのがANAカードの強力なアドバンテージです。

② 入会・継続でボーナスマイルがもらえる

フライトに乗らなくても、カードに入会したり、毎年使い続けたりするだけでボーナスマイルがプレゼントされるのも、ANAカードの大きな魅力です。

  • 入会ボーナス: カードに入会すると、ランクに応じて1,000マイルから10,000マイルのウェルカムマイルが付与されます。(※カードの種類やキャンペーンによって異なります)
  • 継続ボーナス: 年会費を支払い、カードを更新するたびに、毎年サンクスマイルとしてボーナスマイルが付与されます。
    • 一般・ワイド・学生用カード: 1,000マイル
    • ゴールド・ダイナースカード: 2,000マイル
    • プレミアムカード: 10,000マイル

特にプレミアムカードの場合、継続するだけで10,000マイルがもらえるため、これだけで東京-大阪間のローシーズン往復特典航空券(10,000マイル~)に交換できてしまいます。年会費はかかりますが、こうしたボーナスマイルによって実質的な負担を軽減できるのです。これらのボーナスは、ANAマイレージクラブ会員でいるだけでは得られない、ANAカード会員だけの特権です。

③ 日常の買い物でマイルが貯まる

ANAカードは、フライトだけでなく日々のお買い物や公共料金の支払いでも効率的にマイルを貯めることができます。 カード決済で貯まる提携カード会社のポイントを、有利なレートでANAマイルに交換できるからです。

多くのANAカードでは、ポイントをマイルに交換する際に2つのコースが用意されています。

  • 5マイルコース(または通常コース): 手数料無料で、カード会社の1ポイントを0.5マイル(または5マイル)に交換できます。マイル還元率は0.5%が基本です。
  • 10マイルコース(または2倍コース): 年間移行手数料(5,500円~6,600円(税込))を支払うことで、交換レートが2倍になり、1ポイントを1マイル(または10マイル)に交換できます。これにより、マイル還元率は1.0%にアップします。

ゴールドカード以上のランクでは、この10マイルコースの移行手数料が無料になるため、常に1.0%の高い還元率でマイルを貯められます。電気、ガス、水道、携帯電話料金、保険料、税金といった固定費をすべてANAカード払いに集約すれば、何もしなくても毎月自動的にマイルが貯まっていく仕組みを構築できます。

④ ANA関連の店舗やサービスで割引が受けられる

ANAカードを提示または利用することで、ANAグループが提供する様々なサービスで割引や特典を受けられます。

  • ANA FESTA: 空港内にあるお土産店「ANA FESTA」で、1,000円(税込)以上の買い物の際にANAカードを提示すると、会計が10%割引になります。
  • ANA DUTY FREE SHOP: 成田・羽田・関西国際空港にあるANAの免税店で、ANAカードで支払うと10%割引が適用されます。(一部商品除く)
  • 機内販売: ANA国内線・国際線の機内販売でANAカードを利用すると、10%割引で購入できます。
  • A-style: ANA公式のオンラインショッピングサイト「A-style」での買い物が7%割引になります。
  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパン: 対象のホテルでの宿泊料金やレストラン・バーの利用料金が割引になります。

これらの割引は、旅行や出張の際に非常に実用的です。特に空港でのお土産購入や食事の際に、忘れずにANAカードを提示・利用することをおすすめします。

⑤ 旅行傷害保険や空港ラウンジサービスが付帯する

多くのANAカードには、旅行中の万が一のアクシデントに備える海外・国内旅行傷害保険が付帯しています。カードのランクが上がるほど補償額も手厚くなり、プレミアムカードでは最高1億円の補償が受けられます。海外旅行の都度、保険に加入する手間と費用を節約できるのは大きなメリットです。

また、ゴールドカード以上のランクになると、国内の主要空港にあるカードラウンジを無料で利用できます。 搭乗までの待ち時間を、フリードリンクを楽しみながら静かで快適な空間で過ごすことができます。さらに、ANAアメリカン・エキスプレス・カードやANAダイナースカードなら、海外の空港ラウンジも利用可能。プレミアムカードに至っては、同伴者も無料で利用できる「プライオリティ・パス」が付帯するため、世界中のほとんどの空港でVIPな時間を過ごせます。これらのサービスは、旅の快適性と安心感を格段に向上させてくれます。

⑥ ANA SKYコインに交換できる

貯めたマイルの使い道として、特典航空券が有名ですが、希望の便が取れなかったり、マイル数が足りなかったりすることもあります。そんな時に便利なのが「ANA SKYコイン」です。

ANA SKYコインは、ANAのウェブサイトで航空券や旅行商品(ツアーなど)の支払いに10コイン=10円単位で利用できる電子クーポンです。マイルからSKYコインへの交換レートは、ANAカードの種類やANAのステイタスによって変動し、最大で1マイル=1.7コインという高いレートで交換できます。

SKYコインで航空券を購入した場合、その搭乗分は通常通りフライトマイルが貯まります(特典航空券ではマイルは貯まりません)。また、マイルの有効期限は3年間ですが、SKYコインに交換すれば有効期限が1年間延長されるため、マイル失効を防ぐ手段としても有効です。特典航空券に交換するほどマイルが貯まっていない場合でも、SKYコインに換えて航空券代の一部に充当するといった柔軟な使い方ができるのが魅力です。

⑦ チケットレスで搭乗できるサービスが利用可能

かつてANAカードには、保安検査場や搭乗口の読み取り機にカードをかざすだけで通過できる「スキップサービス」という便利な機能がありました。
※この「スキップサービス」は2023年3月31日をもって終了しました。

現在は、「ANAオンラインチェックイン」が主流となっています。搭乗の24時間前から、ANAのウェブサイトやアプリでチェックイン手続きを済ませ、スマートフォンに表示されるQRコード(搭乗券)を使って保安検査場や搭乗口を通過する仕組みです。

ANAカードを持っていると、ANAマイレージクラブお客様番号がカードに紐づいているため、予約情報との連携がスムーズです。航空券予約時にANAカードに記載のお客様番号を登録しておけば、オンラインチェックインの手続きが簡単に行えます。空港のカウンターに立ち寄る必要がなく、スマートに搭乗できるため、時間の節約にも繋がります。

ANAカードの3つのデメリット・注意点

年会費がかかるカードが多い、マイルには3年間の有効期限がある、ポイントからマイルへの移行に手数料がかかる場合がある

多くのメリットがあるANAカードですが、いくつか注意すべき点もあります。デメリットも理解した上で、自分に合ったカードを選ぶことが重要です。

① 年会費がかかるカードが多い

ANAカードの大きな特徴の一つが、ほとんどのカードで年会費が発生することです。年会費が永年無料のANAカードは、現時点では存在しません。(※ANA JCBカード ZEROは入会後5年間に限り無料)

  • 一般カード: 2,200円(税込)程度
  • ゴールドカード: 15,400円(税込)~
  • プレミアムカード: 77,000円(税込)~

これらの年会費は、搭乗ボーナスマイルや継続ボーナスマイル、付帯保険、ラウンジサービスなどの特典の対価と考えることができます。そのため、年会費以上の価値(ベネフィット)を得られるかどうかが、カード選びの重要な判断基準となります。

例えば、年に一度も飛行機に乗らず、カード決済額も少ない方の場合、年会費の元を取るのは難しいかもしれません。一方で、出張が多く、決済額も大きい方にとっては、年会費を支払ってでもゴールドカードやプレミアムカードを保有する方が、獲得できるマイルや受けられるサービスの価値が上回り、結果的にお得になります。自身のライフスタイルと照らし合わせ、年会費に見合うメリットがあるかを慎重に検討しましょう。

② マイルには3年間の有効期限がある

ANAマイルを貯める上で、最も注意しなければならないのが有効期限です。ANAマイルは、マイルを獲得した月(搭乗月やポイント交換月)から数えて36ヶ月後の月末に失効します。つまり、有効期限は一律で3年間です。

せっかくコツコツ貯めたマイルも、使わなければ3年後には消えてしまいます。特に、たまにしか飛行機に乗らない方が特典航空券に必要な数万マイルを貯めるには、計画性が必要です。

マイルを失効させないための対策としては、以下のような方法があります。

  • 目標を設定する: 「3年以内にハワイ旅行に行く」など、具体的な目標を立ててマイルを貯める。
  • ANA SKYコインに交換する: 有効期限が迫ったマイルは、ANA SKYコインに交換することで、交換時点から有効期限が1年間に延長されます。失効寸前の少額マイルも無駄なく活用できます。
  • 提携ポイントに交換する: 楽天ポイントやTポイントなど、提携先のポイントに交換することも可能です。(交換レートは変動します)

有効期限を常に意識し、ANAマイレージクラブのサイトやアプリで定期的にマイル残高と有効期限を確認する習慣をつけることが大切です。

③ ポイントからマイルへの移行に手数料がかかる場合がある

日常のショッピングで効率よくマイルを貯めるためには、マイル還元率1.0%を実現できる「10マイルコース」の利用が鍵となります。しかし、一般カードやワイドカードの場合、このコースを利用するには別途、年間移行手数料が必要になります。

  • JCB(一般・ワイド): 5,500円(税込)
  • 三井住友カード(VISA/Mastercard 一般): 6,600円(税込)

この手数料は、カードの年会費とは別に発生します。例えば、ANA VISA一般カード(年会費2,200円)で1.0%還元を目指す場合、合計で8,800円(税込)のコストがかかる計算になります。

年間のカード決済額が多い方にとっては、手数料を払ってでも1.0%の還元率を確保する価値は十分にあります。しかし、決済額が少ないと、手数料分の元が取れない可能性も出てきます。一つの目安として、年間決済額が50万円~60万円を超えるあたりから、移行手数料を支払うメリットが出てくると考えられます。

この移行手数料がネックに感じる場合は、移行手数料が無料で自動的に1.0%還元となるゴールドカードを選ぶのがおすすめです。年会費は高くなりますが、空港ラウンジ利用などの特典も付いてくるため、トータルでの満足度は高くなることが多いです。

ANAマイルの効率的な貯め方4選

ANAカードを手に入れたら、次はそのポテンシャルを最大限に引き出し、効率的にマイルを貯めていきましょう。ここでは、代表的な4つの貯め方を紹介します。

① フライトで貯める

最も基本的かつ、大量マイル獲得のチャンスがあるのがフライトです。ANAグループ便や、スターアライアンス加盟航空会社(ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空など)の便に搭乗することで、区間基本マイルに加えて、ANAカード会員限定の搭乗ボーナスマイルが貯まります。

  • 予約時にANAマイレージクラブお客様番号を登録する: 航空券を予約する際に、必ずお客様番号を紐づけることを忘れないようにしましょう。
  • 上位クラスを利用する: エコノミークラスよりもプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスの方が、運賃種別ごとの積算率が高く設定されているため、より多くのフライトマイルが貯まります。
  • カードランクを上げる: 前述の通り、ゴールドカードなら+25%、プレミアムカードなら+50%の搭乗ボーナスが付きます。出張や旅行の頻度が高い方は、上位カードへの切り替えを検討する価値があります。

年に数回の海外旅行や、頻繁な国内出張がある方なら、フライトだけで数万マイルを貯めることも夢ではありません。

② 日常の支払いで貯める

フライトの機会が少ない「陸マイラー」にとって、マイルを貯める主戦場は日常の支払いです。あらゆる支出をANAカードに集約することが、マイルを効率的に貯めるための鉄則です。

  • 固定費の支払い: 家賃、電気、ガス、水道、通信費、保険料、新聞代など、毎月必ず発生する固定費をカード払いに切り替えましょう。これだけで、毎月自動的にマイルが貯まる仕組みが完成します。
  • 日常の買い物: スーパー、コンビニ、ドラッグストア、飲食店、ネットショッピングなど、普段の買い物をすべてANAカードで決済します。少額でも積み重なれば大きなマイルになります。
  • 税金の支払い: 住民税や自動車税などの税金も、自治体によってはクレジットカードでの支払いが可能です(手数料がかかる場合があります)。高額な支払いになるため、多くのマイルを獲得するチャンスです。

年間200万円をマイル還元率1.0%のANAカードで決済した場合、それだけで20,000マイルが貯まります。 これは、東京-沖縄間の往復特典航空券(レギュラーシーズン)に相当します。日々の支払いを意識的にカードに集めるだけで、特典旅行がぐっと近づきます。

③ ANAカードマイルプラス提携店で貯める

「ANAカードマイルプラス」は、提携している店舗やサービスでANAカードを利用すると、クレジットカード会社のポイントとは別に、追加で100円または200円につき1マイルが直接貯まる非常にお得なサービスです。

【主な提携店】

  • コンビニ: セブン-イレブン
  • 百貨店: 高島屋、大丸、松坂屋
  • ドラッグストア: マツモトキヨシ、ココカラファイン
  • ガソリンスタンド: ENEOS
  • ホテル: IHG・ANA・ホテルズグループジャパン
  • その他: イトーヨーカドー、紀ノ國屋、スターバックス(カードチャージ)など

例えば、セブン-イレブンでマイル還元率1.0%のANAカードを使って1,000円の買い物をした場合、

  1. クレジットカードのポイントとして10マイル相当
  2. ANAカードマイルプラスの特典として5マイル(200円につき1マイル)
    合計15マイル(還元率1.5%)が貯まります。

普段利用するお店が提携店かどうかをチェックし、積極的にANAカードで支払うことで、マイルの貯まるスピードをさらに加速させることができます。

④ ANAマイレージモール経由のネットショッピングで貯める

ネットショッピングをする際に、一手間加えるだけでマイルが貯まるのが「ANAマイレージモール」です。これはANAが運営するポイントサイトのようなもので、このサイトを経由してから提携先のオンラインショップで買い物をするだけで、購入金額に応じてマイルが貯まります。

【主な提携ショップ】

  • 総合通販: 楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jp(一部カテゴリ)
  • 家電量販店: ビックカメラ.com、ノジマオンライン
  • ファッション: ユニクロオンラインストア、ZARA
  • 旅行予約: じゃらんnet、エクスペディア
  • その他: Apple公式サイト、さとふる(ふるさと納税)など

例えば、ANAマイレージモール経由で楽天市場に行き、10,000円の商品をANAカードで購入した場合、

  1. ANAマイレージモールの経由ボーナスとしてマイル(例:200円につき1マイルなら50マイル)
  2. 楽天市場の楽天ポイント
  3. 支払いをしたANAカードのクレジットカードポイント
    というポイントの三重取りが実現します。

お気に入りのショップが提携しているかを確認し、ネットショッピングの際は必ずANAマイレージモールを経由する習慣をつけましょう。

ANAカードとJALカードはどっちがいい?違いを比較

日本の航空会社系カードを選ぶ際、必ず比較対象となるのがJALカードです。どちらのカードを選ぶべきかは、利用する航空会社やライフスタイルによって大きく異なります。ここでは、3つの観点から両者の違いを比較します。

提携航空会社とネットワーク

最も大きな違いは、所属するアライアンス(航空連合)です。

  • ANA: スターアライアンスに加盟。ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空、タイ国際航空など、世界最大規模の26社が加盟しています。世界186カ国、約1,200の空港に就航しており、特にヨーロッパや北米、アジアに強いネットワークを持っています。
    参照:ANA公式サイト、スターアライアンス公式サイト
  • JAL: ワンワールドに加盟。アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、カタール航空など、質の高いサービスで評価される13社が加盟しています。加盟社数はスターアライアンスより少ないですが、世界170カ国、約900の空港をカバーしています。
    参照:JAL公式サイト、ワンワールド公式サイト

どちらのアライアンスが優れているということではなく、ご自身がよく利用する、あるいは旅行したい渡航先に強いアライアンスを選ぶのが合理的です。 例えば、北米内の乗り継ぎやヨーロッパ周遊を考えるならスターアライアンス(ANA)、オーストラリアや南米への旅行を考えるならワンワールド(JAL)が便利な場合があります。

マイルの貯まりやすさ

日常の買い物でマイルを貯める「陸マイラー」活動においては、両者に一長一短があります。

項目 ANAカード JALカード
基本還元率 0.5%~1.0%(コース選択制) 0.5%~1.0%(ショッピングマイル・プレミアム加入)
特約店(コンビニ) セブン-イレブン(マイル増量) ファミリーマート(マイル2倍)
特約店(スーパー) イトーヨーカドーなど イオン、ウエルシアなど
ネット通販 ANAマイレージモール JALマイレージバンクモール

コンビニはANAがセブン-イレブン、JALがファミリーマートと、はっきりと分かれています。また、スーパーはJALがイオン系列に強いのが特徴です。自分が普段どの店をよく利用するかで、マイルの貯まりやすさは大きく変わってきます。

マイル還元率を1.0%にするための仕組みも似ており、ANAは「10マイルコース」、JALは「ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円(税込))」という有料オプションがあります。どちらもゴールドカード以上であれば、このオプションが自動付帯(無料)になる点も共通しています。

特典航空券への交換しやすさ

貯めたマイルの最大の使い道である特典航空券への交換しやすさにも、いくつかの違いがあります。

  • 必要マイル数: 国内線では、ANAはシーズン(ロー、レギュラー、ハイ)と距離(ゾーン)によって必要マイル数が変動するのに対し、JALは距離(区間)ごとの固定マイル制が基本です(一部変動制あり)。ANAはローシーズンを狙えばJALより少ないマイルで交換できる場合があります。国際線は行き先やシーズンによってどちらがお得かが変わるため、一概には言えません。
  • 予約のしやすさ: 一般的に、ANAは国内線の路線網がJALより密で便数も多いため、地方路線などで選択肢が多い傾向があります。一方、JALは国際線の提携航空会社が少ない分、ワンワールド便の特典航空券が比較的取りやすいという声もあります。これは時期や路線によるため、あくまで傾向として捉えるのが良いでしょう。
  • 独自の特典: ANAには「今週のトクたびマイル」という、毎週対象路線が通常より少ないマイルで交換できるお得な制度があります。JALには「どこかにマイル」という、6,000マイルで往復どこかに行けるミステリーツアー的な面白い特典があります。

結論として、ANAカードとJALカードのどちらが良いかは、主に利用する航空会社と、よく使うお店によって決まります。 自宅や職場の近くにある空港はどちらの便が多いか、普段買い物するコンビニやスーパーはどこか、といった観点から総合的に判断することをおすすめします。

ANAカードの申し込みから発行までの流れ

公式サイトへアクセス、規約への同意と情報入力、支払い口座の設定、本人確認

自分にぴったりのANAカードを見つけたら、いよいよ申し込みです。ここでは、申し込みからカードが手元に届くまでの基本的な流れを解説します。

申し込み方法と必要書類

現在、ANAカードの申し込みはオンラインでの手続きが主流で、スピーディーかつ簡単です。

【オンライン申し込みの流れ】

  1. 公式サイトへアクセス: ANAの公式サイトまたは各提携カード会社(JCB、三井住友カードなど)の公式サイトから、希望するカードの申し込みページに進みます。
  2. 規約への同意と情報入力: 会員規約などを確認・同意し、氏名、住所、生年月日、勤務先、年収などの必要情報を入力フォームに従って入力します。この際、ANAマイレージクラブに未入会の方は、同時に新規入会手続きが行われます。
  3. 支払い口座の設定: クレジットカードの利用代金を引き落とす銀行口座を設定します。多くの金融機関では、オンラインで口座振替設定が完了します。
  4. 本人確認: オンラインで本人確認を完結させる方法と、後日郵送で手続きする方法があります。
    • オンライン: スマートフォンで運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、自身の顔写真を撮影してアップロードします。
    • 郵送: 後日、カード会社から送られてくる書類に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを同封して返送します。

【必要なもの】

  • 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など。
  • 引き落とし口座情報: 銀行名、支店名、口座番号がわかるもの(キャッシュカードや通帳)。
  • (お持ちの場合)ANAマイレージクラブお客様番号: 10桁の番号。

事前にこれらを用意しておくと、申し込みがスムーズに進みます。

審査基準と期間

ANAカードを含むすべてのクレジットカードには、発行にあたってカード会社による審査が行われます。

【主な審査基準】

  • 申込者の属性: 年齢、職業、勤務先、勤続年数、年収など。安定した継続収入があることが重要な基準となります。
  • 信用情報(クレジットヒストリー): 過去のクレジットカードやローンの利用履歴。延滞や債務整理などの記録がないか、信用情報機関に照会されます。

一般的に、一般カードよりもゴールドカード、ゴールドカードよりもプレミアムカードの方が、求められる年収や社会的信用の基準は高くなります。ただし、具体的な審査基準は公表されていません。

【審査・発行期間】
審査からカード発行までにかかる期間は、申し込むカード会社や申し込み方法によって大きく異なります。

  • オンラインで申し込みと本人確認を完結させた場合: 最短で3営業日~1週間程度で審査が完了し、その後カードが郵送されます。
  • 郵送での手続きが含まれる場合: 書類のやり取りが発生するため、2週間~4週間程度かかるのが一般的です。

特に、ゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇を挟む場合は、通常より時間がかかることがあります。カードを利用したい予定が決まっている場合は、余裕を持って申し込むことをおすすめします。

ANAカードに関するよくある質問

年会費が永年無料のANAカードはあるか?、最もマイルが貯まる最強のANAカードはどれ?、学生や主婦でもANAカードは作れるか?、ANAカードの締め日と引き落とし日はいつ?

最後に、ANAカードを検討している方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

年会費が永年無料のANAカードはありますか?

結論から言うと、2024年現在、年会費が「永年」無料のANAカードは存在しません。

ただし、条件付きで年会費が無料になるカードはあります。

  • ANA JCBカード ZERO: 18歳以上29歳以下の方限定で、入会から5年間は年会費が無料になります。ただし、5年後の最初のカード更新時からは、自動的にANA JCB一般カード(年会費2,200円(税込))に切り替わります。
  • ANA VISA/Mastercard 一般カードなど: 一部の一般カードでは、WEB明細サービスの利用やリボ払いの登録・利用といった条件を満たすことで、翌年度の年会費が割引または無料になる場合があります。しかし、これは毎年条件をクリアする必要があるため、「永年無料」とは異なります。

コストをかけずにANAカードを持ちたい場合は、これらの条件付き無料のカードを検討するのが現実的な選択肢となります。

最もマイルが貯まる最強のANAカードはどれですか?

この質問に対する答えは、「その人のライフスタイルによる」というのが最も正確です。誰にとっても唯一無二の「最強カード」は存在せず、利用目的や頻度によって最適なカードは異なります。

  • フライト利用が非常に多い人(特に国際線): ANAカードプレミアム各種が最強です。搭乗ボーナス+50%の威力は絶大で、他のカードとは比較にならないスピードでマイルが貯まります。年会費は高額ですが、フライト利用が多いなら十分に元が取れます。
  • コストとマイル効率のバランスを重視する人: ANA VISA/Mastercard ワイドゴールドカードが非常に有力な候補です。マイル還元率1.0%が年会費内で実現でき、搭乗ボーナスも+25%と十分。年会費割引もあり、コストパフォーマンスに優れています。
  • 首都圏在住で東京メトロを多用する人: ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)が最強となり得ます。毎日の通勤・通学がマイルに変わるため、フライトやショッピングの利用がそれほど多くなくても、大量のマイルを貯められる可能性があります。

ご自身の「フライト頻度」「年間決済額」「主な生活圏」という3つの軸で考え、最もメリットが大きいカードを選ぶことが、「自分にとっての最強カード」を見つける鍵となります。

学生や主婦でもANAカードを作ることはできますか?

はい、学生や主婦(主夫)の方でもANAカードを作ることは可能です。

  • 学生の方: 多くのANAカードでは、申し込み対象を「18歳以上(高校生を除く)」としています。さらに、在学期間中の年会費が無料になる「ANAカード<学生用>」も用意されており、学生専用のお得な特典も付いています。卒業後は自動的に一般カードに切り替わるため、社会人になってもスムーズに利用を続けられます。
  • 主婦(主夫)の方: ご自身に安定した収入がない場合でも、配偶者に安定した収入があれば申し込むことができます。 審査の際には、世帯収入(配偶者の年収など)が考慮されることが一般的です。申し込みフォームの職業欄で「主婦・主夫」を選択し、正直に情報を入力しましょう。

ただし、いずれの場合も必ず審査に通るという保証はありません。過去に携帯電話料金の延滞などがないか、信用情報も重要な判断材料となります。

ANAカードの締め日と引き落とし日はいつですか?

ANAカードの締め日と引き落とし日は、提携しているクレジットカード会社によって異なります。 ANAが直接請求するわけではないため、お持ちのカードの国際ブランドを発行している会社の規定を確認する必要があります。

提携カード会社 国際ブランド 締め日 引き落とし日
株式会社ジェーシービー(JCB) JCB 毎月15日 翌月10日
三井住友カード株式会社 VISA, Mastercard 毎月15日または月末 翌月10日または26日
アメリカン・エキスプレス American Express 登録口座や契約日により異なる 登録口座や契約日により異なる
三井住友信託銀行(ダイナース) Diners Club 毎月15日または20日 翌月10日

※上記は一般的なスケジュールであり、変更される可能性があります。
※三井住友カードは、申し込み時に締め日と引き落とし日の組み合わせを選択できます。
※アメリカン・エキスプレスは、会員ごとに締め日が個別に設定されるため、オンラインサービスや利用明細でご自身のスケジュールを確認する必要があります。

正確な日付は、カード発行時に送付される台紙や、各カード会社の会員向けオンラインサービスで必ず確認するようにしてください。