楽天ポイントのお得な貯め方15選 キャンペーンや裏ワザも紹介

楽天ポイントのお得な貯め方、キャンペーンや裏ワザも紹介

楽天ポイントは、日本最大級のECサイト「楽天市場」をはじめ、多岐にわたる楽天グループのサービスや街中の提携店舗で貯めて使える、非常に利便性の高い共通ポイントサービスです。上手に活用すれば、日々の生活費を節約し、お得に買い物を楽しめます。

しかし、「どうすれば効率的にポイントを貯められるのか分からない」「キャンペーンが多すぎて把握しきれない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、楽天ポイントの基本的な仕組みから、初心者でもすぐに実践できるお得な貯め方15選、さらにはポイントの二重取り・三重取りといった上級者向けの裏ワザまで、網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたも「ポイ活」の達人になり、楽天ポイントを最大限に活用できるようになるでしょう。

楽天ポイントとは?基本を解説

楽天ポイントを効率的に貯めるためには、まずその基本的な仕組みを理解することが不可欠です。ポイントには種類があり、それぞれ有効期限や使い道が異なります。ここでは、楽天ポイントを使いこなすための基礎知識として、「ポイントの種類」「有効期限と確認方法」「基本的なポイント還元率」の3つの要素を詳しく解説します。

楽天ポイントの種類

楽天ポイントは、大きく分けて「通常ポイント」「期間限定ポイント」の2種類が存在します。この違いを理解することが、ポイントを無駄なく活用するための第一歩です。

ポイントの種類 主な特徴 有効期限 主な使い道
通常ポイント 楽天の各種サービス利用や提携店での買い物で貯まる基本的なポイント 最後にポイントを獲得した月を含めた1年間。期間内に一度でもポイントを獲得すれば、全ての通常ポイントの有効期限が延長される(実質無期限) 全ての楽天サービス、楽天Edyへのチャージ、ANAマイルへの交換、楽天カードの支払い充当など、用途が広い
期間限定ポイント キャンペーンやSPU(スーパーポイントアッププログラム)などで付与されるポイント キャンペーンごとに個別の有効期限が設定されており、非常に短い(例:翌月末まで) 楽天サービスでの支払いや楽天ペイでの利用が主。楽天EdyへのチャージやANAマイル交換、楽天カード支払い充当には利用不可

通常ポイント

通常ポイントは、楽天ポイントの基本となるポイントです。楽天市場での買い物、楽天カードの利用、楽天銀行の利用など、楽天の基本的なサービスを利用することで貯まります。

最大のメリットは、有効期限が実質的に無期限であることです。公式な有効期限は「最後にポイントを獲得した月を含めた1年間」と定められていますが、この期間内に一度でも通常ポイントを獲得すれば、その時点ですでに保有している全ての通常ポイントの有効期限が自動的に延長されます。つまり、定期的に楽天のサービスを利用していれば、ポイントが失効する心配はほとんどありません。

また、使い道の広さも魅力です。楽天市場での買い物はもちろん、楽天カードの月々の支払いに充当したり、電子マネーの楽天Edyにチャージしたり、ANAマイルに交換したりと、現金に近い感覚で柔軟に利用できます。資産形成に興味があるなら、楽天証券で投資信託の購入に充てる「ポイント投資」も可能です。このように、貯めたポイントを自分のライフスタイルに合わせて多様な形で活用できるのが、通常ポイントの強みです。

期間限定ポイント

期間限定ポイントは、その名の通り利用できる期間が限定されている特殊なポイントです。主に、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率アップ分や、「お買い物マラソン」「楽天スーパーSALE」といった特定のキャンペーンに参加することで付与されます。

最も注意すべき点は、有効期限が非常に短いことです。キャンペーンによって異なりますが、多くは付与された月の翌月末までといった短期間で失効してしまいます。例えば、5月15日に付与された期間限定ポイントの有効期限が6月30日である、といった具合です。この有効期限は、通常ポイントのように延長されることはありません。そのため、定期的に保有ポイントを確認し、期限内に使い切る計画性が求められます。

また、使い道にも制限があります。通常ポイントで可能な「楽天カードの支払い充当」「楽天Edyへのチャージ」「ANAマイルへの交換」といった一部のサービスには利用できません。主な使い道は、楽天市場や楽天トラベルなどのサービスでの支払いや、街のお店で使えるスマホ決済「楽天ペイ」での支払いです。特に楽天ペイは、コンビニやドラッグストアなど日常的な買い物で期間限定ポイントを消化できるため、非常に便利な出口戦略となります。

ポイントの有効期限と確認方法

ポイントを無駄にしないためには、有効期限の管理が極めて重要です。特に期間限定ポイントは失効しやすいため、こまめなチェックが欠かせません。

ポイントの保有状況や有効期限は、「楽天PointClub」のウェブサイトまたは公式アプリで簡単に確認できます。アプリをスマートフォンにインストールしておくと、いつでも手軽に確認できるだけでなく、期間限定ポイントが失効しそうになるとプッシュ通知で知らせてくれる機能もあるため、非常に便利です。

【楽天PointClubでの確認手順】

  1. 楽天PointClubのサイトまたはアプリにログインします。
  2. トップページに「総保有ポイント」が表示されます。
  3. その内訳として「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の保有数が表示されます。
  4. 「ポイント実績」や「有効期限」の項目をタップすると、各ポイントがいつ付与され、いつ失効するのかを一覧で詳細に確認できます。

通常ポイントは、前述の通り、最後に獲得してから1年間です。楽天サービスを日常的に使っていれば失効リスクは低いですが、長期間利用しない可能性がある場合は注意が必要です。一方、期間限定ポイントは個別に有効期限が設定されているため、最も期限が近いものから優先的に消費していくのが賢い使い方です。楽天ペイのアプリでは、支払いの際に期間限定ポイントから優先的に使用する設定ができるため、設定しておくことを強くおすすめします。

基本的なポイント還元率

楽天ポイントがどれくらい貯まるかを示す「ポイント還元率」は、利用するサービスによって異なります。基本的な還元率を理解しておくことで、どのサービスを使えば効率的にポイントが貯まるか判断しやすくなります。

  • 楽天市場での買い物:
    通常、購入金額100円(税抜)につき1ポイントが付与されます。これが基本的な還元率1%です。
  • 楽天カードでの支払い:
    楽天市場での買い物を楽天カードで決済すると、上記の1%に加えて、特典としてさらに+1%のポイントが付与されます。つまり、楽天市場で楽天カードを使うだけで、合計2%の還元率になります。
  • 街の楽天カード加盟店での利用:
    スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなど、街の楽天カード加盟店で楽天カードを使って支払いをすると、100円(税込)につき1ポイントが付与されます(還元率1%)。
  • 楽天ポイントカード加盟店での利用:
    マクドナルドやファミリーマート、ツルハドラッグなどの楽天ポイントカード加盟店で、会計時に楽天ポイントカードやアプリを提示すると、店舗ごとに定められた還元率(多くは200円につき1ポイント=0.5%、または100円につき1ポイント=1%)でポイントが貯まります。

重要なのは、これらのポイントは組み合わせることで還元率を高められる点です。例えば、楽天ポイントカード加盟店で楽天カードを使って支払いをすれば、「ポイントカード提示分のポイント」と「カード決済分のポイント」の二重取りが可能です。

さらに、楽天グループの様々なサービスを利用することで還元率がアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」や、特定の日に開催されるキャンペーンを組み合わせることで、還元率は劇的に向上します。この基本還元率に、これから解説する様々なテクニックを上乗せしていくことが、楽天ポイントを大量に獲得するための鍵となります。

楽天ポイントのお得な貯め方15選

楽天ポイントを効率的に貯める方法は、一つではありません。楽天が提供する多種多様なサービスやキャンペーンを戦略的に組み合わせることで、ポイントは面白いように貯まっていきます。ここでは、初心者から上級者まで誰もが実践できる、特にお得な15の貯め方を厳選してご紹介します。

楽天市場での買い物

最も基本的かつ重要なポイントの貯め方が、日本最大級のECモール「楽天市場」での買い物です。日用品から家電、ファッション、ふるさと納税まで、あらゆる商品が揃っており、日常生活の支出を楽天市場に集約するだけで、自然とポイントが貯まっていきます。

前述の通り、楽天市場での買い物では、購入金額100円(税抜)につき1ポイント(1%還元)が基本です。これだけでもお得ですが、楽天市場の真価は、後述するSPUや各種キャンペーンとの組み合わせによって発揮されます。楽天市場は、楽天ポイントを貯めるための「ホームグラウンド」と認識し、何か買い物をしたいと思ったときは、まず楽天市場で探す習慣をつけることが、ポイ活成功の第一歩と言えるでしょう。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)の活用

SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天ポイントを貯める上で最も重要な仕組みです。対象となる楽天グループのサービスを使えば使うほど、楽天市場での買い物でもらえるポイントの倍率がアップしていきます。

SPUの対象サービスは多岐にわたり、それぞれに達成条件とアップする倍率が設定されています。例えば、以下のようなサービスがあります。

SPU対象サービス(一例) 達成条件 ポイント倍率アップ
楽天カード 楽天カードを利用して楽天市場で買い物 +1倍
楽天プレミアムカード 楽天プレミアムカードを利用して楽天市場で買い物 +2倍(楽天カードの+1倍含む)
楽天銀行 楽天銀行の口座から楽天カード利用代金を引き落とし +0.5倍
楽天モバイル 対象プランの契約 最大+4倍
楽天証券 当月合計3万円以上のポイント投資(投資信託) +0.5倍
楽天トラベル 対象サービスを月1回5,000円以上予約し、対象期間中に利用 +1倍
Rakuten Fashionアプリ Rakuten Fashionアプリで月1回以上買い物 +0.5倍

(参照:楽天ポイントクラブ SPU公式サイト)
※上記は一例であり、倍率や条件は変更される場合があります。

全てのサービスを達成する必要はありません。自分のライフスタイルに合ったサービスを無理なく利用し、SPUの倍率を少しでも上げておくことが重要です。例えば、「楽天カードで支払い、引き落とし口座を楽天銀行にする」だけでも、楽天市場での買い物が常時お得になります。SPUを意識して楽天サービスを利用することが、効率的なポイント獲得の最短ルートです。

お買い物マラソン・楽天スーパーSALEへの参加

楽天市場では、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」といった大型セールイベントが定期的に開催されます。これらの期間中は、ポイント還元率が大幅にアップするため、まとめ買いの絶好の機会です。

これらのイベントの核となるのが「ショップ買いまわり」というキャンペーンです。期間中に1,000円(税込)以上の買い物をしたショップ数に応じて、ポイント倍率が2倍、3倍…と増えていき、最大で10倍(通常ポイント1倍+特典ポイント9倍)になります。

例えば、5つのショップでそれぞれ1,000円以上の買い物をすれば、期間中の全ての買い物がポイント5倍(通常1倍+特典4倍)の対象となります。日用品や食料品、趣味のアイテムなど、すぐに必要ではないけれどいずれ買うものをリストアップしておき、この期間にまとめて購入するのが賢い戦略です。ただし、このキャンペーンで獲得できる特典ポイントには上限(多くは7,000ポイント)があるため、注意が必要です。

毎月5と0のつく日のキャンペーンを利用

毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日は「5と0のつく日」として、特別なポイントアップキャンペーンが開催されます。この日に楽天市場で楽天カードを利用して買い物をすると、通常のSPUに加えて、さらにポイントが+1倍される非常にお得な日です。(参照:楽天カード公式サイト)

このキャンペーンを利用するには、毎回エントリーが必須です。楽天市場のトップページに表示されるキャンペーンバナーから簡単にエントリーできるので、買い物前には必ず確認する習慣をつけましょう。お買い物マラソンや楽天スーパーSALEの期間中に5や0のつく日が重なることも多く、その日を狙って買い物をすることで、ポイント還元率をさらに高めることができます。

勝ったら倍キャンペーンを狙う

楽天グループがスポンサーとなっているプロスポーツチーム(東北楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸)が試合に勝利した翌日は、「勝ったら倍」キャンペーンが開催されます。

このキャンペーンにエントリーして楽天市場で買い物をすると、1チーム勝利でポイント2倍(+1倍)、2チーム勝利でポイント3倍(+2倍)と、ポイント倍率がアップします。試合結果は運に左右されますが、応援しているチームが勝てばポイントも増える、楽しみながらポイ活ができるユニークな仕組みです。お買い物マラソンや5と0のつく日と重なれば、さらなるポイントアップが期待できます。これもエントリー必須のキャンペーンなので、買い物前にチェックする価値は十分にあります。

楽天スーパーDEAL対象商品の購入

「楽天スーパーDEAL」は、対象商品の購入金額の一部が、高確率でポイントバックされるサービスです。還元率は商品によって異なり、10%〜50%と非常に高い設定になっています。

通常のポイントアップキャンペーンとは異なり、楽天スーパーDEALの還元は、特定の商品を購入した場合にのみ適用されます。おむつや飲料、化粧品といった日用品から、最新の家電製品まで、幅広いカテゴリーの商品が対象となっています。欲しい商品が楽天スーパーDEALの対象になっていれば、実質的に大幅な割引価格で購入できるのと同じです。SPUやお買い物マラソンとも併用できるため、組み合わせることで驚異的な還元率を実現することも可能です。

楽天カードでの支払い

楽天カードは、楽天ポイントを貯めるための必須アイテムと言っても過言ではありません。年会費が永年無料でありながら、基本的なポイント還元率が1%(100円につき1ポイント)と高水準です。

前述の通り、楽天市場での利用ならSPUの効果で還元率は常に2%以上になります。さらに、街のコンビニやスーパー、レストラン、公共料金の支払いなど、あらゆる場面で楽天カードを利用することで、着実にポイントを積み上げられます。まだ持っていない方は、まず楽天カードを発行することから始めるのが、楽天ポイ活の王道です。

楽天ペイでの支払い

楽天ペイは、スマートフォンを使ったQRコード決済サービスです。楽天ペイの魅力は、ポイントの二重取り・三重取りがしやすい点と、期間限定ポイントの消費に最適な点にあります。

楽天ペイの支払い元を楽天カードに設定し、チャージ残高から支払う「楽天キャッシュ」を利用すると、チャージ時に0.5%、支払い時に1%で合計最大1.5%の還元が受けられます。(参照:楽天ペイ公式サイト)
さらに、マクドナルドやファミリーマートといった楽天ポイントカード加盟店で利用すれば、会計時に楽天ペイアプリ内のポイントカードを提示し、その後楽天ペイで決済することで、「提示ポイント(最大1%)」と「決済ポイント(最大1.5%)」のポイント二重取り(合計最大2.5%還元)が簡単に実現します。

街のお店で楽天ポイントカードを提示

楽天ポイントカード(またはアプリ内のバーコード)は、街中の加盟店で提示するだけでポイントが貯まる便利なツールです。

加盟店は、マクドナルド、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ツルハドラッグ、すき家、ミスタードーナツ、コーナンなど、日常生活で利用する機会の多い店舗が揃っています。還元率は店舗によって異なりますが、多くは100円または200円の利用につき1ポイントが付与されます。現金で支払う場合でも、ポイントカードを提示するだけでポイントが貯まるので、忘れずに提示する習慣をつけましょう。

楽天銀行の利用

楽天銀行を給与の受取口座にしたり、口座振替に利用したりすることで、楽天ポイントが貯まります。また、楽天銀行には「ハッピープログラム」という優遇プログラムがあり、取引件数や預金残高に応じて会員ステージが上がり、ATM手数料や振込手数料が無料になる回数が増えたり、対象の取引で得られるポイントが増えたりします。

特に重要なのが、楽天銀行の口座から楽天カードの利用代金を引き落とす設定にすると、SPUの倍率が+0.5倍になる点です。これは一度設定してしまえば継続的に達成できるため、非常に効率の良いSPU対策です。

楽天証券の利用

楽天証券では、「ポイント投資」を通じて楽天ポイントを貯めることができます。例えば、楽天ポイントを使って投資信託を500円以上購入すると、その月のSPUが+0.5倍になります。

また、楽天カードのクレジット決済で投資信託を積み立てる「楽天カード投信積立」を利用すると、積立額に応じて0.5%〜1%のポイントが付与されます(積立上限月10万円)。これは、将来のための資産形成をしながら、同時にお得にポイントも貯められる一石二鳥の方法です。貯まったポイントを再投資に回せば、複利効果で資産を効率的に増やしていくことも期待できます。

楽天トラベルの利用

旅行や出張の際には、楽天トラベルの利用がおすすめです。国内外のホテルや航空券、レンタカーなどを予約すると、利用金額の1%のポイントが貯まります。

さらに、楽天トラベルには独自のクーポンやキャンペーンが豊富に用意されており、通常価格よりもお得に予約できるケースが多々あります。そして、月1回5,000円以上の予約と利用で、その月のSPUが+1倍になるため、楽天市場での買い物もお得になります。旅行の計画がある際は、まず楽天トラベルをチェックしてみましょう。

楽天ビューティの利用

楽天ビューティは、美容室やネイルサロン、リラクゼーション施設などを予約できるサービスです。楽天ビューティ経由で予約・来店すると、利用金額の1%のポイントが貯まります。

さらに、月1回3,000円以上の利用で、その月のSPUが+0.5倍になる特典もあります。定期的に美容室に通う習慣がある方なら、予約サイトを楽天ビューティに変えるだけで、無理なくSPUを達成し、ポイントを貯めることができます。

Rakuten Rebates(リーベイツ)を経由

Rakuten Rebates(リーベイツ)は、楽天が運営するポイントバックサイトです。ユニクロやGU、Apple公式サイト、JALなど、楽天市場には出店していない有名ストアや公式サイトでの買い物も、リーベイツのサイトを経由するだけで、購入金額に応じた楽天ポイントが貯まります。

使い方は簡単で、リーベイツのサイトから提携ストアのサイトにアクセスしていつも通り買い物をするだけ。これだけで、ストア独自のポイント(もしあれば)と楽天ポイントの二重取りが可能になります。提携ストアのラインナップも豊富なので、オンラインで買い物をする前には、一度リーベイツで対象ストアになっていないか確認する癖をつけると、取りこぼしなくポイントを貯められます。

Rakuten Fashionアプリでの買い物

Rakuten Fashionは、人気ブランドのアパレル商品などが購入できるファッション通販サイトです。このRakuten Fashionの公式アプリを使って月に1回以上買い物をすると、その月のSPUが+0.5倍になります。

楽天市場のアプリとは別のアプリなので注意が必要ですが、ファッションに興味がある方にとっては、SPUを達成しながら最新のアイテムを手に入れられるお得な方法です。セールやクーポンも頻繁に配布されているため、タイミングを合わせればさらにお得に買い物ができます。

【番外編】スキマ時間でコツコツ貯める方法

Super Point Screenの利用、楽天ウェブ検索の利用、楽天インサイトでアンケートに回答、Rakuten Pashaでレシートを送信

買い物をしなくても、日々のスキマ時間を活用して楽天ポイントをコツコツ貯める方法があります。一度に貯まるポイントは少なくても、塵も積もれば山となります。ここでは、ゲーム感覚で楽しみながらポイントを貯められる4つのサービスを紹介します。

Super Point Screenの利用

「Super Point Screen」は、楽天が公式に提供しているポイ活アプリです。このアプリの最大の特徴は、広告を見るだけで楽天ポイントが貯まる手軽さにあります。

使い方は非常にシンプルです。アプリを起動すると、ロック画面やアプリ内に広告が表示されます。その中から「P1」と書かれた広告をタップして数秒間表示させるだけで、1ポイントを獲得できます。1日に獲得できるポイント数には限りがありますが、通勤中の電車の中や、ちょっとした休憩時間など、数秒のスキマ時間さえあればポイントを貯められます。

高額なポイントが一気に貯まるわけではありませんが、毎日続ければ1ヶ月で数十〜百数十ポイントをコンスタントに稼ぐことが可能です。特別なスキルや知識は一切不要で、ただ広告をタップするだけという手軽さが魅力です。特に、期間限定ポイントが付与されることも多いため、ポイントの失効を防ぐ意味でも、少額のポイントを定期的に獲得しておくことは有効です。お買い物の予定がなくてもポイントの有効期限を延長できる「通常ポイント」がもらえる広告もあるため、楽天ポイントを失効させたくないユーザーにとっても便利なツールと言えるでしょう。

楽天ウェブ検索の利用

「楽天ウェブ検索」は、普段使っているインターネット検索を楽天のサービスに切り替えるだけでポイントが貯まる仕組みです。GoogleやYahoo!と同じようにキーワードを入力して検索すると、その検索利用回数に応じて、楽天ポイントが山分けで付与されます。

具体的には、1日の有効検索回数(検索結果がきちんと表示された回数)を1口として、口数に応じて毎日ポイントが山分けされます。1日に獲得できるポイントは数ポイント程度ですが、意識することなく、日常的な情報収集のついでにポイントが貯まっていくのが大きなメリットです。

さらに、楽天ウェブ検索では「1日5口以上の検索を5日間以上行う」といったミッションをクリアすると、楽天市場でのポイント倍率がアップするキャンペーンを定期的に開催しています。普段の検索エンジンを楽天ウェブ検索に設定しておくだけで、SPUとは別の形でポイント還元率を高めるチャンスがあります。ブラウザの拡張機能やスマートフォンアプリも提供されているため、導入のハードルも低いのが特徴です。

楽天インサイトでアンケートに回答

「楽天インサイト」は、楽天が運営するアンケートモニターサービスです。登録してモニターになると、あなたの属性や興味に合わせた様々なアンケートが届きます。そのアンケートに回答することで、謝礼として楽天ポイントを獲得できます。

アンケートの種類は多岐にわたります。数分で終わる簡単なウェブアンケートから、特定のテーマについて深く掘り下げるインタビュー調査、実際に商品を使って感想を提出するホームユーステストまで様々です。当然、手間や時間がかかるアンケートほど、もらえるポイント数も多くなります。

簡単なアンケートであれば数ポイントから数十ポイントですが、座談会や会場調査などに参加すると、一度に数千ポイントといった高額な謝礼がもらえることもあります。自分の意見や感想が、新しい商品やサービスの開発に役立つという社会貢献的な側面も持ち合わせています。まとまった空き時間がある方や、自分の意見を発信したい方にとっては、楽しみながら効率的にポイントを貯められるおすすめの方法です。獲得できるポイントは通常ポイントなので、有効期限を気にせず貯められるのも嬉しい点です。

Rakuten Pashaでレシートを送信

「Rakuten Pasha(ラクテン パシャ)」は、いつもの買い物でもらったレシートを送信するだけで楽天ポイントが貯まる、ユニークなサービスです。

利用方法は主に2つあります。
一つは「トクダネ」です。アプリ内に表示される対象商品(「今日のトクダネ」)を事前に選択(GET)しておき、その商品をスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで購入します。その後、購入したことが証明できるレシートをスマートフォンのカメラで撮影して送信すると、商品ごとに設定されたポイント(数十〜百ポイント程度)が付与されます。普段購入している牛乳やパン、洗剤などが対象になることも多いため、買い物前にチェックする習慣をつけると、いつもの買い物が少しお得になります。

もう一つは「きょうのレシートキャンペーン」です。こちらは対象商品を問わず、1日1枚、当日分の1,800円(税込)以上の買い物レシートを送信すると、ポイントが当たる抽選に参加できるというものです。

Pashaの最大のメリットは、店舗を問わないことです。楽天ポイントカードの加盟店でなくても、レシートさえ発行されれば、全国どこのスーパーやドラッグストアで購入しても対象になります。日々の食料品や日用品の買い物と連携させることで、着実にポイントを上乗せできるサービスです。

【裏ワザ】ポイントの二重取り・三重取りでさらにお得に

楽天ペイアプリでバーコードを提示、楽天カードからキャッシュへチャージ、楽天キャッシュで楽天ペイ決済

楽天ポイントの貯め方をマスターしてきたら、次はいよいよ上級編です。複数のサービスやキャンペーンを意図的に組み合わせることで、ポイントを「二重取り」や「三重取り」することが可能になります。この仕組みを理解し実践することで、ポイント還元率を劇的に引き上げ、他の人よりも圧倒的にお得にポイントを貯められます。

ポイントの二重取り・三重取りの仕組み

ポイントの二重取り・三重取りと聞くと難しく感じるかもしれませんが、その仕組みは至ってシンプルです。これは、一つの支払いアクションに対して、異なるレイヤー(階層)からそれぞれポイントを獲得するという考え方に基づいています。

ポイントがもらえるタイミングは、大きく分けて以下の3つのレイヤーに分類できます。

  1. 提示ポイント(レイヤー1): 店舗での会計時に、そのお店のポイントカードや共通ポイントカード(楽天ポイントカード、Tカードなど)を提示することで得られるポイント。
  2. 決済ポイント(レイヤー2): クレジットカードやQRコード決済、電子マネーなど、現金以外の方法で支払うことによって、その決済サービスから付与されるポイント。
  3. 経由ポイント(レイヤー3): (オンラインショッピングの場合)ポイントサイトや特定のアプリを経由して目的のECサイトにアクセスし、買い物をすることで得られるポイント。

これらの異なるレイヤーのポイント獲得方法を組み合わせることで、二重取りや三重取りが実現します。例えば、街のお店で楽天ポイントカードを提示し(レイヤー1)、楽天カードで支払う(レイヤー2)と、ポイントの二重取りが成立します。オンラインショッピングであれば、ポイントサイトを経由し(レイヤー3)、楽天市場で楽天カードを使って決済する(レイヤー2)ことで、これも二重取りになります。

重要なのは、同じレイヤーのポイントは同時にもらえないという点です。例えば、会計時に楽天ポイントカードとTカードを両方提示しても、どちらか一方のポイントしか貯まりません。しかし、レイヤーが異なれば、それぞれのポイントを獲得できるのです。この構造を理解することが、お得な組み合わせを見つけ出すための鍵となります。

ポイントサイトを経由して二重取り

オンラインショッピングでポイントの二重取りを狙う際に非常に有効なのが、ポイントサイトの活用です。ポイントサイトとは、そのサイト経由で提携先のECサイトやサービスを利用すると、利用額に応じて独自のポイントが付与されるサービスです。

楽天が公式に運営する「Rakuten Rebates(リーベイツ)」もその一種ですが、それ以外にも多くのポイントサイトが存在します。これらのポイントサイトを経由して楽天市場で買い物をすると、以下のような二重取りが可能です。

  1. ポイントサイトのポイント(経由ポイント): まず、利用したいポイントサイトにログインし、そこにある楽天市場へのリンクをクリックして楽天市場にアクセスします。そして、そのまま買い物を完了させると、購入金額の一定割合(例:1%)が、そのポイントサイトのポイントとして付与されます。
  2. 楽天ポイント(決済ポイント・SPUなど): 楽天市場での支払いには、通常通り楽天カードなどを使用します。これにより、SPUや各種キャンペーンに応じた楽天ポイントが通常通り付与されます。

この方法のメリットは、いつも通りの楽天市場での買い物に「経由する」という一手間を加えるだけで、追加のポイントがもらえる点です。貯まったポイントサイトのポイントは、現金や電子マネー、他のポイントなどに交換できます。

【注意点】

  • ポイントサイトによって、楽天市場の還元率やポイント付与の条件が異なります。
  • ポイントサイトを経由する前に楽天市場のカートに商品が入っていると、ポイント付与の対象外になる場合があります。必ずポイントサイトを経由した後に、商品をカートに入れるようにしましょう。
  • ブラウザのCookie設定が無効になっていると、正常に経由したことが認識されず、ポイントが付与されない可能性があります。

このように、オンラインでの買い物では、直接公式サイトにアクセスするのではなく、一度ポイントサイトを経由できないか確認する習慣をつけるだけで、ポイント獲得の機会を大きく広げることができます。

楽天サービスを組み合わせて三重取り

楽天ポイントの真骨頂は、楽天グループ内のサービスを組み合わせることで実現する、強力なポイントの多重取りです。特に、街の実店舗での買い物において、その威力を発揮します。

ここでは、楽天のサービスを駆使した具体的な三重取りのシナリオを解説します。

【シナリオ:楽天ポイント加盟店のドラッグストアで楽天ペイを使って買い物をする】

このシナリオでは、以下の3つのレイヤーでポイントを獲得します。

  1. 提示ポイント(レイヤー1):
    会計時に、レジで楽天ペイアプリ内に表示される楽天ポイントカードのバーコードを提示します。これにより、その店舗が定める還元率(例:200円につき1ポイント = 0.5%)で楽天ポイントがまず貯まります。
  2. チャージポイント(レイヤー2-a):
    楽天ペイで支払うためには、事前に残高(楽天キャッシュ)にチャージしておく必要があります。このチャージを楽天カードから行うことで、チャージ額に対して0.5%の楽天ポイントが付与されます。(参照:楽天カード公式サイト)
  3. 支払いポイント(レイヤー2-b):
    チャージした楽天キャッシュを使って、楽天ペイでQRコード決済を行います。これにより、支払い額に対して1%の楽天ポイントが付与されます。(参照:楽天ペイ公式サイト)

この一連の流れをまとめると、
提示(0.5%) + チャージ(0.5%) + 支払い(1%) = 合計2.0%還元
となります。もし、その店舗が100円につき1ポイント(1%)還元の加盟店であれば、合計で最大2.5%という高還元率を実現できます。

これはあくまで一例です。キャンペーンなどを組み合わせれば、還元率はさらに向上します。例えば、楽天ペイが実施する特定の加盟店でのポイントアップキャンペーンや、自治体が主導するキャッシュレス決済キャンペーンなどが重なれば、四重取り、五重取りといった状況も生まれ得ます。

このように、「ポイントカード提示」と「キャッシュレス決済」を楽天のサービスで完結させること、そしてその決済手段として「楽天カードからのチャージ」と「楽天ペイでの支払い」を組み合わせることが、街のお店でポイントを最大化する裏ワザの核心です。

貯めた楽天ポイントのお得な使い方

楽天市場や加盟店での買い物に使う、楽天ペイの支払いに充当する、楽天カードの支払いに充当する、楽天証券でポイント投資をする、楽天Edyにチャージする、ANAマイルに交換する

苦労して貯めた楽天ポイントは、その使い方次第で価値が大きく変わります。1ポイント=1円以上の価値を生み出すことも可能です。ここでは、貯めたポイントを無駄なく、そしてお得に活用するための6つの代表的な使い方を紹介します。自分のライフスタイルに合った最適な出口戦略を見つけましょう。

楽天市場や加盟店での買い物に使う

最もシンプルで分かりやすい使い方が、1ポイント=1円として、楽天市場での買い物や街の楽天ポイント加盟店での支払いに利用することです。

楽天市場では、決済画面で利用したいポイント数を入力するだけで、購入金額からその分が割り引かれます。日用品や欲しかった趣味のアイテムなど、現金を使わずに手に入れられるのは大きなメリットです。

また、マクドナルドやファミリーマート、ツルハドラッグといった街の加盟店でも、会計時に「ポイントで支払います」と伝えれば、1ポイントから利用できます。特に有効期限が迫った期間限定ポイントを消費するのに最適な方法です。数百円の少額決済でも気軽に使えるため、ランチ代やコーヒー代をポイントで支払い、現金支出を抑えるといった使い方ができます。この使い方は、ポイントの価値を直接的に「節約」という形で実感しやすい、基本中の基本と言えるでしょう。

楽天ペイの支払いに充当する

期間限定ポイントの最も有効な使い道の一つが、楽天ペイでの支払いです。楽天ペイは、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店、家電量販店など、全国の非常に多くの店舗で利用できます。

楽天ペイアプリの設定で「ポイントを優先的に使う」と設定しておけば、決済時に自動的に期間限定ポイントから消費してくれます。これにより、うっかり失効させてしまいがちな期間限定ポイントを、日常の買い物の中で確実に消化できます。

さらに、楽天ペイでポイント払いをした場合でも、楽天ポイントカード加盟店であれば、カード提示によるポイント(提示ポイント)は通常通り貯まります。ポイントで支払っているのに、さらにポイントが貯まるという、非常にお得なサイクルが生まれます。期間限定ポイントの扱いに困ったら、まずは楽天ペイで使えないか考えるのが定石です。

楽天カードの支払いに充当する

貯めた通常ポイントの価値を最大化できる使い方として非常に人気なのが、楽天カードの月々の支払いに充当する方法です。これは、カード利用で発生した請求額に対して、1ポイント=1円として直接割り当て、支払額そのものを減らすことができるサービスです。

例えば、その月のカード請求額が50,000円だった場合、10,000ポイントを利用すれば、実際の引き落とし額は40,000円になります。これは、実質的に10,000円の現金割引を受けているのと同じ効果があり、節約効果が非常に高い使い方です。

このサービスは、楽天e-NAVIという会員専用サイトから簡単に手続きできます。ただし、注意点として利用できるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは使えません。また、受付期間も毎月決まっています(通常12日〜20日頃)。家賃や光熱費など、毎月必ず発生する固定費を楽天カードで支払っている場合、その支払いにポイントを充当することで、生活費を直接的に削減できます。

楽天証券でポイント投資をする

貯めたポイントを「消費」するのではなく、「未来への投資」として活用したい方には、楽天証券でのポイント投資がおすすめです。これは、楽天ポイントを使って投資信託や国内株式などを購入できる画期的なサービスです。

1ポイント=1円として、100ポイント以上1ポイント単位で投資に回すことができます。最大のメリットは、期間限定ポイントも利用できることです(一部対象外あり)。使い道が限られ、失効しやすい期間限定ポイントを、将来の資産になりうる金融商品に変えられるのは、非常に大きな魅力です。

投資初心者の方でも、ポイントを使えば現金を使わずに投資を始められるため、心理的なハードルが低くなります。例えば、「毎月お買い物マラソンで獲得した期間限定ポイントは、すべて投資に回す」といったルールを決めれば、無理なく資産形成の第一歩を踏み出せます。もちろん投資なので元本割れのリスクはありますが、ポイントという「おまけ」で始めたと思えば、気軽にチャレンジしやすいでしょう。

楽天Edyにチャージする

楽天Edyは、楽天が提供するプリペイド型電子マネーです。コンビニやスーパーなど、全国121万カ所以上(2023年10月1日時点、参照:楽天Edy公式サイト)の加盟店で利用でき、シャリーンという決済音が特徴です。

貯まった楽天ポイントを、1ポイント=1円として楽天Edyの残高にチャージできます。これにより、楽天ペイが使えないけれど楽天Edyは使える、といった店舗でもポイントを間接的に利用できるようになります。使えるお店の幅が広がるのがメリットです。

ただし、注意点もいくつかあります。まず、チャージできるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは対象外です。また、ポイントからチャージしたEdy残高で支払いをしても、通常のEdy払いで付与される0.5%のポイントは付与されません。主に、楽天ペイの利用範囲外で、どうしてもポイントを使いたい場合の補助的な選択肢と考えるとよいでしょう。

ANAマイルに交換する

旅行好きの方にとって見逃せないのが、楽天ポイントをANA(全日本空輸)のマイルに交換するという使い方です。

交換レートは「楽天ポイント2ポイント = ANAマイル1マイル」です。一見すると価値が半分になってしまうように見えますが、マイルの価値は使い方によって大きく変動します。特に、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換する場合、1マイルあたりの価値が5円以上になることも珍しくなく、結果的に1ポイント=2.5円以上の価値で利用できる可能性があります。

交換できるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは対象外です。また、交換には数日かかるため、すぐにマイルが必要な場合には向きません。しかし、コツコツ貯めたポイントで豪華な旅行に行くという目標は、ポイ活のモチベーションを大いに高めてくれるでしょう。

楽天ポイントを貯める・使う際の注意点

楽天ポイントは非常にお得で便利なサービスですが、その仕組みを正しく理解していないと、「思ったよりポイントが貯まらなかった」「せっかく貯めたポイントが失効してしまった」といった事態に陥りかねません。ここでは、楽天ポイントを扱う上で特に注意すべき3つのポイントを解説します。

期間限定ポイントは有効期限が短い

これまでにも繰り返し触れてきましたが、最も重要な注意点が期間限定ポイントの管理です。SPUの倍率アップ分や、お買い物マラソン、勝ったら倍キャンペーンなどで付与されるポイントのほとんどは、この期間限定ポイントです。

これらのポイントは、キャンペーンごとに個別の有効期限が設定されており、その期間は1ヶ月半程度と非常に短いのが特徴です。例えば、5月15日に付与されたお買い物マラソンの特典ポイントは、6月30日23時59分に失効する、といった具合です。この有効期限は、通常ポイントのように延長されることは一切ありません。

【失効を防ぐための対策】

  1. 楽天PointClubアプリの活用: スマートフォンにアプリをインストールし、定期的にポイント残高と有効期限を確認する習慣をつけましょう。失効が近いポイントがあるとプッシュ通知で知らせてくれる機能は非常に便利です。
  2. 楽天ペイでの優先利用設定: 楽天ペイアプリの設定で、ポイントを優先的に利用するように設定しておくと、日常の買い物で自動的に期限の近いポイントから消費してくれるため、管理が楽になります。
  3. 少額でも使い切る意識: 「ポイントを使うのはもったいない」と考えず、数百円のランチやコンビニでの買い物でも積極的に利用し、期限内に使い切ることを最優先に考えましょう。

せっかく様々なキャンペーンを駆使して貯めたポイントも、使わなければゼロと同じです。「期間限定ポイントは生もの」と心得て、計画的に消費していくことが何よりも大切です。

キャンペーンにはポイント獲得上限がある

「お買い物マラソンで10店舗買いまわったから、ポイント10倍だ!」と喜んでいても、獲得できるポイント数には上限が設定されている場合がほとんどです。この上限ポイント数を把握していないと、想定よりももらえるポイントが少なくなる可能性があります。

主要なキャンペーンの獲得上限ポイント(目安)は以下の通りです。

キャンペーン名 獲得上限ポイント数(目安) 上限に達する購入金額の目安(税抜)
SPU(各サービスごと) 1,000〜5,000ポイント/月 サービスや会員ランクにより変動
お買い物マラソン/楽天スーパーSALE(買いまわり) 7,000ポイント 買いまわり倍率+9%の場合、約77,777円
毎月5と0のつく日 1,000ポイント/月 +1%なので、月間合計100,000円
勝ったら倍 1,000ポイント/日 2チーム勝利(+2%)の場合、50,000円

(参照:楽天市場 各キャンペーンページ)
※上限は変動する可能性があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

例えば、お買い物マラソンで10店舗以上買いまわり(+9%)をした場合、獲得できる特典ポイントの上限は7,000ポイントです。この場合、購入金額が約77,777円(税抜)を超えると、それ以上の金額分には買いまわりの特典ポイントが付与されません。

高額な家電などを購入する際は、この上限を意識することが重要です。複数のキャンペーンが同時開催されている場合は、それぞれのキャンペーンごとで上限が設定されているため、計算が複雑になります。「たくさん買えば無限にポイントが増えるわけではない」ということを念頭に置き、大きな買い物の前には各キャンペーンの詳細ページで上限ポイント数を確認する癖をつけましょう。

ポイント付与の対象外となる場合がある

楽天市場や楽天カードで支払いをすれば、すべての利用額に対してポイントが付与されるわけではありません。一部、ポイント付与の対象外となる商品やサービス、支払いが存在します。これを知らずにいると、当てにしていたポイントがもらえないという結果になりかねません。

【楽天市場でのポイント付与対象外の例】

  • 送料、ラッピング料: 商品本体の価格(税抜)がポイント計算の対象であり、送料などは含まれません。
  • 金券類: 商品券、ギフトカード、プリペイドカード、切手、はがきなど、換金性の高い商品は多くの場合、ポイント付与の対象外です。
  • 一部の予約商品やサービス: 一部の保険商品や、特定のサービス申し込みなども対象外となることがあります。

【楽天カード決済でのポイント還元率が異なる・対象外の例】

  • 税金・公共料金の一部: 一部の公共料金や税金の支払いでは、還元率が1%ではなく、0.2%(500円につき1ポイント)に引き下げられる場合があります。(例:国民年金保険料、自動車税など)
  • 電子マネーへのチャージ: 楽天Edy以外の電子マネー(Suica、PASMOなど)へのチャージは、多くの場合ポイント付与の対象外です。
  • 楽天キャッシュへのチャージ: 楽天カードから楽天キャッシュへのチャージは0.5%還元ですが、他のカードからのチャージは対象外です。

これらのルールは、サービスの利用規約に記載されています。特に高額な支払いをする前や、公共料金のカード払いを設定する前には、一度公式サイトのヘルプページなどで対象となるかを確認しておくと安心です。

楽天ポイントに関するよくある質問

ここでは、楽天ポイントに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えします。

通常ポイントと期間限定ポイントの違いは?

通常ポイントと期間限定ポイントの主な違いは「有効期限の有無(延長可能か)」「使い道の広さ」です。以下の表で違いを整理します。

項目 通常ポイント 期間限定ポイント
有効期限 最終獲得日から1年間(獲得のたびに延長され、実質無期限) キャンペーンごとに設定(約1ヶ月半程度、延長不可)
主な貯め方 楽天市場の通常購入、楽天カード決済、楽天銀行利用など SPU、お買い物マラソン、各種キャンペーンの特典
主な使い方 ほぼ全ての楽天サービス、楽天カード支払充当、Edyチャージ、マイル交換、ポイント投資 楽天市場や楽天ペイでの利用が主。カード支払充当やマイル交換には利用不可
管理の重要度 低い(定期利用で失効しにくいため) 非常に高い(失効しやすいため計画的な消費が必要)

簡単に言えば、通常ポイントは現金に近い万能なポイント期間限定ポイントは有効期限が短く使い道が限られるボーナスポイントと理解しておくと良いでしょう。

ポイントの有効期限はどこで確認できる?

ポイントの有効期限は、楽天の公式ポイント管理サービス「楽天PointClub」で確認するのが最も確実で簡単です。ウェブサイトとスマートフォンの公式アプリがあります。

【確認手順(楽天PointClubアプリの場合)】

  1. アプリを開き、楽天IDでログインします。
  2. トップ画面に「総保有ポイント」と共に、「うち期間限定ポイント」が表示されています。
  3. 画面を少し下にスクロールすると「ポイント実績」という項目があります。
  4. 「ポイント実績」をタップすると、これまでに獲得・利用したポイントの履歴が一覧で表示されます。
  5. さらに画面上部の「有効期限」タブをタップすると、保有しているポイントがいつ失効するのか、日付ごとにまとめて表示されます。

特に期間限定ポイントは、いつまでに何ポイント失効するかが一目でわかるため、定期的にこの画面を確認する習慣をつけることを強くおすすめします。

楽天ポイントはいくらから使える?

楽天ポイントは、多くのサービスで「1ポイント」から利用できます。

  • 楽天市場での買い物: 1ポイント単位で、1ポイントから利用可能です。
  • 楽天ポイント加盟店(街のお店): こちらも1ポイント単位で、1ポイントから支払いに使えます。
  • 楽天ペイ: 支払い時に1ポイント単位で利用できます。
  • 楽天カードの支払い充当: 50ポイント以上1ポイント単位で利用できます。
  • 楽天証券のポイント投資: 投資信託や国内株式の購入には、100ポイント以上1ポイント単位で利用できます。
  • 楽天Edyへのチャージ: 1ポイント単位でチャージ可能です。

このように、ほとんどのシーンで1ポイントから無駄なく使えるため、少額のポイントしか持っていない場合でも、気軽に利用できるのが楽天ポイントの魅力の一つです。例えば、コンビニで158円の飲み物を買う際に、端数の8ポイントだけ使って支払いを150円にするといった使い方も可能です。

まとめ

本記事では、楽天ポイントの基本から、お得な貯め方15選、ポイントの多重取りといった裏ワザ、そして賢い使い方まで、幅広く解説してきました。楽天ポイントは、単なるおまけではなく、意識して貯めて使うことで家計を助ける強力なツールとなり得ます。

最後に、楽天ポイントを効率的に貯めて活用するための3つの鉄則をまとめます。

  1. SPUを制する者が楽天ポイントを制す: 日常生活に関わるサービス(クレジットカード、銀行、スマホ、証券など)を楽天グループに集約し、SPUの倍率を無理なく高めておくことが、全ての基本となります。まずは自分が達成できそうなSPUから始めてみましょう。
  2. 大きな買い物はキャンペーンを待つ: 日用品のまとめ買いや高額な家電の購入は、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」の期間中、かつ「5と0のつく日」を狙うのが最も効率的です。事前に欲しいものリストを作成し、キャンペーンが始まったら一気に購入する計画性が、大量ポイント獲得の鍵です。
  3. 期間限定ポイントの管理を徹底する: せっかく貯めたポイントも、失効しては意味がありません。楽天PointClubアプリと楽天ペイを活用し、有効期限の短い期間限定ポイントから確実に消費していく仕組みを作りましょう。「貯める」ことと同じくらい「使い切る」ことが重要です。

楽天ポイントの世界は奥深く、常に新しいキャンペーンやサービスが登場します。しかし、今回ご紹介した基本的な考え方とテクニックを身につければ、どんな状況でも柔軟に対応し、お得を最大限に享受できるはずです。

まずはこの記事で紹介した貯め方の中から、自分にできそうなものを一つでも始めてみてください。その小さな一歩が、あなたの「ポイ活」ライフを豊かにする大きな飛躍へと繋がっていくでしょう。